サッカーの練習や試合のときの「飲み物」あれこれ

サッカーの試合を観ていると、ピッチサイドにペットボトルやスクイズボトルなどが準備されていて、

プレーが途切れたときなどに選手たちが飲んだり、頭や首にかけたりしていたりしますね。

あの水分はなんなのか、今回はサッカーのときの飲み物などについて、あれこれ紹介してみたいと思います。

目次

飲み物はなにが良いのか

僕の現役の頃は「水は飲むな!」という時代でした(←なに時代かわかってしまいますが(笑))が、

今や、スポーツ活動中の水分補給はパフォーメンス維持向上のためにも健康を害さないためにも絶対に必要です

体から一定の水分が失われてしまうと脱水状態から運動機能が低下(←代表的なものが足がつってしまうこと)してしまいますし、

その状態が続けば熱中症や脱水症状に陥り、運動どころか健康を害することになります。

試合中でも練習中でも必ず飲み物を準備して水分補給をするようにしましょう。

 

飲み物には水、スポーツドリンク、お茶、ジュース、炭酸飲料などなど、いろんな種類がありますが、

既に常識的になっていると思いますので、飲み物として炭酸飲料やお茶を準備する人はいないと思います。

水かスポーツドリンクがほとんどですね。

 

スポーツドリンクの代表格と言えばポカリスエット、アクエリアスがすぐに頭に浮かぶと思います。

サッカーの運動活動時の水分補給により向いているのはアクエリアスだとのことです。

これはポカリとアクエリの糖分濃度の違いで、糖分濃度の低いアクエリのほうが効果的だとのことです(←差は微々たるものだと思いますけど)。

確かに、ポカリのほうが甘いように気がしますねぇ。

スポーツ飲料を使うときには、氷を入れた水筒に混ぜることをお勧めします。

 

お茶を用意する方がおられますか?特に小さい子供さんのサッカーのときには、子供さんの好む飲み物を用意される親御さんもおられました。

水出しのお茶って飲みやすくて美味しいんですよね。

サッカーの試合や練習中のお茶はできることならお止めになったほうが良いのですが、

短い時間(おおよそ1時間以内)のサッカーならそんなに影響はないと思いますが、

長時間の活動のときにはスポーツ飲料か水にされることをお勧めします。

お茶のカフェインによる利尿作用が影響するようで、どうしてもお茶というのであれば、利尿作用の少ない麦茶のほうが良いでしょう。

子供さんが我慢できるなら、試合中、練習中はお茶以外にしたほうが良いでしょう。

 

コーラ、オレンジジュース、まさかとは思いますがビールなどは試合中、練習中には止めておきましょう。

大人になって草サッカーのハーフタイム中にビールを嗜んだことはありますけど、

嗜好品は試合や練習が終わった後に思い切り楽しんでください(笑)

サッカー活動中の飲み物

  • スポーツドリンク
  • お茶
  • 炭酸飲料×

※飲み物あれこれ

  • 水は市販でも水道水でも全然OK!
  • スポーツドリンクに拘る場合は糖分濃度をみること
  • スポーツドリンクは水で薄めたり、氷と混ぜるとさらに良い
  • お茶はやめたほうが良い
  • 炭酸飲料やアルコールももちろんやめたほうが良い

容器はどれが?

サッカーの試合、練習のときの水分補給のときの容器?について考えてみます。

 

容器は4つあります。

市販の水やスポーツドリンクをそのまま使うときのペットボトル

スポーツ時に使うスクイズボトル

自分で用意する個人用の水筒

大人数で使える共用のウォータージャックです。

 

ペットボトルは飲み物である水やスポーツドリンクなどがそのまま入っていますので、

試合中でもハーフタイムでも、練習中でも練習中の休憩でも、

いつでも使うことができてたいへん便利ですね。

特に、500mlのサイズがクーラーボックス等で冷やすにしても、

試合中、練習中のピッチサイドにおいておくにしても、使い勝手が良いですよ。

ペットボトルを使って飲み物を飲むだけであれば、もしかしたら500ml以下のペットボトルが一番良いかもしれません。

500mlの水やスポーツドリンクは、飲み切ることができなくて、余ってしまいます。

まとめ買いした場合はパッケージも同じですから、誰が飲んだものなのかわからなくなってしまうんですよねぇ。

けっこう気にする人が多いですよね、「俺のペットボトルはどれだっけ?」とか(笑)

ですから、準備する人や道具などの環境が揃えられれば、飲み切れるサイズを用意できれば良いと思います。

 

ペットボトルの飲み物は、後始末がたいへんです。

サッカーの試合にしろ練習にしろ、ペットボトルを大量に使いますので、

余った水を始末したり、パッケージを剥がさなければならなかったり、誰がゴミに出すのかなどなど、

使用後の後片づけに一苦労しますね。

この手間はペットボトルの飲み物を使うときのデメリットでしょうか。

 

スクイズボトルも試合中でも練習のときでも使えます。

また、スクイズボトルの良いところは、ボトルを手で押さえれば、飲み物がビューっと勢いよく飛び出してきますので、

飲み口に口をつけずに飲めますので、共用で使うことができることです。

スクイズボトルは繰り返し使うので、ペットボトルのように使用後に捨てるための手間は要りません。

が、繰り返し使うということは、ボトルを洗って保管しなければなりません。

やはり、それなりの手間がかかりますね。

手間といえば、誰かがボトルに飲み物を入れなければなりません。

水にするのか、スポーツドリンクにするのか、それぞれのチームや個人の考えによりますけど、

ペットボトルのように買ってそのまま飲めるということと比べると、

ボトルに飲み物を準備するという手間が要りますね。

 

水筒はペットボトル、スクイズボトルに比べると、試合中、練習中には使えませんね。

水筒は試合中のハーフタイムや気温が高い試合中の給水タイムで、練習中の休憩のときに使うことが多いです。

水筒は個人で準備することが多いと思いますので、個人の好きな飲み物を、個人やご家族が用意することになると思います。

スクイズボトルと同じく、繰り返し使いますから、飲み物の準備と水筒の洗浄管理を個人がすることになります。

 

また、共用の水筒と考えれば、給水サーバーウォータージャグ?もありますね。

紙コップを用意すれば、大人数で使える水分補給には便利な容器と言えるでしょう。

やはり、飲み物を作ることと容器の洗浄管理が必要になりますけど。

 

これらのようにサッカーの試合、練習などの活動時の水分補給、飲み物を用意するときには、特色のちょっと違った容器があります。

それぞれのメリット、デメリットを考えながら、チームの事情や環境などによって使い分けることができると良いと思います。

ペットボトル

  • 試合中、練習中のピッチサイドで使える
  • ハーフタイム、休憩時間にも使える(万能)
  • 共用でも使える
  • 購入したまま使うので準備の必要がない
  • 捨てるためにひと仕事が要る

スクイズボトル

  • 試合中、練習中のピッチサイドで使える
  • ハーフタイム、休憩時間にも使える(万能)
  • 共用で使いやすい
  • ボトルに飲み物を入れなければならない
  • 使用後に洗浄管理が必要

水筒

  • 主にハーフタイム、休憩時間に使う
  • 個人使用
  • 保冷機能のものはかなり重宝
  • 水筒に飲み物を入れなければならない
  • 使用後に洗浄管理が必要

ウォータージャック

  • 主にハーフタイム、休憩時間に使う
  • 共用、カップが必要
  • 保温冷機能のものはかなり重宝
  • 容器に飲み物を入れなければならない
  • 使用後に洗浄管理が必要

個人的なお勧め

飲み物の種類と飲み物の容器について紹介しました。

それぞれの特徴を考えて、チームの事情やご家庭の事情などを考えられて、飲み物の準備をすると良いと思います。

その参考として、僕の経験から、こんな水分補給、飲み物の環境があれば快適なサッカー活動ができますよ、とお勧めしたいと思います。

また、飲み物以外のお勧めについても紹介します。

 

試合中、練習中のピッチサイドには、ペットボトルかスクイズボトルで水を準備することをお勧めします。

スポーツドリンクはだめです(←僕個人の考えですよ)。

試合中や練習の最中には大量の水分をゴクゴク飲みません。

ひと口ごくんと飲むくらいで、口をゆすいだり、暑いときには顔や首にかけたりしますので、

スポーツドリンクではべたべたしてしまいますので、水が良いのです。

冷えていなくても良いですから、ペットボトルなりスクイズボトルに水を入れて、ピッチサイドに転がしておいてくれるとかなり重宝します。

 

試合のハーフタイムや練習中の休憩時間は、しっかりと水分補給をしますので、スポーツドリンク(←気にされる方は糖分濃度への意識を)がベストでしょう。

特に、足のつりやすい選手はスポーツドリンクを飲むことをお勧めします。

このときの容器は、個人の水筒か共用のウォータージャックが良いでしょうね。

保冷機能のある水筒に氷を入れてスポーツドリンクを入れると良いと思います。

ウォータージャックで作る場合にはドリンクの粉末を使うことになると思います。

 

トーナメント戦や練習試合などでは、1日に複数の試合をすることがあります。

この場合、水分補給や飲み物の準備も考え方を少し拡大?する必要がありますね。

 

試合と試合の間で、食事、お弁当を食べることがあると思うんですが、お弁当のときの飲み物はなんでしょうか?お茶ではありませんか?

水やスポーツドリンクでお米のご飯を食べるんでしょうか?(←全然OKですけど(笑))

お茶でも良いんですよ。お弁当を食べるときにはコップ1杯くらいのお茶を飲んでもそんなに大きな影響はないと思いますよ、お弁当のとき以外でちゃんと水分補給をしていれば。

ただし、できれば麦茶(←利尿作用が少ない)にされることをお勧めします。

「うちはパン屋だから弁当もパンやサンドウィッチなんだけど、お茶か?」とのケースもあるかもしれません。

良いんですよ牛乳でもオレンジジュースでもカルピスでも。

試合中、ハーフタイム、休憩時間などに適正な水分補給をしていれば、

食事のときに少量のお茶やジュースを飲んだとしても、危機的な状況にはなりませんので

運動中の水分補給の飲み物をお茶やジュースのみとすることがだめなんです。

 

暑いときの2~3試合は選手はかなり体力を消耗します。

僕も、食べなければいけない食事を食べることが苦痛でした。

最近はウィダーインゼリーなどのゼリー状の栄養補助食品がありますので、

食事の摂取が難しいときには、栄養補助食品を活用するということもお勧めです。

水分とはちょっと違いますけど。

 

冬、極寒の中でのサッカー活動の水分補給や飲み物はどうされていますか?

お湯を準備されることをお勧めします。

もちろん、サッカー活動の水分補給のための水やスポーツドリンクは準備するのですが、

食事をとるときなどは、温かい飲み物、温かい食事を用意できると重宝します。

生姜湯、昆布茶、ココアなどの粉末タイプの飲み物、カップ麺、スープ類、お味噌汁などの食事のために、お湯が準備されていると快適なサッカー活動に影響します。

寒い冬には水分補給とは別に、保温機能のついた水筒などにお湯を入れてもっていかれることをお勧めします。

  • 試合中、練習中の水分補給の
  • ハーフタイム、休憩中のスポーツドリンク
  • 食事のときの飲み物(←嗜好品
  • 極寒の日のお湯
  • ※塩飴/バナナ/粉末飲料/補助食品など

試合の当日、練習の当日は、これくらいの水分補給できる環境、飲み物が準備されていれば、完璧です。

快適なサッカー活動に寄与すると思います。

 

余談ですが、サッカーの試合中の飲水について、会場によっては芝への影響があることから、水でなければならないとの話があるようですが、

2011の時点で、日本のサッカーの親玉である日本サッカー協会から通達が出ています。

なんでも、試合中には水以外のスポーツドリンク等であっても良い。

ただし、会場によってはトラックを汚したり、芝を痛める可能性があるので、大会主催者が決定する、とのこと。

飲み物の指定があるかどうか、大会主催者に確認をしたほうが良いようですね。

まとめ

以上、今回はサッカーのときの飲み物というテーマで、様々な飲み物や水分補給について紹介しました。

サッカーのときのパフォーマンスの維持、向上、環境によっては健康を害さないために適正な水分補給は絶対に必要です。

水、スポーツドリンクは両方準備してほしいです。

また、サッカー活動と考えれば、試合や練習の場面だけでなく、丸1日サッカー漬けとなれば、食事も必要ですし、その食事に合った水分が欲しいですよね。

暑い日、寒い日、バテバテで食事がとれない、みたいな状況もありますから、

それらの状況に合わせた水分や補助食品などが準備されていると、快適なサッカー活動に繋がると思います。

選手個人、マネジャーさん、選手の親御さん、そしてチームの事情に応じて、充実したサッカー活動ができるよう、飲み物等の準備をされると良いと思います。

今回の記事が、読んだ下さった皆さんのサッカーのお役に立てればうれしく思います。

よかったら過去記事の<<日本人選手の年俸を比較などしてみました【サッカー】>>も目を通していただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。