2018年のフォーメーションの流行、トレンドは?【サッカー】

サッカーのフォーメーションはルールの変更、システムや戦術によって変化?進化?してきました。

1800年代中ごろからのVフォーメーション(2-3-5)から始まり、

1900年はじめにはWMフォーメーション(3-2-5)と主流が変化してきました。

今回は現在のフォーメーションのトレンド、流行を調べてみました。

各国リーグの傾向

サッカーの本場、欧州の2017-2018のリーグは終了し、それぞれのリーグで順位が決まりました。

フォーメーションのトレンドを知るにあたり、各国リーグの上位チーム、名門チームのフォーメーションを調べてみました。

2018年現在の流行、トレンドがわかると思います。

プレミアリーグ(イングランド)

  1. マンチェスターC:4-3-3
  2. マンチェスターU:4-3-3
  3. トットナム:4-5-1(4-2-3-1)
  4. リバプール:4-3-3

リーガエスパニョーラ(スペイン)

  1. バルセロナ:4-4-2
  2. アトレティコ:4-4-2
  3. レアルマドリー:4-4-2(4-3-1-2)
  4. バレンシア:4-4-2

ブンデスリーガ(ドイツ)

  1. バイエルン:4-3-3
  2. シャルケ:3-5-2
  3. ホッフェンハイム:3-4-3
  4. ドルトムント:4-5-1

セリアA(イタリア)

  1. ユベントス:4-5-1
  2. ナポリ:4-3-3
  3. ローマ:4-3-3
  4. インテル:4-5-1(4-2-3-1)

リーグアン(フランス)

  1. パリサンジェ:4-3-3
  2. モナコ:4-4-2
  3. リヨン:4-5-1(4-3-1-2)
  4. マルセイユ:4-5-1(4-2-3-1)

欧州の5つのリーグの上位4チームのフォーメーションを羅列してみました。

クラブチームレベルでみると、4-3-34-5-1が多いですね。

クラブチームのフォーメーションのトレンドはこの2つの傾向が強い、流行っているということになると思います。

この記事を書いている今、ワールドカップロシア大会が行われていますが、

出場チームのうちFIFAランキングの高い順にフォーメーションを確認してみます。

  1. ドイツ:4-5-1(4-2-3-1)
  2. ブラジル:4-3-3
  3. ベルギー:3-6-1
  4. ポルトガル:4-4-2
  5. アルゼンチン:4-4-2
  6. スイス:4-5-1(4-2-3-1)
  7. フランス:4-3-3
  8. ポーランド:4-5-1(4-2-3-1)
  9. スペイン:4-3-3
  10. ペルー:4-5-1(4-2-3-1)

代表レベルでは4-5-1(4-2-3-1)が最も多く僅差で4-3-3となっています。

クラブチームと代表チームを合わせてみてみると、4-3-3と4-5-1が丁度同じになります。

つまり、2018のフォーメーションの流行、トレンドはこの2つのフォーメーションであると言えるでしょう。

スポンサーリンク

4-3-3と4-5-1

2018年度のフォーメーションのトレンドは4-3-3と4-5-1と言えると思いますので、

実際にこのフォーメーションをみてみましょう。

複数のチームを1つのフォーメーション図に表記してみたいと思います。

4-3-3(ブラジル/スペイン)

ネーム上がブラジル、下がスペインです。フォーメーションのトレンド4-3-3で攻撃を意識した隊形です。

ブラジルとスペインでは少しサッカーの攻撃、守備のやり方が異なりますが、

攻撃で主導権を握ろう、相手に合わせるのではなく、自分たちのスタイルでサッカーをしようという考え方だと思います。

ブラジルはネイマール、コウチーニョにボールが集まり、ワイドで攻撃する傾向にありますが、

スペインはブスケツ、イニエスタのMFを中心としてがボールを細かく回し人数をかけて攻めようというスタイルです。

 

日本に所縁のあるダビドシルバのバイタルエリア付近でのプレーは本当にお手本になります。

選手の配置だけでみると攻撃5人、守備5人ですからやはり攻撃に主眼をおいたフォーメーションになりますね。

代表ではブラジル、スペインのほかにフランス、メキシコ、セネガルなど

クラブチームではマンチェスターC、マンチェスターU、リバプールなど、多くのチームが採用しています。

4-3-3はけっこう昔からありますけど、MFの構成や両ウイングのプレーの違いなど変化がありながら現在に至っていますが、

やはり、2018年の流行、トレンドであり、最先端のフォーメーションであると言えると思います。

4-5-1(ドイツ/日本)

ネーム上がドイツ、下が日本の4-5-1のフォーメーションです。

採用しているチームが拮抗していますので、こちらも流行でありトレンドと言えます。

ダブルボランチの守備力と展開力、攻撃の主軸は攻撃的MFの3人という中盤の構成力がポイントとなる、

全体的にやや守備に主眼を置いたフォーメーションと言えるでしょう。

ドイツも日本もトップが点を獲るというよりも2列目のミュラー、エジル、香川、乾あたりがよく点を獲るという傾向にありますね。2列目勝負なんです(笑)。

この記事の始めのほうでも表記しましたが、本来は4-5-1と表記するのですが、

最近は4-2-3-1と表記するのもトレンドと言えるでしょう。

 

ナショナルチームではドイツや日本、スイス、ポーランド、セルビア、クロアチアなど、

クラブチームではトットナム、ドルトムント、インテル、マルセイユなど多くのチームが採用しています。

やはり2018年の流行でありトレンドと言えるでしょう。

MF陣の攻撃力や守備力を最大限に生かそうとする意図がうかがえるフォーメーションだと思います。

過去のトレンド

最初にも書きましたが、サッカーのフォーメーションはルールや戦術の変更、進化により様々に変更されてきました。

その時代時代にトレンドとなるフォーメーションが採用され、

それぞれの監督が得意のフォーメーションを使っていました。

ここでは過去のトレンドとなったフォーメーションを紹介します。

黄金のカルテッド&シャンパンサッカー

1980年代にフォーメーションで流行となったのが4-4-2です。

特に1982年W杯スペイン大会でのブラジルはジーコ、ソクラテス、ファルカン、セレーゾという当時のスーパースターを擁したサッカーで黄金のカルテッドと称され、世界を魅了しました。

また、1986年W杯メキシコ大会ではフランスのミッシェル・プラティニを中心としたMF陣で華麗にパスを繋ぐサッカーでシャンパンサッカーと称されました。

このブラジルの黄金のカルテッド、フランスのシャンパンサッカーのフォーメーションは4-4-2でした。

1980年代のトレンドと言えるでしょう。フォーメーション図のネーム上が82年のブラジル、下が86年フランスの選手です。

ACミランの黄金期

1987年にアリゴ・サッキがACミランの監督に就任。

サッキは当時ナポリのマラドーナをやっつけるためにゾーンプレスを採用しスクデットを獲得。

ここから1990年代中ごろまでミランはイタリア国内はもとより、欧州最強のチームとなり、この時代はACミランの黄金期と言われます。

このアリゴ・サッキの採用したフォーメーションは4-4-2でフラットなバックライン、フラットなMFでボールを奪い、素早く攻撃に移るという戦術でした。

オランダトリオと言われたルート・フリット、マルコ・ファン・バステン、フランク・ライカールトの3選手がミランの中心で1988年のバロンドール1~3位を独占。

1991年にファビオ・カペッロが監督に就任すると91年はセリアA初のリーグ無敗優勝を成し遂げ、この後セリエA3連覇。

欧州チャンピオンズリーグも3期連続で決勝進出、94年CL決勝ではクライフ率いる最強バルセロナに下馬評を覆し4-0の快勝。

「グランデ・ミラン」「無敵のミラン」と言われるほど強かったです。

このACミランの覇権は1980年代後半から1990年中ごろまで続き、

戦術やシステムが変更しても基本フォーメーションは4-4-2で、時代の流行だったんですね。

次のフォーメーション図はネーム上が1988年のミラン、下が1994年のミランです。

バレージ、コスタクルタ、マルディーニは88~94年の間変わらずスタメンです。

名将の得意フォーメーション

世界の監督、名将は自分の得意な、多用するフォーメーションを持っています。

例えば、ジョゼ・モウリーニョは4-3-3を好み、グアルディオラも4-3-3(4-1-4-1)を多用します。

もちろん、このフォーメーションは試合の状況や相手によって応用アレンジされるのも当たり前のことですが、

この現代の名将2人をみても、現代サッカーのフォーメーションのトレンドは4-3-3であると言えると思います。

ほかにも、

  • マルセロ・ビエルサ(3-4-3)
  • フース・ヒディング(4-3-3)
  • アルベルト・ザッケローニ(3-4-3)
  • カルロ・アンチェロッティ(4-3-1-2)

など、各名将による好みがあるようです。

ビエルサとザッケローニに関しては3-4-3が好みということは、とにかく高い位置でボールを奪い、時間をかけないで攻撃するショートカウンターがお好みのようですね。

また。アンチェロッティの好みの4-3-1-2も実は4-4-2若しくは4-3-3の変形だと思いますね。

4-3-3と同様に多かった4-5-1(4-2-3-1)についても、その原型は4-3-3だと思います。

FW3人のうち2人をMFの位置に下げ、MFの構成を攻撃と守備に分担することで4列(4-3-1-2とか4-2-3-1など)の表記になっていると思います。

そう考えると、現代サッカーの流行、トレンドは4-3-3のフォーメーションであると言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回はフォーメーションについてのトレンドとして2018年の傾向、また、数例ですけど、

過去に流行したフォーメーションを思い出しながら考えてみました。

使用しているチームをみると、4-3-3、4-5-1(4-2-3-1)が2018年の流行していますね。

ただ、この記事で言うフォーメーションは選手の隊形、基本布陣のことを指していまして、

サッカーの試合でのシステムや戦術を加味して考えると、とても詳細で複雑なものになります。

これまでの記事でも紹介していますが、DF-MF-FWの人数を確認するだけで、ある程度のチームの傾向がわかると思います。

試合を観戦するときなどには、基本布陣を確認すると良いと思います。

フォーメーションについての過去記事<<フォーメーションと特徴を知ってサッカーを楽しみましょう>>もご参照ください。