【私見です】サッカーの強い国が強い理由はずばり!

サッカーの強い国が、サッカーが強い理由はなんでしょうか?

まったくの私見なんですけど、その謎を解くカギはずばり「お金」です。

サッカーの強い国は、サッカーとお金が大きく関係しているんです。

今回は、サッカーの強い国が、サッカーが強い理由を掘り下げて考えてみました。

目次

サッカーの強い国とは

出典:http://sport.bt.com

サッカーの強い国って言ったらどこの国が思い浮かびますか?

W杯や欧州選手権などの優勝国や、FIFAランキングなどが強い理由とするならば、

  • ドイツ
  • イタリア
  • フランス
  • イングランド
  • スペイン
  • ブラジル
  • アルゼンチン
  • ウルグアイ
  • ポルトガル
  • デンマーク
  • チェコ
  • ベルギー

などの国がサッカーの強い国だと思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

これらの国は、おそらく世界中で、サッカーの強い国だと認められていると思います。

強い国とは、W杯や欧州選手権などの大陸選手権などの国際大会で優勝争いを演じたり、

FIFAランキングで上位(例えば5位以内に入るとか)経験のある国々が該当するのではないでしょうか。

サッカーの強い国のサッカーが強い理由を考えるにあたって、

まず、この強い国のモデルを覚えておきましょう。

強い国が強い理由

それでは、先ほどのサッカーの強い国がサッカーの強い理由を探っていきます。

 

サッカーが強い国の理由、そのひとつは、その国のプロリーグが盛んであることです。

盛んであるとはどういう状態なのか、サッカーが大きなビジネスになっているということです。

各国のリーグの収入を比較してみます。

 
リーグ収入(約) クラブ平均収入(約)
イングランド(プレミア) 4600億円 223億円
ドイツ(ブンデス) 3000億円 165億円
スペイン(ラリーガ) 2300億円 116億円
イタリア(セリエA) 2000億円 100億円
フランス(リーグアン) 1600億円 80億円
日 本(Jリーグ) 600億円 33億円
※日 本(野球) 1400億円 117億円
※アメリカ(アメフト) 1兆3000億円 410億円
※アメリカ(野球) 9500億円 320億円
金額を比較するするために2015年のデータをお借りしました。2018年に日本のJリーグは1000億円を超えています。参考Wikipedia

リーグの収入、1クラブの平均収入の比較で各国のサッカーリーグの規模がわかると思います。

また、比較として日本のプロ野球、アメリカの野球とアメフトリーグの収入等も示してみました。

 

サッカーの4大リーグと言われているイングランド、ドイツ、スペイン、イタリアにはこれだけのお金が使われているわけです。

日本のJリーグの3~8倍ほどの規模になりますし、日本のプロ野球も4大リーグには及びません。

しかも、欧州の各国に比較して人口は日本のほうが多いわけですからね。

サッカーの収入は

  • 興行収入(試合のチケット、グッズなど)
  • 放映権収入(テレビなどの放映権利)
  • 商業収入(広告やスポンサー)

によるものが主ですが、

日本よりも人口の少ない欧州各国が莫大な収入があるのは、サッカーへの価値感の違いによるものだと思われます。

このように、サッカーに対して使われるお金の規模が、サッカーの強い国の理由のひとつとして考えられると思います。

イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランスはこれに該当することになりますね。

 

サッカーに使われるお金が大きくなると、選手に支払われる給料も高くなりますから、良い選手が集まってきます。

実際に世界各国のサッカー選手は、イングランドやドイツ、スペインなどのビッグクラブを目指します。

世界のトップレベルにある選手たちが莫大なお金のあるリーグのクラブに集結しますので、

これらのリーグはサッカーのレベルが高くなることは想像できますよね。

そこで、莫大な収入を得ている各国リーグでプレーしている外国人選手の数をみてみましょう。

2018年ロシアW杯に出場した強豪国のメンバーの所属リーグを比較してみますね。

※出場していないイタリア、オランダなどは直近の代表メンバーでカウントしてみます。

リーグ→ プレミア ブンデス ラリーガ セリエA リーグアン (24人中)
↓国 (イングランド) (ドイツ) (スペイン) (イタリア) (フランス) ↓計↓
イングランド 0人
ドイツ 3人 2人 1人 2人 8人
スペイン 4人 1人 1人 6人
イタリア 2人 1人 1人 4人
フランス 5人 2人 6人 1人 14人
ブラジル 6人 5人 3人 14人
アルゼンチン 5人 3人 5人 1人 14人
ウルグアイ 4人 5人 9人
ポルトガル 4人 1人 2人 2人 2人 11人
デンマーク 7人 3人 3人 2人 2人 17人
チェコ 3人 4人 1人 3人 1人 12人
オランダ 6人 2人 2人 3人 3人 16人
ベルギー 11人 3人 2人 1人 2人 19人
日本 2人 7人 2人 2人 13人
計→ 58人 24人 26人 27人 16人

↑4大リーグのイングランド、ドイツ、スペイン、イタリアの国外でプレーする選手は少ないことがわかりますよね。

イングランドに限っては国外でプレーしている選手はいませんでした。

ブラジルやアルゼンチン、またベルギー、オランダ、デンマークなどは、

自国でプレーする選手よりも、4大リーグ、特に莫大な収入のあるイングランドでのプレーが目立ちます。

ベルギーは24人の登録のうち19人が4大リーグ+フランスでプレーしているということになります。

 

このことがサッカーの強い国のサッカーの強い理由のふたつ目、

国内リーグが4大リーグほどの収入のない国は、4大リーグでプレーする選手が多いということです。

これは、世界の国々の凄いサッカー選手が集結するので、

そこでは常にレベルの高いサッカー環境にあるので、いわゆる「もまれる」わけです。

世界で最もレベルの高いサッカー環境でプレーしている選手が多いことが、

ブラジル、アルゼンチン、ベルギー、デンマークなどが、サッカーが強い理由です。

  1. 莫大な収入のあるリーグを持つ国(4大リーグ)
  2. 4大リーグでプレーする選手が多い

何と言っても、この2つがサッカーの強い国が、サッカーが強い理由です。

スポーツビジネス

では、なぜ4大リーグに莫大なお金が集まり、世界中のサッカー選手が4大リーグを目指すのか。

それは、最初のほうでちょっと触れましたけど、

サッカーそのものがお金を生み出すという仕組み(ビジネスモデル)が出来上がっているからなんですね。

このサッカーがお金を生み出して、サッカーをとおしてビジネスができるという仕組みは、

各国のサッカー事情、歴史、文化、生活スタイルなどをひっくるめて、サッカーに対する価値観が影響していると思います。

この価値観もサッカーの強い、弱いの理由に含まれます。

 

例えば、先ほどアメリカの野球やアメフトの収入を載せましたが、

アメリカの4大スポーツ、アメフト、野球、バスケット、アイスホッケーですけど、

アメフト、野球、バスケはサッカープレミアリーグを超える莫大な収入を生み出しています。

アイスホッケーも約3800億円の収入で、イングランドには及びませんが、

サッカー界で2番目に儲けているドイツを超えています。

アメリカのサッカー、メジャーリーグサッカーは日本のJリーグと同じくらいの規模です。

アメリカでは、サッカーよりもアメフト、野球、バスケがお金を生み出すんですね。

アメリカとヨーロッパの人たちのスポーツに対する価値観の違いがこのような状況を表しています。

アメリカでは、アメフト、野球、バスケット、アイスホッケーが親しまれてきて、人気があり、

スタジアムにも大勢の人が観戦に行き、テレビで放映してもたくさんの人が観る。

 

悪く言うつもりはありませんが、日本のアメフトやアイスホッケーはマイナーなスポーツの部類に入ると思います。

このことがアメリカと日本のスポーツに対する価値観の違いであり、

欧州や南米のサッカーに対する価値観の違いですよね。

繰り返しますが、この価値観の違いが、サッカーやスポーツがどれだけお金を生み出すかの違いであり、

この価値観が、サッカーの強い国とそうでもない国の理由になるんだと思います。

過去記事で、サッカーの競技人口について書いているんですけど、

価値観の違いは競技人口にも表れますし、

それぞれの国のサッカー人気、サッカーが盛んかどうかに表れます。

サッカーの試合の平均入場者数にも表れます。

  • ドイツ:45000人
  • イングランド:34000人
  • スペイン:28000人
  • メキシコ:25000人
  • イタリア:22000人
  • ブラジル:15000人
  • 中 国:17000人
  • 日 本:16000人

平均ですよ。

ドイツは平均で45000人入るんです。お客さんが。

 

これらのように、サッカーの強い国のサッカーが強い理由は!?と考えたときに、

サッカーがお金を生み出していること、お金を生み出しているところのサッカーに関わっていること、

が、大きな理由であり、

じゃ、なんで莫大なお金がサッカーに集まるのかと考えると、

それぞれのエリア、国でのサッカーへの価値観によってお金を生み出す仕組みが出来上がっているということだと思います。

まとめてみますと、

サッカーが強い理由

Ⅰ サッカーが莫大なお金を生み出す

1.サッカーの価値観(歴史、文化、生活スタイル)

2.サッカーのステイタス(人気、競技人口)

3.サッカーの仕組み(運営、育成)

Ⅱ 莫大なお金を持つ環境を利用する

サッカーの強い理由はこのような構図になると思います。

まとめ

以上、今回はサッカーの強い国がサッカーが強い理由を考えてみました。

あくまでも私個人の勝手な考えですので、ご理解ください(笑)

 

サッカーが強い理由、それはお金です。どれだけのお金が使われて、どれだけ儲かっているかということが最大の理由です。

お金が集まるということは、サッカーにお金を使っても良いという人が多いということを表していて、

サッカーをとおしてビジネスが成り立つという有利な環境、市場があるということです。

 

集まったお金で、さらに面白いサッカーを作り上げていったり、

育成に投資して有能な選手を生み出したり、

有能な選手が生み出せたら、その選手を観にいく人が増え、放映も観てくれ、グッズも売れ、

引退した選手は、指導者やクラブ運営などで食べていける・・・などなど、

多くの人がサッカーをとおして生活ができて、

多くの人がサッカーに関りながら生活できるという、スタイルができるんですよね。

それぞれの国民の生活に、サッカーがどれだけ影響しているのか、その度合いがサッカーの強さの理由だと思います。

アメリカの人たちにとってのアメフトや野球、バスケットも同じで、

アメフト、野球、バスケットはアメリカが世界で一番強いですよね。

それらの競技は、アメリカでは莫大なお金を生み出しているからです。

 

今回の記事が読んでくださった皆様のサッカーの楽しみにお役にたてればうれしく思います。

よかったら過去記事の<<サッカー選手にタトゥーが多いのはなぜ?日本人選手は?>>もご一読ください。

うんちくでもサッカーを楽しんでいただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。