サッカーが上手くなる段階を知っておくと良いですよ

サッカーをやり始めれば、誰だって上手くなりたいと思うでしょう。

でも、どうやったら上手くなるのかがわからないという人もおられると思います。僕もそうでしたし。

サッカーが上手くなるためには、サッカーが上手くなる段階、ステージがあるということを理解することをお勧めします。

今回はサッカーが上手くなる段階を紹介します。

上手くなるとは?

サッカーに限ったことではありません。スポーツだって、勉強だって、仕事だって、

なんだったら釣りや旅行などの趣味やいろんなアクティビティだって同じことです。

やったことがないんであればシロートさんですし、やり始めたばかりであれば初心者さんであり新人さんです。

やり始めて、どうでしょう、3年ほど修練すれば初心者さんから中級者、中堅さんにステージが上がり、

さらに続けて5年以上経つと上級者、クロートさんとして認められ、

10年以上も続けていれば熟練者さん、ケースによってはマスタークラスに・・・

という具合に、上手くなる段階があると思います。

 

また、それぞれの活動の段階には、熟練していくために覚えておかなければならない、

満たしておかなければならないスキル(知識・技術)があり、

段階ごとのスキルを習得していくことで、熟練度合いが上がっていくという活動構造になっていることがイメージできると思います。

be動詞がわからないと否定文や疑問文はわかりませんし、

タックルやラインやルアーがわからないと鯵さえも釣れません。

営業先で失礼な名刺の渡し方をしてしまうと話も聞いてもらえないでしょう。

ノウハウが必要なのです。

・・・くどくてすみませんでした。

 

サッカーも全く同じ活動構造でして、

段階ごとのスキルを習得することが熟練度を上げていくために必要であり、

使えるスキルを増やしていくことが、「上手くなる」ということです。

サッカーで上手くなるにはどうしたら良いのか、練習と実戦を繰り返しにより、必要なスキルを磨いていくことです。

ただ、闇雲に、なんとなく、だらだらとやっていても期待はできません。

自分で調べるなり、熟練者を参考にするなりして、上手くなる方法や段階を知ったうえで練習することが効果的だと思います。

そういうことで、今回は僕の経験に基づいた(←熟練者のつもりですすみません(笑))

上手くなるための段階を紹介したいと思います。参考にしていただければと思います。

上手くなる段階

サッカーが上手くなる段階を、サッカーに必要な技術で紹介します。

初心者の段階

初心者さんの段階とは、サッカーを始めて2年が標準と考えてください。

初心者さんの段階で習得しなければならないのは、なによりもボールコントロール技術です。

ボールコントロール技術とは、ボールを止める(トラップ)、ボールを運ぶ(ドリブル)、ボールを蹴る(キック)です。

 

トラップは、最低でもインサイド、太もも、胸でのトラップができるように、

できればインステップ、アウトサイド、足の裏を使ってできるようになりましょう。

グラウンダー、浮いたボール、ハイボールなどのどんなボールでも、トラップできるようになりましょう。

 

ドリブルは、最低でも、直線的なドリブルを自分の最大のスピードで10mできるようになりましょう。

相手を抜き去るようなジグザグドリブル、フェイントでなくても良いです。

ただし、ドリブルのときのボールとの距離は2m以内(中級者は1m)です。10mの間に5回以上ボールにタッチします。

タッチが多いことにこしたことはありませんが、多すぎてボールが足元に入りすぎないようにしてください(←ボールとの距離が近すぎます)。

また、ドリブルのときには利き足のアウトサイドでボールを運ぶように心がけてください。

 

キックは、最低でも、利き足でのインサイド、インステップ、インフロントは自分の狙いどおり(強さ/正確さ/高さ)に蹴れるようになりましょう。

この3つのキックが自分の狙いどおりに蹴れれば、利き足でないほうの足で同じキックを磨きましょう。

アウトサイド、トゥー、ヒール、アウトフロントなどの難しいキックはご自由にどうぞ。

 

初心者さんがボールコントロール技術の次に習得しなければならないのが、ボディコントロール(体の使い方)です。

ボディバランス(姿勢)やボディコンタクト(当たり)も含みますが、

初心者さんが習得しなければならないボディコントロールは、

ボールコントロールのための正しい体の使い方、「身のこなし」です。

例えばですけど、胸トラをするときの両手はどこにありますか?

だらんと両手を下げたまま胸トラ、両手をバンザイして胸トラするでしょうか?

インステップやインフロントキックのときに、両手はどこに位置していますか?

また、蹴り足のテイクバックはどの程度でしょうか?

このように、トラップのときにはトラップをするのに相応しい身のこなし、

ドリブルやキックをするときに相応しい身のこなしがあります。

このボールコントロールのための適切な身のこなしを習得する必要があります。

 

ボールコントロールのための適切な身のこなし方は、ボールにタッチする瞬間に限ったことではありません。

ボールにタッチする前の体の使い方、身のこなしも重要です。

体勢を整えるための足の運び(ステップ)も重要です。映像をお借りしましょう。

↑ボールをコントロールするための体の使い方が正しくなければ、ボールをコントロールすることが難しいですが、

ボールにタッチする前に体を正しく使い体勢を整えておけば、ボールをコントロールすることができます。

たいへん参考になる映像です。ありがとうございます。

 

横道にそれますけど、野球をやっていない人のキャッチボールのときのボールの投げ方や捕り方は、野球をやっている人から見ると変ですよね。

バレーのオーバーハンドパスやバスケのシュートなんかも同じことで、経験者から見ると間違っていることがわかります。

これは、それぞれの身のこなしが理に適っていないからです。

いろんなスポーツのいろんな技術には、正しい体の使い方があるのです。

サッカーも同じことですね。

1.ボールコントロール

  • 止める(トラップ)
  • 運 ぶ(ドリブル)
  • 蹴 る(キック)

2.ボディコントロール(身のこなし)

サッカーを始めたばかりの初心者さん、新人さんの段階では、この2つのスキルを習得しましょう。

標準的な期間は2年です。2年経たずに習得する人もいれば、3年かかる人もいるでしょう。

これをクリアすれば次の段階へ生かすことができます。

年齢は関係ありません。3歳で始めようが、中学生になって始めようが、サッカーの根幹ですので、技術の向上や熟練には欠かせません。

5~6歳でもの凄いインステップを蹴るキッズもいますよ。

中級者の段階

中級者さんはだいたい3~6年くらいと考えてください。

中級者さんの段階で習得しなければならない技術はちょっと多くなりますが4つです。

 

まず、初心者さんの段階で習得したボールコントロール、ボディコントロールの精度を上げることです。

初心者さんの段階でのボールコントロールは基礎的なものであり、実戦的なものではありません。

実戦的なボールコントロールができるように精度を上げるのです。

例えば、初心者さんのボールコントロールは、止まっているボールを蹴ったり、運んだりできれば良いんですが、

試合になるとボールも自分も動きながら、また、スピードに乗った状態で、

さらに、相手にぶつかられながらのボールコントロールが必要になるのです。

つまり、中級者さんは試合で必要な動きをしながらボールをコントロールしなければならないのです。

初心者さんの段階のスキルの精度を上げる、高度化させることが必要です。

 

次に、中級者さんで最も大事な技術になる対人プレーの習得です。

対人プレーとは「ボールを奪う」「ボールを奪われない」ことです。

ボールを奪うプレーとは、相手の保持するボールを奪取するプレー、パスのインターセプト、カット、タックル、ブロックなどが含まれ、

ボールを奪われないプレーとはドリブル、パス、シュートになります。

この対人プレーでボールを奪う、ボールを奪われないためには、ボールコントロールができなければできません。

初心者さんの段階でのボールコントロール、ボディコントロールのスキルは、

サッカーの試合で行う守備、攻撃のためのスキルに活用されるのです。

ボディコントロール、身のこなしについても、初心者さんの段階では、あくまで1人でボールを扱うためのもので良いんですが、

中級者さんの段階では、実戦の中で競り合いやぶつかり合い、

邪魔をされる状態(←これらが対人ということです)でのボールをコントロールしなければなりませんから、

ボディコントロールの精度も上がる必要があります。

 

中級者さんの3つめのスキルがポジションに応じたプレーができる程度の知識(インテリジェンス)の習得です。

ボールを奪い、奪われないことができれば、ほぼどのポジションでもできます。

しかし、サッカーは集団で行うスポーツですから、効果的に選手を配置して、役割を分担するわけです。

センターバックとセンターフォワードでは役割が違いますし、

どのポジションではどんなプレーをしなければならないのか、

役割はなんなのかを理解しなければ、役割に応じたプレーはできませんよね。

この知識は、上級者さんになれば、さらに高度な知識が求められますが、

中級者さんの場合は、各ポジションの役割、必要なプレーが理解できるくらいの知識で十分です。

 

中級者さんの4つめのスキルが集団プレー、連係プレー(←コンビネーション)です。

知識と同じく連係プレーにも程度がありますが、

中級者さんの連係プレーは2~3人という小集団での連係プレーで良いです。

例えば、攻撃の場面ではワンツーやワンツースリーをイメージしてもらえば、

守備の場面では相手のボールを追い込むプレスをかける場面などをイメージしてもらえばわかりやすいかと思います。

この連係プレーには、サッカーの知識も必要になりますから、先ほどの知識も必要ですし、

上級者さんになったら、知識と同じく、連係プレーも高度化していきますので、

中級者さんに応じた連係プレーをできるようになることが必要です。

ちなみに、オフザボールというサッカー用語をご存知でしょうか。

オフザボールとはボールに触っていない選手の動き、ポジショニングのことです。

この、オフザボールはサッカーではものすごく大事なんですが、

このプレーを可能にするにも中級者さんの段階での知識と連係プレーが必要です。

中級者さんになったらオフザボールができなければなりません。

1.ボールコントロールの精度UP

  • 動きながら
  • スピードに乗った状態で
  • チャージされても
  • 邪魔されても

2.対人プレー

  • ボールを奪う
  • ボールを奪われない

3.知識(インテリジェンス)

  • ポジションの役割
  • サッカーの試合のセオリー

4.連係プレー(コンビネーション)

  • 2~3人の少人数
  • オフザボール

中級者さんの段階になると、習得しなければならないスキルが多くなりますが、最も大事なスキルは対人プレーです。

ボールを奪う、ボールを奪われないという技術はできるだけ早く習得するようにしましょう。

 

厳しい言い方かもしれませんが、動きながらボールを扱うことができて、対人プレーができるようになれば、ボールを蹴る遊びからサッカーになります。

また、サッカーの基礎的な知識を習得し連係プレーができるようになれば、サッカーが形になっていきます。

中級者さんの段階で、ちゃんとしたサッカーの試合ができるようになります。

そして、中級者さんのスキルが上級者さんのスキルに生かされることで、レベルの高いサッカーになります。

初心者さんの段階での必要スキルを習得し、サッカーを始めて5~6年経った段階で、これくらいのスキルを習得できるようになりましょう。

上級者の段階

上級者さんは6年以上サッカーを続けている人と考えてください。

6歳でサッカーを始めたら中1になるという推移です。

中1で始めた場合は高校を卒業してしまいますけど・・・。

 

初心者さんのボールコントロール、中級者さんのサッカーの試合が形になる、くらいのスキルが身に付いたら、

いよいよ試合を観てくれる人たちに楽しんでもらえるようなサッカーができるというニュアンスの段階です。

 

上級者さんの段階で習得するスキルは3つです。

中級者さんで習得したサッカーの知識と連係プレーの向上、高度化したスキルと、レベルの高いパフォーマンスを継続できるスキルです。

 

知識の高度化とは、戦術や仕組み(←システム)に沿ってサッカーができるということです。

サッカーが高度化すると、ポッゼッションなのかリアクションなのか、

フラットなのかカバーを置くのか、ハイプレスなのかブロックなのか、

などなどサッカーの試合をどういう方法で実施するのかの戦術やシステムが綿密になります。

試合に勝つ確率をあげるために組織的なサッカーが必要になるからです。

この戦術やシステムに沿ってサッカーをするには、戦術やシステムを理解できることが必要です。

中級者さんの段階のサッカーの基礎的な知識から発展した状態です。

単純に「戦術の理解」と言っても良いでしょう。

きちんと解釈ができないと、組織的なプレーを遂行することは難しいです。

ただなんとなく、なにも考えずにプレーするのではなく、知性をもってプレーすることが必要になります。

 

連係プレーについては2~3人の少人数が増えていくというのではなくて、

2~3人の連係プレーの頻度が増える、連係プレーの質が高くなるということです。

プロのサッカーでも連係プレーの場面の多くは2~3人です。

例えば、ワンツーという連係プレーでも中級者さんはいわゆる「壁パス」そのものができれば良いというニュアンスなんですが、

上級者さんのワンツーは壁となる選手が相手の選手を動かして、その空いたスペースを使ったワンツーをするというニュアンスです。ワンツーが高度化しているんです。

中級者さんと同じように、知識と連係プレーは連動していて、高度な連係プレーにはそれに見合う知識がないとできません。

 

上級者さんの3つめはレベルの高いプレーを継続できるフィジカルと整えられるというスキルです。

これは普段のトレーニングや生活そのものの結果です。

ボールコントロールが完璧でも、インテリジェンスがあって組織プレーができたとしても、

1試合を戦える体力がなければ、高いレベルのサッカーでは使えないんですよねぇ。

フィジカルを整えるのは短期間ではできません。毎日毎日の積み重ねによって整えられるのです。毎日毎日の積み重ねられるという生活そのものがスキルです。

そうですねぇ、僕の勝手な妄想ですが、地域差があるとは思いますが、

各都道府県のクラブ、中学、高校のベスト8に残れるチームのレギュラークラスは、

ここでいう上級者さんに当たるのではなでしょうか。

もちろん、そうでないチームでも個人レベルでみれば、上級者さんはたくさんいると思います。

1.高度な知識をもったプレー

2.高度な連係プレー

3.高いフィジカル

この3つが上級者さんの段階での必要スキルだと思います。

補足です

サッカーが上手くなる段階の表し方として、初心者さん、中級者さん、上級者さんで区分け、それぞれの段階の必要な技術、スキルを設定してみました。

我ながらですけど、あながち間違っていないように思います(笑)

これらのスキルは主要なもので、細かく上げれば、上手くなるためのスキルは他にもあります。

 

例えば、初心者さんや中級者さんにはフィジカルについて書いていませんが、

それぞれの段階に応じたフィジカルは必要ですし、

上級者さんになっていきなり凄いフィジカルが整うのではありません。

中級者さんくらいからコツコツトレーニングを積み重ねることが、

上級者さんになってからの高いフィジカルにつながります。

 

知識の範疇になりますが、試合のときの状況をみてどう分析するかなどの判断力も中級者さんの段階から必要になりますし、

また、オフザボールの際にどう動いてどこにポジショニングをとるのかは判断力が必要で、ボールに触っていなくても連係プレーの範疇に入ります。

 

つまり、上手くなるということは、サッカーで使う単なる動き、プレーができれば良いということではなく、

動きやプレーの質が高くなるということをお伝えしたかったんです。

ボールコントロールとボディコントロールが正しくできるようになれば、ボールを扱うことはできるようになります。

でもサッカーの試合は味方と集団を組んで、同じ数の相手がいて戦うわけですから、その状況に適したプレーが必要になります。

1人で動いていなボールをコントロールできるようになったら、

常に相手が邪魔をしてきたときにボールコントロールができるか、

というようなイメージでサッカーを考えて練習すると、上手くなると思います。

まとめ

以上、今回はサッカーが上手くなる段階を知っておきましょうというテーマでお届けしました。

僕の経験に基づく考え方ですので、ぜってーそうなのか?と言われますと、いや絶対ではありませんすみまんと言わなければなりませんが(笑)、

指標のひとつとしてお考え下さい。

長くなりましたので、最後にもう一度まとめておきます。

初心者の段階(0~2年)

1.ボールコントロール
  • トラップ
  • ドリブル
  • キック
2.ボディコントロール

中級者の段階(3~6年)

1.ボールコントロール精度UP
  • 動きながら
  • スピードに乗った状態で
  • チャージされても
  • 邪魔されても
2.対人プレー
  • ボールを奪う
  • ボールを奪われない
3.知識(インテリジェンス)
  • ポジションの役割
  • サッカーの試合のセオリー
4.連係プレー(コンビネーション)
  • 2~3人の少人数
  • オフザボール

上級者の段階(6年以上)

1.高度な知識をもったプレー
2.高度な連係プレー
3.高いフィジカル

今回の記事が、読んだ下さった皆さんのサッカーのお役に立てればうれしく思います。

よかったら過去記事の<<サッカーの練習や試合のときの「飲み物」あれこれ>>もご一読ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。