ターンのコツをつかんで上達のためのトレーニングを【サッカー】

サッカーのボールコントロール技術のひとつ、ターン。

他の技術と同じように本質、要領(コツ)があります。

今回はターンのコツと上達のためのトレーニングメニューを紹介したいと思います。

ターンはサッカーでかなり使う頻度が高いので、コツをつかんで、練習して、

質の高いターンができるようになりましょう。

目次

ターンのコツ

出典:http://fcbarcelona.am

ターンのコツは3つです。

  • ボールコントロール
  • ボディバランス、ステップワーク
  • 対人プレー

になります。

 

ごく当たり前のことですが、ボールを扱いながら方向を変えることがターンですので、

ボールコントロール技術がなにより重要になります。

ターンの種類の記事の中で紹介していますけど、ターンの方法は基本3種類です。

この3種類のボールコントロールはトレーニングによって誰でもできるようになりますし、

また、熟練していけばより実戦的なターンに進化させていくことができます。

ターンのコツのひとつはボールコントロールであり、

ボールコントロール技術の向上は、サッカーの上達の一部でもあります。

 

ふたつ目のコツは、ボディバランス、ステップワーク、要するに「体の使い方」です。

ターンの意味は、方向を変える、回転する、切り返す、ことですから、

(イメージしてもらいたいんですが)真っすぐに進んでいかないで、ジグザグに進んでいくことになりますよね。

これは、サッカーのプレーでなくても、例えばラグビーでもバスケでも同じことなんですけど、

ジグザグに進んでいくということは方向転換を繰り返えさなければならないので、

そのジグザグのジグ!の方向転換をする場面での足や上半身、体の使い方や体勢はどうなっているでしょうか。

はい、方向転換をするためには、方向転換に適した体の使い方、体勢をしているのです。

ですから、サッカーのターンのときにも、ターンに適した体の使い方、体勢をとらなければなりません。

つまり、ボディバランス、ステップワークがターンのコツになるわけです。

 

三つ目のコツは、対人プレーです。

ここでもイメージしてもらいたいんですが、ある程度のボールコントロールができるようになって、

コーンやマーカーの間を方向転換しながらボールを運べるようになった(←ジグザグドリブルができるようになった)、

さて、実戦でターンが上手くいきますでしょうか?

インサイドやアウトサイド部分を使ってターンができるようになったとしても、

そのターンの目的である、相手にボールを奪われない、相手を抜き去る、ことになっていなければ意味はありません。

間合いについての記事で紹介しているんですが、対人プレーとはボールを奪うか奪われないかということです。

ボールコントロールのトレーニングでターンができるようになったら、

実戦的なトレーニングによって、試合で使えるターンに仕上げていくということが必要になります。

 

以上、ターンについての3つのコツを紹介しました。

ターンができるようになる、ターンの質を上げていく、そのためにはトレーニングが必要ですが、

まず、ターンの本質、要領、コツをしっかりとイメージしておきましょう。

コツを踏まえたトレーニング

それでは、ターンを磨いていくトレーニングを紹介しますが、先ほどの3つのコツを踏まえたものになります。

ご紹介するトレーニングは絶対というものではありません。

僕の経験上、ターンの習得、上達に効果のあるトレーニングを紹介しますので、

例として考えてもらって、ご自分でアレンジ、工夫してください。

 

まずは、ターンの基礎的なボールコントロールのトレーニングです。

ウマサカさんの映像をお借りしました。

ひとつ目のコツのボールコントロールのトレーニングです。

地味と言いますか、ベタと言いましょうか、サッカーの初心者さんがボールの扱いになれつつ、

ボールの方向を変えるトレーニングの王道です。

マーカーをおいてそれを目安にボールの方向を変えるというトレーニングですね。

初心者さんのボールタッチのトレーニングの延長と考えていただいても良いです。

ターンを習得したい選手は、まず、このトレーニングです。

ちなみに、このマーカーを使ったトレーニングはサカイクさんが丁寧に紹介されていますので、

そちらを参考にしてみてください。

ターンを完全マスターしたい方は必見です。

ウマサカさん-ターンの練習

 

次に、ボディバランス、フットワークのコツを踏まえたトレーニングです。

サッカーは様々なフィジカルの状態が必要になりますが、特に敏捷性(アジリティ)が重要です。

この敏捷性は方向を変える、回転する、切り返すというターンのときにも必要になります。

ボールコントロール技術の向上と同じように、敏捷性を磨いておくことは絶対に必要です。

↑こちらのマーカーを使った敏捷性を磨く、身につけておくトレーニングも、ターンには効果的です。

この敏捷性のトレーニングのメインはフィジカルトレーニングがメインとなりますが、

敏捷性を高めるためには、上半身を効果的に使うことが必要になります。

上半身を効果的に使うというのは、ターンのときにも欠かせない要素になりますので、

下半身だけを意識したトレーニングではなくて、

素早く移動するには、素早く方向転換するには、上半身をどう使えば良いかをイメージしながらトレーニングされることを強くおすすめします。

また、このマーカーを使ったアジリティのトレーニングを、ターンのために使うことをおすすめするのは、

上半身の使い方をイメージしながら行うことで、ボディフェイントに効果があります。

ターンができるようになって、より実戦的な対人プレーに効果的なターンに進化させる必要があります。

相手にボールを奪われない、相手を置き去りにするには、上半身を使ったフェイントが有効になります。

 

上記2つのトレーニングでターンができるようになったら、三つ目のコツ対人プレーを踏まえたトレーニングです。

こちらも、なんの代わり映えもない基本的な対人トレーニングです。

1対1のトレーニングですが、ボールを保持している選手を観察してください。

ターンをたくさん使っています。

↑相手をかわす瞬間にスピードが変化しているのもわかりますね。

インサイドターン、アウトサイドターン、足の裏を使ったりしていますね。

ボールコントロールができるようになったら、

この対人プレーで実戦的なターンを身につける必要があります。

 

以上、ターンのコツを踏まえて、ターンの技術を磨くトレーニングを紹介してみました。

是非、参考にされて、また、自分で工夫してトレーニングを行い、ターンを磨いてみましょう。

コツやトレーニングの参考に

ターンのコツや基本的なトレーニングを紹介しましたが、

これらの参考になるように、いくつかの映像を紹介したいと思います。

 

トラップ&ターンの記事で紹介したのですが、

トラップにしろターンにしろ、ボールコントロールにはファーストタッチというものがもの凄く大事です。

自分が処理しなければならない最初のボールタッチで、どの位置にボールを置くかということが、

次のプレーへの移行、局面でのプレーの有効性に繋がってきます。

また、過去にも紹介させていただいたんですが、

ボディバランスやフットワークのトレーニング、また、バルサの少年たちの映像も、

ターンのコツやトレーニングの参考にされてみてはいかがでしょうか。

コーディネーショントレーニング

バルサ少年のステップワーク

 

最後にターンのお手本でイメージトレーニングを。

特にボランチ、トップ下などのピッチの中央でプレーするポジションは、ターンを使う頻度が高くなります。

1発のターンで相手をかわしたり、局面を打開したりできます。

自分のサッカーシーンをイメージしながら、ブスケツの映像を確認してみてください。

まとめ

以上、今回はターンのコツをつかんで上達のためのトレーニングをということで紹介してみました。

練習、トレーニングの紹介でしたので、映像が多くなりましたが、

ターンのコツをつかみたい方は、ぜひ丁寧にご覧になってください。

 

ターンはボールコントロール技術のひとつであり、サッカーでは使う頻度の高いプレーです。

ターンを習得して、質を高めていくには、いつも僕らがやっているトレーニングが最も有効です。

コツを踏まえたトレーニングを意識することでサッカーの上達に繋がると思います。

また、ターンはボールコントロール技術ですので、ファーストタッチがもの凄く大事です。

トラップやターンを磨いていって、究極のファーストタッチを目指しましょう!

 

今回の記事が読んでくださった皆様のサッカーの楽しみにお役にたてればうれしく思います。

よかったら関連記事の<<クロスのコツは2つ、その習得のための練習【サッカー】>>も目をとおしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。