【歴代】日本人ボランチのランキング【サッカー】

歴代最強の日本人ボランチは誰だ!?ということで、

超個人的思考による歴代の日本人選手のボランチをランキングしてみたいと思います。

僕の知っているボランチは西村昭宏、宮内聡あたりから始まり、最近では山口蛍、井手口陽介あたりまでの選手です。

歴代の日本人ボランチのベスト5をあげてみたいと思います。

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ボランチ・・・って

とはいうものの、ボランチって結構ややこしいポジションなんですよねぇ。

ボランチとはポルトガル語でありブラジルのサッカー用語で本来は守備的MF(英語ではDefensive Midfielder)を指します

MF陣の中央/最後尾に位置するポジションで、機能や役割によって攻撃型、守備型、司令塔型に区分けされたりしています。

1990年代にブラジルサッカーの影響でボランチという用語が使われるようになったんですが、

本来はセンターハーフのうちディフェンシブハーフ(日本では中盤の底などと言います)と言われていました。

MFにも位置情報や機能、役割を示すいろいろなポジション名があるのですが、

今回のボランチの歴代のランキングを考えるにあたっては、

ボランチの意味(ハンドル=操る人)である攻撃も守備もコントロールする守備的ミッドフィルダーとして考えてみたいと思います。

日本人選手

これまでに、ボランチとして活躍した日本人にはどんな選手がいるのか。

機能/役割/特徴によって区分けして紹介したいと思います。

ボランチのうち攻撃型、守備型、司令塔型に区分けしたいと思います。

歴代の選手をみてみましょう。

攻撃型ボランチ

ボランチは本来守備がメインのポジションなのに攻撃型というのもちょっと違和感がありますが、

ボランチのタイプを表すのにこういう表記になってしまいます、すみません。

イタリアでは「インクルソーレ」、スペインでは「ピボーテ・セグンド」と呼ばれます。

前線へ顔を出し得点に絡むボランチとイメージしてもらえば良いと思います。

スティーブン・ジェラードフランク・ランパードなどが攻撃型ボランチにあたります。

純粋なセントラル・ミッドフィルダーがこれに当たるんだと思います。

これに該当する歴代の日本人は

  • 稲本潤一
  • 長谷部誠
  • 伊東輝悦
  • 山口素弘

守備型ボランチ

ボランチのうち、より守備に特化したタイプ。

英語圏では「ホールディングミッドフィルダー(Holding Midfielder 別名アンカー)」、

イタリアでは「インテルディトーレ」、

スペインでは「ピボーテ・ディフェンシーボ」、

ブラジルでは「プリメイロ・ボランチ」と呼ばれます。

ボランチの中でも特に守備を重視した役割で、バイタルエリアを守ることやボール奪取がプレーの中心となり、攻撃にはほぼ参加しません。

中盤の底でボールを奪いまくってるというイメージですね。

クロード・マケレレセルヒオ・ブスケツなどが守備的ボランチになります。

これに該当する日本人は

  • 森保一
  • 鈴木啓太
  • 明神智和
  • 戸田和幸
  • 福西嵩史
  • 阿部勇樹
  • 今野泰幸
  • 細貝萌
  • 山口蛍

司令塔型ボランチ

ボランチのうち、守備を軽減され攻撃の組み立てをするタイプ。

イタリアで「レジスタ」、スペインで「ピボーテ・オルガニサドール」と呼ばれます。

プレーの特徴は長短のパスですね。

フィニッシュのためのラストパスではなく、相手から奪取したボールを自分に集め、

効果的な攻撃を始めるための正確なパスが多くなります。

攻撃を組み立てるために広い視野と戦術眼(安全や危険を察知する感覚)が必要です。

中盤の真ん中、底であんまり守備をしていなくて、DFからボールが集まり、

あっちこっちにパスを散らしている選手が司令塔型ボランチです。

ピルロシャビがこれに当たります。

これに該当する歴代の日本人は、

  • 名波浩
  • 小笠原満男
  • 遠藤保仁
  • 中村憲剛
  • 柴崎岳
  • 大島僚太

という具合に区分けしてみました。

 

区分けするのにちょっと迷いましたし賛否両論あるでしょうけど、

僕の超個人的思考による区分けということでご容赦くださいm(__)m

純粋な守備的MFを選びたかったんですが、日本の場合は思ったより少ないんですね。

例えば、中田英とか小野伸なんかもボランチでプレーしていましたが、

彼らは本来攻撃的MFであって、本職のボランチではないです。

そういうと、名波とか遠藤とかも本来ボランチではないとの声も聞こえてきそうですけど、

ボランチとして大成したということでチョイスしました。

 

日本では司令塔と言えば攻撃的MFがその役割を担うことが多かったので、

守備的MFが司令塔をするということはほとんどなかったんです。

サッカーのシステムや戦術の変化に伴い、ボランチが司令塔を兼ねるようになったとき、

攻撃的MFがポジションを下げることが多かったです。

それが、名波であり中田英であり小野伸であったりします。

ちょっと曖昧ですが、以上が日本の歴代ボランチランキングのエントリーとしたいと思います。

ランキングの基準?

ランキングするにあたって、基準?を設定したいと思います。

と言いましても、完全に僕の判断になってしまいますけど(笑)。

  1. ボランチとしての直接・間接的守備力(世界的にみて)
  2. ボランチとしての直接・間接的攻撃力(世界的にみて)
  3. 個人の機能・特徴の発揮レベル
  4. 日本代表での実績
  5. 海外チームでの実績

をベースに判断してみたいと思います。

例えば、判断基準が日本代表のキャップ数に重きをおけば遠藤となってしまいますが、

遠藤は海外チームでの実績がありません(本人が断ったとしても)。

海外チームでの実績を考えれば稲本、長谷部、細貝などが実績がありますが、細貝は代表実績が少ないです。

ボランチとしての個人の特徴としての発揮レベルとして考えると今野や阿部、戸田あたりのインパクトは強烈になります。

ここらへんを総合的に判断してランキングしてみたいと思います。

特に、ボランチとしての能力がマケレレやピルロ、ブスケツなどの世界基準と比較したときにどうなのかという極めて曖昧な視点で判断したいと思います(笑)。

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日本人ボランチのランキング(歴代)

第5位 阿部 勇樹

  • 【守備4 攻撃4 発揮3 代表3 海外2 合計16】
  • 1981年生まれ 千葉県市川市出身
  • 所属クラブ ジェフ千葉-浦和レッズ-レスター・シティ-浦和レッズ
  • 代表キャップ 53

1998年、16歳でJリーグデビュー。

これまでにJリーグでリーグ、カップ戦は628試合出場していて、2010~2012年はイングランドのプレミアリーグのひとつ下のディビジョンであったレスター・シティで59試合出場実績があります。

日本代表としては53試合出場しており、ジーコ、オシム、岡ちゃんと3人の監督から選出されています。

生粋のボランチなんですけど、ジェフ時代にオシムに見いだされ複数のポジションをこなすポリバレントの先駆けであり、ユーティリティプレーヤーとして評価が高いです。

ボランチの選手としては珍しく、FKやPKのキッカーを任されることが多く、FKでの得点も多いです。

2010南アフリカ大会の後イングランドの2部でしたが、レスターでもレギュラーとして活躍しています。

 

阿部勇樹が最も輝いたのは、何といっても2010南アフリカ大会で、

3ボランチの底アンカーとして(←岡ちゃんはアンカーではないと言ってますけど)4試合に出場し、

日本代表のベスト16進出に大きく貢献したことだと思います。大活躍でしたね。

日本サッカーに影響を与えたオシムの申し子と言っても過言ではなく、

阿部本人も「体の中心にはオシムがいる」と話しているようです。

36歳、現役続行中です。

第4位 今野 泰幸

  • 【守備5 攻撃3 発揮4 代表4 海外0 合計16】
  • 1983年生まれ 宮城県仙台市出身
  • 所蔵クラブ 札幌-東京-G大阪
  • 代表キャップ 93

阿部勇樹と同点でしたが、ボランチの特徴でもあるボール奪取力が半端ないってことで今野を4位としました。

2001年に札幌でJリーグデビュー。

その後、FC東京、G大阪で主力として試合に出場し、J1、J2合わせて604試合に出場しています。

日本代表としては93試合(歴代10位)に出場しており、

ボランチよりもセンターバックとしての出場のほうが多いかもしれません。

やはり複数のポジションをこなすユーティリティプレーヤーでボランチやセンターバックなどをこなします。

日本代表にはジーコ、オシム、岡ちゃん、ザッケローニの4人の監督から選出され、評価が高かったことがうかがえます。

今野の印象的なのはG大阪での遠藤とのコンビ、直接的な守備をしない遠藤の分まで有り余るボール奪取力で遠藤をフォロー、ナイスなコンビです。

代表の試合では、2011年アジアカップで優勝したときのCBを若き吉田麻也をリードしディフェンスラインを統率。

1次リーグから苦しい試合が続き、

決勝トーナメントでの吉田麻也退場からの逆転勝ちしたカタール、

ドタバタPK戦の韓国、李のスーパーボレーのオーストラリア全試合に出場し、

ザックに初のタイトルをもたらした中心が今野でしたね。

また、2012年フランスとのフレンドリーマッチでフランスに勝利しますが、

今野の炎の60mドリブル、この2つは今野が自分の特徴を発揮して、僕らを感動させてくれました。

強くないフィジカルやあまり上手ではない攻撃の組み立てを独特の感覚の守備力で補う古典的な守備的MFの典型だと思います。

ピルロと組んだプレーをみてみたかったですね。

今野の炎のドリブル(0:45~)です。

第3位 遠藤 保仁

  • 【守備4 攻撃5 発揮5 代表7 海外0 合計21】
  • 1980年生まれ 鹿児島県鹿児島市出身
  • 所蔵クラブ 横浜F-京都-G大阪
  • 代表キャップ 152

他のサイト様のランキングでは軒並み1位でありましたヤット、僕の歴代ランキングでは3位となりました。

あんまり説明もいらないかもしれませんが、1998年横浜フリューゲルスでJ1デビュー。

以降京都、G大阪で709試合、121ゴールという実績。

ご存知のように代表キャップは日本歴代1位、世界でもたぶん13か14番目だと思います。

 

ボランチとしては典型的な司令塔型で、正確なパスと後方からのビルドアップで攻撃をコントロールします。

直接的な守備はあんまりしませんが、有り余るボールキープ、ボールコントロールでロストが少ない(間接的な守備が凄いということ)。

小野、高原、稲本などと同じ黄金の世代ですが、この世代が全盛期の2000~2006年くらいはポジション争いが激しく、出場機会が少なかったですね。

オシムの指導を受け運動量が増えると岡ちゃん、ザック時代は不動のレギュラーとして長年日本代表を支える。

日本が,

いやアジアが誇るレジスタですが、海外でのプレーがないため、世界でどれだけやれたのかが不明。

世界基準にあるのかどうかわからないことが、このランキングでは3位になった理由です。

ヤットは安定したプレーが持ち味なので、代表戦などであまり印象に残っていないんですよねぇ。

2010南アフリカのFKは印象に残っていますけど。

第2位 長谷部誠

  • 【守備4 攻撃4 発揮5 代表5 海外5 合計23】
  • 1984年生まれ 静岡県藤枝市出身
  • 所蔵クラブ 浦和-ヴォルフスブルク-ニュルンベルク-フランクフルト
  • 代表キャップ 111

2位と1位も同点となってしまいましたが、個人の印象度合いの差で2位を長谷部としました。

2002年にJデビューしていますが、この年はカップ戦1試合のみ。

Jリーグでは6年間で199試合出場、ブンデスリーガで11年287試合出場。

詳しく調べていませんが、おそらく、海外チームでプレーしている選手のうち最も長期間だと思います。

しかも、ほぼレギュラーとして出場していますので、プレーヤーとしての評価が高いんだと思います。

小野伸二10年、奥寺9年、中田英8年、香川9年、岡崎8年・・・、

あ、本田圭が12年で、年数だけで言うと長谷部は2位ですねm(__)m

チームはドイツのみですが、チームのキャプテンを任されたり、ドイツ伝統のリベロをやらされたりと、信頼を得てるんだと思います。

本来は攻撃的MFなので攻撃型ボランチとして区分けしましたが、守備も司令塔もできる万能型かもしれません。

日本代表での起用法からボランチのイメージが強いかと思います。

長い間キャプテンも務めていますので、いつもレフリーにお話をしている映像が映りますよね(笑)。

印象に残るのは、W杯などの国際大会で勝った時も負けた時もキャプテンとして凛々しくインタビューに答える長谷部です。

あのパラグアイ戦のあとの「Jリーグを見に来てください」は伝説的な名言ですよ。

どんだけ周囲への配慮をするのかと。

2010年以降3大会のワールドカップ、2大会のアジアカップという真剣勝負でずっとキャプテンとして日本代表に貢献してきた長谷部が歴代の第2位です。

第1位 稲本潤一

  • 【守備5 攻撃5 発揮5 代表4 海外4 合計23】
  • 1979年生まれ 大阪府堺市出身
  • 所蔵クラブ G大阪-アーセナル-フラム-WBA-カーディフ-ガラタサライ-フランクフルト-レンヌ-川崎-札幌
  • 代表キャップ 82

長谷部と同点でしたが、印象度合いで勝り1位は稲本としました。

1997年17歳でJデビュー(当時の最年少記録)します。

J1では275試合、海外では7チームを渡り歩き177試合出場。

黄金の世代の1人としてユース世代から常に日本代表に選出。

世界の強豪国と戦い続け大舞台に強い印象があります。

 

お祭り男なのではないでしょうか。

2002年ワールドカップ日韓大会では2得点を上げ大活躍、

2006年ワールドカップでもブラジル戦で先制点の起点となる驚愕のサイドチェンジなど、

ハマったときのパフォーマンスが凄すぎるんですね。

 

日本人として2人めのバロンドールノミネート、欧州での日本人初のハットトリック達成などなど、

繰り返しますが、ハマったときの稲本は半端ないんです。

本職はもちろんボランチで個人の選手としての能力がこれまでの選手とは桁が違います。

181cmのサイズから当たりも強く、ボールを奪い取る力は今野以上、

パスはそれなりなんですが(下手じゃないんですよ、ロングパスのスピードと精度は日本人離れしています)、

ボランチの位置から機を見て前線に上がっていくドリブル、強烈なシュート、個人としてのボランチとしてのポテンシャルが凄いんです。

 

稲本こそが世界基準に最も近いボランチだったと思います。

だからベンゲルは稲本をアーセナルに呼んだんでしょう。

稲本ならスコールズやジェラード、ランパードなんかと遜色ないプレーをしてくれるような気がしますね。

欧州での活躍でアーセナルと契約間近のときにその後のプレーに影響する大怪我が悔やまれますね。

世界の怪物たちと対等に渡り合えるポテンシャルをもっていたのは稲本だけだと思います。

稲本が国際大会などで輝いたのは先ほどのワールドカップなどもありますが、

2004年に親善試合でポボルスキー、ネドベド、ロシツキー、コレル、バロシュなどを擁した当時めちゃめちゃ強かったチェコと戦いました。

ドラゴン久保のスーパーゴールで日本が勝つんですが、

このとき、稲本はチェコのエース、ネドベドに何一つ仕事をさせませんでした。

このときの稲本も衝撃でしたねぇ。

日本サッカー史上の最強の怪物、稲本をボランチの歴代1位としました。

まとめ

今回は歴代の日本人ボランチをランキングしてみました。

5位以下は同点が多いですが、

  • 15点:山口素弘、名波浩、小笠原満男、中村憲剛、細貝萌
  • 14点:福西嵩史
  • 13点:伊東輝悦、柴崎岳

などでした。

サッカーのやり方が変わってきて、もはや、司令塔型とか守備型などのボランチもなくなるかもしれません。

ピルロやガットゥーゾ、遠藤や今野みたいに別々のプレーヤーではなく、

ピルロとガットゥーゾが合体、遠藤と今野が合体したようなハイブリットなボランチが求められるんでしょうね。

皆さんも歴代の日本人選手をランキングしてみてはいかがでしょう。

過去記事の<<サッカーのポジション「ボランチとアンカー」の違い>>もご一読ください。