サッカーをやっていれば、
高度なテクニックを習得したい!
華麗な足技ができるようになりたい!
・・と考えることは当たり前だと思います。
はい、誰でもテクニックを習得し、足技もできるようになれます。
「練習すれば」です(笑)
今回は、テクニックや足技を磨く練習の考え方について紹介したいと思います。
練習メニューじゃないですよ。
目次
テクニックを向上させる段階を知ろう
このブログでもボールコントロールなどの記事で紹介しているんですが、
サッカーのテクニックと言うのは、ボールに触るテクニックもあれば、触らないテクニックもあります。
このテクニックの整理についてはこちらの記事で確認してください。
そのテクニックの中で、今回はボールに触るボールコントロールテクニックを向上させるための練習を紹介します。
練習メニューではありません、向上させるための考え方です。
この考え方をもって、自分で練習することによって、テクニックは必ず向上します。
ぜひ、適正な考え方で練習に取り組んでもらいたいです。
高度なテクニック、自分が考える足技を習得するためには、次の段階を経ることが必要です。
- 基礎的なボールコントロール
- テクニック、足技の知識
- 練習&実戦
この3段階(要件と言っても良いです)を知っておくことが超大事な考え方です。
基礎的なボールコントロールのできないサッカーの初心者さんが、
いきなりエラシコだのルーレットなどの華麗な足技はできません。
地道な練習になるかもしれませんが、ボールタッチやリフティング、トラップ、ドリブルなどで基礎的なボールコントロールを身につけることが大前提になります。
基礎的なボールコントロールができるようになったら、
高度なテクニック、華麗な足技を覚えるため練習ができるでしょう。
高度なテクニック、足技を習得するには、そのための練習をするんですが、
実際に練習をする前に、自分が習得したいテクニックや足技の知識が必要です。
ここで言う知識とは難しいことではありません。
そのテクニック、足技の完成形がわかれば良いのです。
例えば、エラシコはどんな足技なのかがきちんとイメージできればそれで良いんです。
エラシコをきちんとイメージするために、ロナウジーニョのプレーを観察したり、
録画した試合やyoutubeなんかを繰り返し観たりすれば良いんですよ。
個人的な考えですけど、知識の本質は「ものまね」だと思います(笑)
成功している人、上手な人に学ぶことが、知識の習得には有効です。
やりたい足技をしっかりとイメージしてください。
そして、習得のための練習をします。
この練習のときに、習得したい足技が明確にイメージできていれば、習得が効果的になります。
あとで説明しますが、この習得のための練習は2種類あると思ってください。
体で足技を覚えるための練習と、試合で使えるようにするための練習です。
これらの段階を経る練習をすることがテクニックの向上、足技を習得するために効果的です。
大事な考え方ですので、も1回同じことを書いておきます。
- 基礎的なボールコントロール
- テクニック、足技の知識
- 練習&実戦
この段階を、この要件を満たせば、テクニックは必ず向上しますし、
自分が覚えたい足技を習得することができます。
この段階、要件を満たすような練習方法が、サッカーのテクニックを向上させます。
しっかりと自覚してくださいね。
どんな足技をやりたい?
先ほどの練習方法の「知識」の部分ですが、
覚えたい足技の知識を得るのには、上手な人たちのプレーをまねることが効果的です。
自分が覚えたい足技を映像で観てみる、ことの例をここで紹介してみたいと思います。
読んでくださっている皆さんが、どんな足技を覚えたいのか・・・と僕なりにイメージして、
ランダムに映像を紹介してみます。
皆さんはイニエスタのダブルタッチという足技が覚えたいでしょ!(笑)
そしたらまずはイニエスタのダブルタッチをみて、ダブルタッチがどんな足技なのかをイメージします。
→【Andres Iniesta】地球上で最もサッカーを簡単に魅せる選手 イニエスタ
はは~ん、インサイドでパンパーンだな・・・とイメージができますでしょうか。
そしたら次は、ダブルタッチの練習方法はないのかと調べてみるんですよ。
そうするとダブルタッチの習得のための映像が見つかるわけです。
これらの2つの映像から、ダブルタッチの完成形と、
ダブルタッチを習得するための練習メニューがイメージでできましたよね。
このイメージを持って習得のための練習をするんです。
そうすれば、足技ダブルタッチを自分のものとすることができます。
同じようにもうひとつ、足技クライフターンを覚えたい!
→Johan Cruyff Dribbling Compilation (4Dfoot)
そして、足技クライフターンを習得するための映像を探してみると、
このようなお手本がみつかります。
どの場面でクライフターンを使えば良いかについても紹介してありますので、イメージを明確にするのにとても良い映像だと思います。
このように、実際に足技の習得の練習をする前に、
モデルとなる選手、上手な選手をものまねすることで、
その足技をイメージすることができますよね。これが知識(の一部)です。
テクニックを向上させたい、足技を覚えたいという方は、漠然と練習をするのではなく、
イメージをするための情報収集をすることを忘れないようにしてください。
また、ここではダブルタッチ、クライフターンという足技でしたが、
例えば、カーブシュート(バナナシュート)、スルーパスなどのキックのテクニックなど、
自分の覚えたいテクニックを身につけるのも、同じ方法で考えていただくと良いと思います。
練習で習得し精度を高める
そして、最後に練習をして足技を自分のものにします。
先ほど少し触れましたが、この練習には2種類あります。
ひとつめは、その足技をできるようになるための練習です。
さきほどダブルタッチとクライフターンの習得のための映像を紹介しましたけど、
2つの映像とも相手がいませんでしたよね。
個人練習やマーカーを使ってその足技の「型」を身につけるための練習でした。
その足技を試合で使うには、何よりもまず、型を覚えなければなりません。
その型を覚えて、足技ができるようになったら、
ふたつめの練習である、実際に試合で使えるよう実戦的な練習で精度を高めることになります。
コーンやマーカー相手の練習ではなく、
1対1などの対人プレーでの練習が必要になります。
足技ができるようになったとしても、試合で使えなければ意味はないと思います。
相手もいない、コーンやマーカー相手にダブルタッチができたとしても・・・どうなんでしょう。
試合の中で使うために、普段の練習で実戦的な練習が必要になると思います。
このような段階を満たす練習をすることが、
テクニックを向上させ、足技を習得する、磨く練習方法だということを覚えてもらいたいです。
まとめておきます。
【足技を磨く練習方法】
1.基礎的なボールコントロール
ドリブル、トラップ、キック
2.テクニック、足技の知識
技のイメージ
成功事例をまねる
3.練習&実戦
型(フォーム)の練習
試合で使うための練習
このような練習方法が効果的であるということを知っておいてください。
まとめ
以上、今回は、サッカーのテクニック、足技を磨く練習方法というテーマで、練習の考え方を紹介しました。
テクニックの向上、足技を磨くためには、練習しかありません。
練習をするんであれば、非効率的な練習ではなく効果的な練習をしたほうが良いですよね。
そう考えたときには、ここで紹介した練習方法を知っておくこと、
また、練習のポイントとして知識、イメージするという取り組みをするととても効果的になります。
「成功している人のまねをする」ことは、自分の成功の近道ですよ。
今回の記事が読んでくださったみなさんのサッカーのお役に立てればうれしく思います。
もしよければ関連記事の<<ターンのコツをつかんで上達のためのトレーニングを【サッカー】>>もご一読ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。