サッカーのいろいろなランキング、このブログでもやってますけども、なかなか楽しいんですよね(笑)
今回もそのランキングをやってみようと思うんですが、これまでとはちょっと違って、ディフェンスラインをランキングしてみようと思います。
※(2019.12.9追記)ポルトガルとベルギーのベストディフェンスラインをランキングに追加しました!(笑)
各国の歴代のディフェンダーで最強のディフェンスラインを組んでみます。
目次
ディフェンスライン
ディフェンスラインをランキングする、どうやるのか。
世界の各国の歴代のディフェンダーを組み合わせ、各国の最強のディフェンスラインを組んでみたいと思います。
まず、ディフェンスを組む時点で、その国の最強の選手がチョイスされます。
サッカーのディフェンスである左右のサイドバック、センターバックは原則としてストッパーとスウィーパーorリベロ(←ストッパーとリベロが設定されないときは単なるCB2枚)というディフェンス4枚を組み合わせます。
例えば、日本代表であれば左SB:都並、右SB:松木安太郎、CB:石神&加藤久という日本サッカー最強(笑)のディフェンスラインができあがるわけです。
この各国の最強ディフェンスラインをランキングするという試み??です(笑)
はたして、各国の最強のSBは?最強のCBは??そして、どの国のディフェンスラインが歴代&史上最強なのかということです。
選手のチョイスやディフェンスの組み合わせ、ランク分けなどについては、バロンドール受賞、南米最優秀選手賞、20世紀の偉大なサッカー選手100人などの受賞、選出の実績などを中心に、僕の思い込みによりたいと思います!m(__)m
また、エントリーする国については、ワールドカップでの優勝国を中心にした世界のサッカー強豪国と我らが日本代表としたいと思います。
僕の身勝手なうんちくも踏まえますので、ご覧になっていただく皆さんも一緒に楽しんでいただければと思います。
ランキング
各国のディフェンスを原則として
右SB/CB(ストッパー)/CB(スウィーパー/リベロ)/左SB
というラインで並べてみます。
そのディフェンスラインをランキングしていくのですが、順位を決める要素として、
- 純粋なディフェンスの堅さ
- 攻撃頻度による間接的なディフェンス
ということを加味して考えていきたいと思います。
まず、国際大会の成績順に10か国をエントリーとしたいと思います。
- (ブラジル)ロベ・カル/ルシオ/Jセザール/カフー
- (ドイツ)ラーム/コーラー/ベッケンバウワー/フォクツ
- (イタリア)マルディーニ/ネスタ/カンナバーロ/ベルゴミ
- (アルゼンチン)センシーニ/ルジェリ/パサレラ/サネッティ
- (フランス)リザラズ/デサイー/ブラン/テュラム
- (ウルグアイ)ルガーノ/モンテーロ/ゴディン/ペレイラ
- (イングランド)ライト/ファーディナンド/ムーア/ネヴィル
- (スペイン)カマーチョ/ピケ/イエロ/Sラモス
- (オランダ)クロル/スタム/ライカールト/デ・ブール
- (日 本)長友/中澤/吉田麻/酒井宏
以上、それぞれの国のそれぞれのポジションの最高選手を並べたディフェンスラインです。
第10位
言うまでもなく、第10位は我らが日本です(笑)
SBは長友と酒井宏で鉄板ではないでしょうか、相馬直やウッチーもいますけど、ディフェンス力としてみると長友&酒井宏には及ばないのかなと。
CBも井原、闘莉王がいますけど、このブログのセンターバックランキングから中澤&吉田麻としました。
エントリーした国と比較すると見劣りはしますが、この日本最強のディフェンスラインもなかなかのもんだと思います。
問題点を探せば、両CBのスピードと長友の高さでしょうか。
そんな我らが日本代表最強ディフェンスラインをダントツの10位とします!
第9位
第9位はイングランドです。といいますのも、ライトとかムーアとかのプレーを知らないものですから(笑)
イングランドの両SBがなかなか検討がつかなくて、右はネヴィルを選出、左はイングランドのレジェンド、ビリー・ライトとしました。
CBはマラドーナの5人抜きに最後にスライディングをかましたテリー・ブッチャーや「男の中の男」ことジョン・テリーなどもいますけど、イングランド唯一のW杯優勝時のキャプテン、ボビー・ムーアと実力者のファーディナンドを選出しました。
このイングランドのディフェンスラインも強力ですが、他のエントリー国と比較したときにリオやネヴィルが若干・・・なのと、レジェンドとは言えライトとムーアのプレーを観たことがないもので・・・。
ということで、イングランドを第9位にランキングします。
※ベルギー
↑ベルギーの最強DFラインはこの4人とさせていただきました。
1980年代にシーフォやクーレマンスなどの活躍によってW杯で3位、欧州選手権で準優勝という実績をのこしていますが、
2018年前後、FIFAランキングで世界1位になるなど、世界屈指の強豪国となったベルギー。
2018年W杯は我らが日本もこのベルギーにやられましたけど(笑)
その日本戦に出場していた3人、フェルトンゲン(←びよよ~んヘディングシュートを決めた選手)、コンパニ、アルデルヴァイレルトに、
ベルギー代表を永く支えたレジェンド、ヴァン・デル・エルストを加えさせていただきました。
これら4人以外には、2019シーズン神戸に在籍しているフェルマーレン、
また、ベルギーのレジェンドの一人、エリック・ゲレツなど強烈なDFもいます。
DFラインとしてみたときには、イングランドよりも上なのかなと、勝手にイングランドの上としました(笑)
※ポルトガル
↑W杯最高成績3位、欧州選手権1度優勝のポルトガル歴代最強のDFラインはこれかなと!
左SBにはコエントランもいますけど、ここは永く代表で活躍したBアウベスをチョイス。
右SBはモンテイロと迷いましたけど、Pフェレイラを。
CBコンビは、ポルトガル史上最高のCBであると思われるペペ&カルバーリョで。
また、ポルトガル代表キャップのDF最高は、ポルトガルの黄金の世代のひとり、フェルナンド・コウトです。
ポルトガルの歴代最強DFラインはこの4人をチョイスしてみました。
ベルギーと比較したときには、ポルトガルのほうが少し上のような気がします。
ただ、ベルギーもポルトガルも、↓8位のウルグアイには及ばないのかなと、9位と8位の間に、ベルギーとポルトガルをランニングしてみましたm(__)m
第8位
ウルグアイを泣く泣く8位にランキングしました。
守ることだけで考えたらこの4人から点を取るのはかなり苦労しそうです。
両SBは実力者ディエゴ・ルガーノとマキシ・ペレイラ、この2人はウルグアイ代表キャップ2位と1位。
CBはセリエA最多退場記録保持者モンテーロと現世界最高のCBのひとりディエゴ・ゴディン。
第1回のW杯が行われた頃、1920~1950年くらいのウルグアイは世界最強のチームと言っても過言ではなく、30年間でW杯やコパ・アメリカ、オリンピックのことごとくのタイトルを奪取、連覇しました。
大陸選手権であるコパ・アメリカの優勝回数はアルゼンチンやブラジルを抑え1位。
1950年以降W杯の優勝はないものの、どの時代にも優秀な選手を多く輩出しています。
そのタレントの中でもこのウルグアイのディフェンスの4人はかなり強力な面々です。
過去をさかのぼれば、ウルグアイサッカーには、オリンピックを2度(←連覇)、初回のW杯、コパ・アメリカを4度獲ったホセ・ナサシという神レジェンドがいるのですが、ナサシのポジションはCBです。
観たことのない選手ですのでディフェンスラインには入れませんでしたが、古豪のためこのような選手がたくさんいるんでしょうね。
先に書きましたけど、守りだけに限って言えば他の強豪国に見劣りしないディフェンスラインですが、この面々は国際タイトルを獲ったことのないディフェンスなので、泣く泣く8位としました。
第7位
W杯の優勝はなく、国際大会のタイトルは欧州選手権の1度だけ、ですけど、4人のディフェンスを並べてみたら強烈すぎる面々がならびました。
オランダを第7位にランキングします。
両サイドはCBもしていましたが、SBでプレーしたことのあるルート・クロルとフランク・デ・ブール。
ファン・ブロンクホルストやハイティンハなどSB専門がいますけど、クロルは1974&1978年のW杯連続準優勝の実績、デ・ブールはオランダ代表キャップ3位(ディフェンダーでは1位)という実績から、2人を選出しました。
CBは人とは思えないヤープ・スタムと才能の塊フランク・ライカールトをチョイスしました。
オランダのCBにはオランダサッカー史上最高のCBと言われるロナルド・クーマンもいますが、ライカールトのほうが強烈だと思いました。スタムとクーマンが並んでもそれは凄いCBになります。
オランダのこの4人の面白いところは、ディフェンス専門のクロル、スタム、デ・ブールはSBもCBも実績があること、
またライカールトは「トータルミッドフィルダー」と言われていたことが示すとおり、どこのポジションでもできる多才な選手です。
全員がオランダの名門クラブ、アヤックスに所属していましたので、自然とユーティリティ性が身に付くのでしょうね。
このオランダのディフェンスラインもかなり強烈です。スタムやライカールトがセンター並んでることを想像してみてください。
ただし、オランダはこれまでにW杯で優勝したことがありません。
他の国の面々と比較したときには、このタイトルがないことだけが第7位にランキングした理由です。
クロル、スタム、ライカールト、デ・ブール個人の力量だけで測れば、上位に出てくる国を上回ると思います。
第6位
CBには強烈な面々が多いアルゼンチン、SBが少し人材不足?(←超大国の中では)で見劣りするでしょうか。
両SBはネストル・センシーニとハビエル・サネッティ。センシーニはアルゼンチン代表に17年間選出されたいぶし銀のプレーヤー、サネッティはアルゼンチン代表キャップ1位。
CBはオスカル・ルジェリとダニエル・パサレラ。ルジェリは1986年W杯優勝のCB、パサレラは1978年W杯優勝のCB&キャプテンということで選出しました。
SBにはタランティーニ、オルギン、CBにはブラウン、アジャラ、サムエル、マスチェラーノという捨てがたい強烈な面々がいます。
アルゼンチンのディフェンスラインもなかなかのものですが、選手個人としてみたときに、他国に少し劣るような気がします。所属クラブでの実績で。
ただし、センシーニ、ルジェリ、パサレラ、サネッティと並べてみると、ウルグアイと同じようになかなかいぶし銀の面々だと思います。
第5位
個人的に、昔から守りが堅いとは思えないスペインですが、このメンバーを並べてみたら、なかなかのディフェンスラインになりました。
ホセ・アントニオ・カマーチョ、ジェラール・ピケ、フェルナンド・イエロ、セルヒオ・ラモスのスペインを第5位にランキングします。
この4人に割って入れるとすればマルチェナとプジョルくらいのものでしょう。他国に比べ世界的なディフェンダーが少ないような気がします。
ピケなどはスペインの奇跡と言って良いんではないでしょうか。Sラモスもカードコレクターですけどなんだかんだ評価が高いですからね。
オランダのディフェンスラインと比較したときに、純粋な守りだけだったらオランダのほうが強烈な気がします。
ですが、W杯の優勝メンバーであるピケ、Sラモスがいる分だけスペインを上に評価しました。
昔はそうではなかったんですが、最近はティキタカでボールを保持して守る時間を少なくするようになったスペインの貴重な4人を並べたディフェンスを第5位とします。
第4位
王国ブラジルのディフェンスラインを第4位とランキングします。場合によっては点をとれそうなディフェンスラインですので(笑)
両SBはロベルト・カルロス&カフー。代表キャップの2位と1位です。
CBはルシオとジュリオ・セザール(←みなさんご存知ですか)で組んでみました。
ブラジルはSBの宝庫と言って良いでしょう、古くはWサントス(ジャウマ&ニウトン)から始まり??
- Cアウベルト
- ジュニオール
- ブランコ
- ジョルジーニョ
- レオナルド
- マイコン
- Dアウベス
- マルセロ
どうです?凄いSBの面々でしょ?
これらの面々の中からキャップ数、W杯タイトルからロベ・カルとカフーを選出しました。
CBもオスカーやアウダイール、最近活躍のチアゴ・シウバやダビジ・ルイスなどからルシオとジュリオ・セザールを選出しました。
JセザールはGKではありませんで(GKはセザルです)、1986以降に活躍していたブラジルの屈強なCBです。個人的にはブラジル史上最高のCBだと思います。
このディフェンスラインをみたときに、CBは強烈に屈強ですが、両SBが守るイメージが全くわきません(笑)
ブラジルのサッカー、ブラジルのSBは守備よりも攻撃です。超強烈な攻撃性がブラジルのSBの特徴です。
ですので、純粋なディフェンス力は高くないのですが、スペインと同じように攻撃によって守備を軽減するという間接的な守備力ということになるでしょう。
このディフェンスラインは、Jセザール以外はW杯の優勝メンバーです。カフーは2度の優勝と1度の準優勝という凄まじい実績です。
この実績とブラジルならではのサッカーによるディフェンスラインで守るブラジルを第4位にランキングしました。
第3位
1998年W杯優勝のディフェンスラインをそのまま並べたフランスを第3位にランキングします。
両SBはビセンテ・リザラズ、リリアン・テュラム、CBはマルセル・デサイー、ローラン・ブランです。
SBにはアモロス、サニョル、シルベストルなどの名選手がいますし、CBにはボッシの他に2018W杯優勝のCBヴァランなどはローラン・ブランやフェルナンド・イエロの後継者と言われるほど期待の高い選手です。
このフランスも強烈です、CBとしても世界的なテュラムがSBですからね。
第2位
強烈なディフェンスが多いドイツからはこの4人を選出して第2位にランキングします。
SBはフィリップ・ラームとベルティ・フォックツ、CBはユルゲン・コーラーと皇帝。
皇帝のチョイスが微妙ですが、リベロを確立させた選手でありバロンドール2度受賞(←リベロとして認められたのかどうか?)ということで。
がっちがっちに守ろうと思えば皇帝ではなくアウゲンターラーやメルテザッカーのほうが良いかもです。
SBは他にもブレーメ、ロイターなど、CBにはアウゲンターラー、メルテザッカーの他にもフェルスターやブッフバルトなど強烈な面々がいますけど、
ラーム、コーラー、皇帝、フォクツはその時代に世界最高と言われた選手たちであり、全員W杯優勝時の中心メンバーです。
ラームと皇帝にはほどよく攻撃力も備わっていますし、バランスの取れたディフェンスラインだと思います。
第1位
結局イタリアが1位になってしまいました(笑) m(__)m 両SBにマルディーニとベルゴミ、CBはネスタとカンナバーロ。
ポジション毎の個人を比較したらオランダ、フランス、ドイツをほんの少し上回って、世界最強のディフェンスラインと考えますが、いかがでしょう。
4人ともW杯優勝のメンバー・・・かと思いきや、マルディーニは優勝メンバーではありませんでしたm(__)m
マルディーニはW杯に4度出場し、W杯最多フル出場試合数(23試合)、W杯最多出場時間(2217分)の記録を持っているそうです。
マルディーニ&ネスタは活躍当時、それぞれのポジションで世界最高のディフェンダーと言われました。
ベルゴミも「Mr.インテル」と称されるイタリアのレジェンドレベルの選手であり、何と言ってもカンナバーロは史上唯一のディフェンダーとしてのバロンドーラーです(皇帝とザマーは本来MFという意味で)。
カテナチオの国ですから、この4人以外にも、ディフェンスには凄い人材が揃っています。
古くはジャチャント・ファッケッティに始まり、
- ガエタノ・シレア
- ジェンチーレ
- カブリーニ
- フランコ・バレージ
- ザンブロッタ
- キエッリーニ
と、4人と入れ替わっても遜色はありません。
ブラジルのような攻撃力はどうなのか、そんなにありませんが、もう一度名前を言うと、
マルディーニ/ネスタ/カンナバーロ/ベルゴミ
ですよ。世界最強のディフェンスラインに相応しい面々だと思います!
まとめ
以上、今回は各国のディフェンスラインをランキングしてみました。
- イタリア
- ドイツ
- フランス
- ブラジル
- スペイン
- アルゼンチン
- オランダ
- ウルグアイ
- イングランド
- 日本
と、僕の考えではこうなりました(笑) 皆さんはどう考えられますか?
もしよろしかったら、「いや俺はそうは思わない」「この選手のほうが相応しい」などなどコメントなどいただいてかんかんがくがくしてみるのも楽しいかなと思います。
ぜひ、ご意見ください(←過激すぎるのは困りますけど(笑))
しかし、ディフェンスを4人並べてみたら、思ったよりもオランダやウルグアイの面々が強烈でした。オランダは怪物級が並んでます(笑)
ドイツ、フランスも守りが堅いイメージがありますけど、イタリアを凌ぐ組み合わせができませんでした。
ブラジル、スペインは守りではありませんね(笑) ディフェンスラインも攻撃重視です。
今回の記事が読んでくださった皆様のサッカーの楽しみのお役に立てればうれしく思います。
よかったら過去記事の<<【歴代】日本代表のゴールキーパーランキング【サッカー】>>もご一読いただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。