なぜ取れない?メッシのドリブルの秘密を探る【サッカー】

サッカー界のスーパースター、リオネル・メッシ。

メッシの最大の武器はその独特のドリブルにあります。

僕らがメッシのドリブルをマネできるとは思いませんけど、ヒントになる部分があるかもしれません。

今回は、メッシのドリブルの秘密を探り、なぜ、メッシのドリブルが凄いのかを考えてみたいと思います。

リオネル・メッシ

まずは軽く、メッシの経歴などを確認しておきます。

  • 国  籍:アルゼンチン
  • 生年月日:1984年6月24日
  • 身長体重:170cm/72kg
  • 所  属:FCバルセロナ(2018年6月現在)

所属するFCバルセロナではUEFAチャンピオンズリーグの4度制覇をはじめとして、国内リーグ&カップ戦など数多くのタイトルを獲っているが、フル代表(アルゼンチン)としては無冠。

個人タイトルはFIFAバロンドールも合計5回受賞。年収は80億円前後ではないでしょうか。

まぁ、現代サッカーの世界最高の選手だと誰もが認める選手ですね。

アルゼンチン代表としてのタイトルを獲れていないので、ワールドカップでの優勝を目指していることでしょう。

メッシのドリブルの特徴

メッシは、得点も多く取っていますので点取り屋としても認定されるでしょうが、そのプレーの最大の特徴はドリブルですね。

メッシのドリブルの特徴を映像で確認してみましょう。

左のアウトサイドを多用

ドリブルのときに利き足である左足のアウトサイドを多用しています。右足は補助でしかありませんね(笑)。

左足のアウトサイドを使うということは、自分の左側にぬけますので、相手を抜いた後のプレーも得意の左足を使うことになります。

なぜ相手を抜けるのか、得意の左足を多用したドリブルをしているからです。

細かいボールタッチ

広いスペースを使うドリブルであれば足でボールを触れる回数も多くする必要はないかもしれませんが、メッシは相手を抜くために、相手が密集しているエリアにドリブルをしていくことが多いですね。

相手を一人抜けるだけでも優位に立つのですが、メッシの場合は一人抜いてもまた一人抜く、また、まとめて2人くらいを抜くようなドリブルをします。

相手を抜く場面でのドリブルは細かいボールタッチが必要ですが、メッシは特にボールタッチが細かいですね。

これは、メッシに限らずなんですけど、ボールタッチが多いのは、自分の意図する位置、距離にボールを置きたいからです。

メッシは相手を抜くドリブルのときにも、ボールを運ぶドリブルのときにも、アウトサイドや爪先部分(トゥキック)を使いながら次のプレーのために、ボールをコントロールしやすい位置に置いています。

なぜボールを取られないか、この細かいボールタッチで相手の取れない位置でボールをコントロールしているからであり、ドリブル時の細かいボールタッチもメッシのドリブルの特徴ですね。

ドリブルの時のスピード

メッシのドリブルはスピードがありますよね。

でもメッシのドリブルのスピードは他の選手と違った特徴があります。それはスピードの変化(緩急)です。

止まった状態から動き出すスピード(初動動作)がとにかく速いんです。

相手を抜く瞬間に瞬間的なスピードを上げて相手を抜きます、置き去りにするために速いドリブルをします、次の相手と対峙したときに若干スピードを緩めます、そして2人目を抜くときにまた瞬間的なスピードを使います。

このように、ドリブルの場面でも状況によって体の動作やプレーの速度を変化させてドリブルをしているんですね。

トップスピードだけならメッシよりも速い選手はいるでしょうけど、メッシの場合、初動も速いわ、トップスピードまでの加速も速いわ、ドリブルのトップスピードも速いわなんです。

なぜ、ボールを取れないか、メッシ独自のプレースピードが特徴と言えますね。

ゴールに向かってドリブルする

相手から逃げていくドリブルではなく、ゴールに向かって相手の密集しているエリアへ向かってのドリブルが多いです。

相手を抜く自信があるからできるんでしょうけど、C・ロナやロッベンなんかのドリブルの傾向とはちょっと違いますね。

これは、フィニッシュに繋げることが最大の意図だと思いますが、自分のドリブルによって相手を密集させることで、優位な場面を作り出すという意味合いもあります。

自分に相手を引き寄せることができれば、味方の選手がフリーになる確率が高くなります。

細かいボールタッチで、スピードに緩急を付けながら、密集地帯にドリブルで侵入していく、ちょっとメッシ以外に思いつきませんね。

相手にとってはは脅威以外のなにものでもありません。

ゴールに向かってドリブルしていく、密集地帯に侵入していくドリブルもメッシの特徴です。

ボディバランス

ボディバランスの良さはなにもメッシに限らないのですが、

自分で体勢を崩すこともほとんどなく、

相手に当たられても踏ん張れる、

ドリブルしながらボディフェイントのみで相手を惑わすなど、

サッカーのプレーに対し身体の均等が保てることはやはりメッシの特徴になると思います。

特に、メッシは相手にボディーチャージさせません。相手はファールを覚悟しないと体を当てることもできないんです。

初動速度とその後の加速で相手を置き去りにするのですが、そのスピードの中でも体勢を崩すことなく、局面局面に応じて適した体勢を保てるんです。

なぜ、ボールを失わないか、このスピーディなプレーに対応できるボディバランスの良さはメッシの特徴と言えるでしょう。

このようなところがメッシのドリブルの特徴と言えます。

  • 左足を多用
  • 細かいボールタッチ
  • ドリブルの時のスピード
  • ゴールへ向かうドリブル
  • ボディバランス

・・・あらためて考えてみると、項目的には凄い技術ではありませんねぇ。意外と難しいことはやっていないなと思ってしまいます。

しかし、それぞれの精度が秀でているんでしょうね。

メッシの初動動作やトップスピードでのボールコントロールなどはとてもマネできません。

なぜ、メッシはこういう技術が凄いんでしょうか。その秘密に迫ってみたいと思います。

メッシのドリブルの秘密

なぜ、メッシはこんな凄いドリブルができるんでしょうか。僕なりにその秘密を探ってみます。

まず、このドリブルを可能にするメッシ独自のフィジカルです。

メッシは自身の病気?が原因で身長が170cmです。この身体のサイズも含めてメッシのフィジカルを活用したドリブルであると言えるのではないでしょうか。

利き足を上手に使うこと、細かいステップ、細かいボールタッチ、初動&加速動作、適正なプレー体勢を保つなど、

フィジカルトレーニングや体幹を鍛えることによってどんな選手でも鍛えることはできると思いますし、プロの選手であれば誰でもやっていることです。

しかし、メッシの場合は、トレーニングで身体を鍛えることに加えて、170cmというサイズが良い影響を及ぼしているんだと思います。

あのトップスピードの中でのボールの扱い方や切り返し、ストップターンの尋常じゃない速さは、単なるフィジカルの強さ、体幹の強さだけではないと思います。体が小さいことが最大限に活用されているんですね。

もともとメッシはかけっこも速いですから、当然ドリブルのスピードも速いんです。

この身体能力に高度な技術が加わってますので、凄い技術になるのは当然ですね。

ちなみに、メッシのランニングスピードは時速34km、ドリブルのスピードは時速32kmだそうで、めっちゃ速いんですね。

これが、メッシ独自のドリブルを生み出す秘密のひとつだと思います。

 

もうひとつの秘密。メッシは自身の試合の中で自分の威力を最大限に発揮するために、自身のマネジメントをしています。

メッシの1試合90分間での走行距離は平均で7~8kmです。一般的には10km、走力を売りにしている選手であれば12km前後走ります。

つまり、メッシの運動量は少ないんです。なぜか、メッシの力を攻撃に特化させるためです。

メッシのドリブル時間は探しても見つかりませんでしたが、チームの中でディフェンスやフリーランニングなどに体力を使うのではなく、

メッシの場合は、ドリブルやシュートなどの攻撃の中心としてのプレーを多くすることによって、試合の中で何度も精度の高いドリブルができるのです。

この傾向は、メッシに限らず、他の有名アタッカーにもみられる傾向ですね。

  1. メッシ独自の身体機能を活用したドリブル
  2. パフォーマンス発揮のための体力の調整

この2つが僕が考えるメッシの凄いドリブルの秘密です。

まとめ

今回は、スーパースター、メッシのドリブルの秘密に迫ってみました。

先にも説明しましたが、プレーの項目自体は難しい技術ではありませんで、その質がとんでもなく高いということです。

質を高くしているのは(秘密は)、メッシの身体機能を最大限に活用していること、メッシの特徴を最大限に活用する役割分担をしていることです。

とても、マネすることはできませんが、自分の身体機能を生かしたプレーをする、技術を磨くことは、上達のためのヒントになると思います。

メッシのように170cmほどのサイズでドリブルの得意な選手は、メッシのように自分の特徴を武器にする、

また、サイズの大きい選手は、メッシじゃなくても、自分のフィジカルの状態を生かせるスタイルを目指す、

このように考えれば、メッシのドリブルの秘密から、自分の特徴を再確認することもできますね。

今回の記事がサッカーを楽しみにされる方々のお役のお役に立てればうれしく思います。

よかったら、過去記事の<<サッカーの試合で使えるドリブルの練習とメニュー>>もご参照ください。