ディフェンスのときのポジショニングについて【サッカー】

サッカー専用の言葉ではないのですが、ポジショニングという言葉を聞いたことがあると思います。

このポジショニングについてよくわからない方は、この記事で覚えてしまいましょう。

そして今回は、サッカーの守備(以下ディフェンスと言います)のときに必要なポジショニングの基本について確認してみましょう。

ポジショニングとは

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まずはポジショニングという言葉を確認しておきましょう。

ポジショニング(positioning)とは日本語で「位置を定めること」「位置どり」のことです。

この「位置を定めること」「位置どり」であるポジショニングという言葉は、

サッカーだけではなく野球、バスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボール、バレーボールなどの隊形(フォーメーション)を組んで行うスポーツなどで普通に使われています。

普通に使われるということは、それぞれのスポーツでポジショニングが必要な技術、スキルであることを示しているわけです。

サッカーでもポジショニングは必要な技術、スキルでして、ポジショニングは質や程度は異なりますけど、

キッズサッカーからプロのサッカーまで、どのカテゴリーでも必要になります。

ポジショニングを覚えるために、まず、ポジショニングとは「位置を定めること」「位置どり」のことであり、

サッカーではボールコントロールや身体的特徴(フィジカル)と同じように、

必要な技術、スキルであることを覚えておきましょう。

サッカーでのポジショニング

では、サッカーのポジショニングについて確認しておきましょう。

極めて本質的な話になりますけどちょっとお付き合いください。

 

サッカーの試合は攻撃(オフェンス)と守備(ディフェンス)を相互に繰り返す活動内容です。

相手よりオフェンスもディフェンスも上回らなければ試合に勝つことはできません。

このオフェンスで相手のディフェンスを上回らなければ点は取れませんし、

相手のオフェンスを自分たちのディフェンスが上回らなければ失点を防ぐことはできません。

自分たちのオフェンスやディフェンスを効果的にするための技術、スキルのひとつがポジショニングです。

 

自分たちがボールを保持しオフェンスをしているときに、

選手個々はピッチ上のどのあたりにポジショニングすれば有利なのか、また逆に不利なのか。

相手がボールを保持していてディフェンスをしなければならないときに、

選手個々がどこにポジショニングすれば有利なのか、不利なのか。

オフェンスのときでもディフェンスのときでも試合を優位に進めるための方法としてポジショニングは重要になるわけです。

 

また、このポジショニングという技術、スキルは、ボールに触っていない選手の行うプレー、動き(オフザボール)です。

例えば、オフェンスのときに、相手にボールを渡さないために、

味方からパスを受けるのにどこにポジショニングすればいいのか、

ディフェンスのときに、相手のボールを奪取するために、どこにポジショニングすればいいのか、

オフェンスでもディフェンスでも、この「どこにポジショニングするのか」ということが技術、スキルなのです。

つまり、ポジショニングというボールに触っていないときにプレー、動きが、選手個々に備わっているのかどうか、

チーム全体に備わっているかどうかが、サッカーの試合に大きく影響するわけです。

サッカーでのポジショニングについてまとめますと、

  • ポジショニングとは「位置どり」のこと
  • ポジショニングはオフザボールのときのプレー/動き
  • ポジショニングの技量/質は試合に大きく影響する

ということであり、ポジショニングという技術、スキルの重要性を覚えておきましょう。

逆に、ポジショニングの技量が少なかったり、質が悪かったりすると、

オフェンスでもディフェンスでも不利な状況に陥ることが多くなり、チームは不利になります。

味方が攻撃に移ったときに、ディフェンスラインを上げなければ(←ポジショニングが悪いということ)、

MFとDFの間にスペースが空いてしまい、相手に有利な状況を与えてしまうとか、

ボールを保持している味方が相手に囲まれ数的不利な状況にあるときに、

フォローできる位置にいなかった(←ポジショニングが悪いということ)ばっかりに、相手にボールを取られてしまったりとか、

ポジショニングが悪いとこういう不利な状況になってしまいます。

繰り返しますが、サッカーではポジショニングはとても重要なのです。

ディフェンスのときのポジショニング

サッカーでポジショニングが重要だと認識できましたら、ディフェンスのときの有効なポジショニングの具体的な方法を知っておきましょう。

できましたら過去記事のディフェンスの基本を確認していただくと良いんですが、

ディフェンスのときの効果的なポジショニングは、

ディフェンスのセオリーを基にして試合中の状況(←チームや個人の力量も含みます)によって変化していきます。

ディフェンスの目標は優先順に

  1. ボールを奪う
  2. ゴールに近づけない(遠ざける)
  3. ゴールさせない

ことです。

ボールを奪うためにはどのポジショニングが有効なのか、

ゴールに近づけないためにはどのポジショニングが有効なのか、

ゴールさせないためにはどのポジショニングが有効なのかを知ることが重要です。

 

これらのためのポジショニングで、まず知っておかなければならないことは、

ボールとゴールの間にポジショニングをとることです。サッカーの基本中の基本です。

ディフェンスはDFだけが行うのではなく、MFもFWも相手がボールを保持していれば全員でディフェンスをすることになりますので、

ボールとゴールの間にポジショニングしてディフェンスすることは、どのポジションでも共通です。

ボールとゴールの間にポジショニングすることを基本としたら、そのことを踏まえつつ、

自分のマークする相手からボールを奪うためのポジショニング、

ボールを奪えそうになかったらボールをゴールに近づけないためのポジショニング、

それでも攻め込まれて得点される危険がある状況ではゴールさせないためのポジショニング、

これらが効果的なポジショニングになるんです。

つまりディフェンスのときの効果的なポジショニングは、ボールとゴールの間ということを基本として、

  1. ボールを奪う
  2. ゴールに近づけない
  3. ゴールさせない

(↑そのまんまディフェンスの目標ですが)このプレーに応じたポジショニングが効果的ということです。

さらに細かく効果的なポジショニングについて考えてみると、

ディフェンスの目標を達成するのに、ボールを奪取する技術や走力等のフィジカルが選手個々に差があるので、

ボールの奪い方やゴールに近づけない方法は選手個々で若干違いますよね。

そのことと同じように、選手個々の技量の違いによって、効果的なポジショニングも若干違うんです。

AくんとBくんではディフェンスのための効果的なポジショニングというのは、ピンポイントで同じにはならないということです。

 

例えば、サイドバックのポジショニングについての記事でも紹介しているんですが、

かけっこに自信のある選手だったら、自分の裏のスペースを取られたとしても、走っていって対応できるので、

インターセプトを狙うためにマークする相手の近くに、という考えでポジショニングできますが、

自分はかけっこに自信がないから、裏を取られたら対応できないので、

インターセプトよりも危険なエリアを使われないようにマークする相手からちょっと離れて、

という考えでポジショニングすることもあります。

この2つのポジショニングは、位置は違いますけどディフェンスのためのポジショニングは?と考えれば、両方とも正しいですよね。

つまり、ディフェンスのときのポジショニングは、

ディフェンスの基本を満たしつつ、試合の様々な状況(ここでは選手個人の力量を示しました)に応じて変化する、

一定しないんだということも覚えてもらいたいです。

ちなみに、ポジショニングに影響する試合中の状況とは、

  • 選手個人の力量
  • チームの力量
  • 相手選手の力量
  • 相手チームの力量

です。(力量とはスキルやフィジカルのことです)。

※「チームの力量」の中に、守備のときのコンビネーションも含まれます。コンビネーションの程度、質によって効果的なポジショニングも変わってきます。

 

ポジショニングについて、最後に覚えてもらいたいことがあります。

「位置を定める」「位置どり」であるポジショニングという技術、スキルは、オフザボールというボールに触っていないときのプレー、動きのことですが、

このポジショニングが効果的にできるかどうかは、「判断する」ということができるかどうかによります。

危険を察知したり、チャンスだと閃いたりなど、次の状況を予測するというサッカーの知性や知能が大事です。

サッカーをたくさん経験する、サッカーをたくさん考えることが、サッカーの知性や知能を向上させることも意識してほしいです。

ディフェンスのときのポジショニングについてまとますと、

  1. ディフェンスのポジショニングの基本を理解する
  2. ディフェンスの目標を理解する
  3. 基本と目標に応じたポジショニングを理解する
  4. 試合の状況に応じてポジショニングを調整

ということが、効果的なポジショニングをするための手順であり、

  • 試合の状況とは個人やチームの力量
  • オフザボールのプレー、動き
  • 判断力(知性や知能)

ということが、ポジショニングの技量や質に影響する要素だということです。

まとめ

以上、今回はサッカーのディフェンスのときのポジショニングについて紹介してみました。

ピッチ上のどこに位置どりをするのかというのは、ボールに触ってはいないのですが、サッカーにおいてはとても重要なプレーです。

紹介してきましたとおり、ポジショニングというプレーの質を上げていくためには、

ポジショニングというプレーの内容や本質を理解するということも含め、

サッカーの知能を上げていくことが必要です。

頭で考えて、たくさん練習や試合して経験を積んで、練習や試合を振り返るということを繰り返していくことが、大事なことだと思います。

この記事が読んでくださった皆様のサッカーの楽しみのお役に立てればうれしく思います。

よろしかったら過去記事の<<試合で使える簡単な抜き技お勧めの2つ【サッカー】>>もご一読ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。