Jリーグへの移籍が噂されているダビドシルバ。
世界的なビッグクラブ、マンチャスター・シティで9シーズンプレーしているビッグプレーヤーです。
ダビドシルバってどんな選手なんでしょう?
今回は、ダビドシルバの凄さとそのプレースタイルを紹介したいと思います。
イニエスタなどと並ぶ大物ですよ!
目次
ダビドシルバの凄さ
ダビドシルバがどんな選手なのか、まずその凄さから紹介します。
ダビドシルバのサッカー選手としての実績から、凄さをお伝えしたいと思います。
まず、スペイン代表選手としての経歴からみてみましょう。
スペイン代表のダビド・シルバ
スペインの世代別代表に、
- U15:不明
- U16:6試合2得点
- U17:20試合5得点
- U19:14試合5得点
- U21:9試合7得点
↑と、U15からほぼほぼすべての世代別代表に選出され、公式戦で得点を記録していますね。
U16からU21までの代表キャップは、イニエスタ、Fトーレス、セスクなどの名選手を上回っています。
それだけ若い時からスペイン代表の中心として活躍していたということになります。
スペインのフル代表については、
- 125キャップ(6位)
- 35得点(4位)
という実績を残していて、
スペイン代表キャップではGKをのぞいたフィールドプレーヤーに限ると、ダビドシルバよりもキャップが多いのはSラモス、シャビ、イニエスタの3人しかいません。
スペイン代表の得点についても35得点で歴代4位なんですけど、
ダビドシルバの凄さをお伝えしたいので、スペイン代表の得点記録を並べてみますと、
- 59得点:ダビド・ビジャ←神戸の
- 44得点:ラウル・ゴンサレス
- 38得点:Fトーレス←鳥栖の
- 35得点:ダビド・シルバ
- 29得点:Fイエロ
- 27得点:モリエンテス
- 26得点:ブトラゲーニョ
↑のように、スペインが誇るストライカーのモリエンテスやブトラゲーニョを上回る得点を記録しています。
ちなみになんですが、ご覧のとおり、
スペイン代表の得点記録は、神戸でプレーしたビジャが1位、鳥栖でプレーしたFトーレスが3位、
Jリーグにはスペインのレジェンドたちが次々にやってきているんですねぇ。
ダビドシルバもまだ現役ですけど、既にスペインのレジェンドと言っても過言ではありません。
・・・いかがでしょう、スペイン代表の実績からダビドシルバの凄さを伝えていることができていますでしょうか(笑)
ダビドシルバのスペイン代表での実績でもうひとつ紹介させてください。
スペイン代表は、
- 2008年:欧州選手権優勝
- 2010年:ワールドカップ優勝
- 2012年:欧州選手権優勝(連覇)
↑というナショナルチームによる国際大会で3大会連続優勝をやってのけました!
欧州選手権で優勝した国が次のワールドカップで優勝したのは西ドイツしかありませんでした(1972→1974)。
また、ワールドカップで優勝した国が次の欧州選手権で優勝したのはフランスしかありませんでした(1998→2000)。
さらに、欧州選手権を連覇したことのある国はありませんでした。
スペイン代表の国際大会での優勝は、1964年の欧州選手権優勝が1度だけで、
ワールドカップでも優勝候補に名前は上がるんですが、優勝経験がなかったんですね。
そんなスペインが2008年に44年ぶりに欧州選手権優勝!
欧州選手権で優勝した国は次のワールドカップでの優勝は難しいというレッテルをはねのけ、2010のワールドカップで優勝!
そして、ワールドカップでの優勝国は次の欧州選手権で優勝できないというレッテルまでもはねのけ、2012年の欧州選手権で優勝!史上初の欧州選手権連覇!!!
つまり、2008~2012のスペイン代表は世界最強であり、
スペイン代表の歴史的にも、世界のサッカー史上でも、前代未聞の偉業をやってのけたんですね!
このときのスペインの中心選手がシャビであり、
Jリーグでプレーしたイニエスタ、ビジャ、Fトーレスであり、また、ここで紹介していますダビドシルバなんですね。
2010年前後に世界最強を誇ったスペイン代表の1人がダビドシルバという選手なんです。
クラブチームでの実績
ダビドシルバの凄さをクラブチームでの実績からみてみましょう。
ダビドシルバのプレーしたクラブチームは次のとおりです。
- エイバル(レンタル)
- セルタ(レンタル)
- バレンシア
- マンチェスター・シティ
↑エイバル、セルタではレンタルで1シーズンずつプレー、その後契約先のバレンシアで4シーズンプレーします。
バレンシアもスペインの強豪クラブなんですが、
ダビドシルバがプレーした4年間ではリーグ3位が最高成績でした。
スペイン代表で2008年の欧州選手権を優勝したときには、バレンシアの所属なんですね。
そして、2010年のW杯優勝後に、イングランドのマンチェスター・シティ(以下「マンC」とします)に移籍します。
ダビドシルバここからが凄いんです。
マンCファンの方には怒られるかもしれませんけど、マンCは2010年以前はあまり強いクラブではありませんでした。
2008年にUAEの投資グループがクラブを買収すると、豊富な資金力で選手を補強し、2010年以降、毎年リーグ優勝を争う強豪クラブになっちゃったんです!
それまでのリーグ最高成績は5位だったんですが、2010年以降の成績は、
- 2010:3位
- 2011:優勝
- 2012:2位
- 2013:優勝
- 2014:2位
- 2015:4位
- 2016:3位
- 2017:優勝
- 2018:優勝
- 2019:現在4位
↑と、2010年以降でみると、プレミアリーグのクラブで最多優勝を誇っていて、プレミア最強のクラブになっちゃいました。
世界で5番目に大金持ちのクラブでもあります!
ちなみに、日本人選手の板倉滉(フローニンゲン)、食野亮太郎(ハーツ)の2人はマンCと契約しています。
おっとダビドシルバの話でした。
そんなマンCが強くなったのは、2010年前後から凄い選手を買い漁ったことが影響しています。
ちょっとマニアックかもしれませんが、2010前後からマンCでプレーした世界的な選手は、
- マイコン(ブラジル)
- コンパニ(ベルギー)
- サバレタ(アルゼンチン)
- ヴィエラ(フランス)
- ナスリ(フランス)
- ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール)
- ロビーニョ(ブラジル)
- アデバヨール(トーゴ)
- テベス(アルゼンチン)
- バロテッリ(イタリア)
↑などなど、強烈なメンバーがプレーしたんですが、
2019-20シーズンで、2010年前後からプレーしている選手が、あのアグエロ(アルゼンチン)とダビドシルバだけなんです!
アグエロは2011年にマンCに加入していますが、ダビドシルバは2010年からです。
つまり、それまであんまりぱっとしなかったクラブであったマンCは、
ダビドシルバの加入と同時に強いクラブになり、
他の凄いメンバーがマンCを去る中、
ずーっとマンCでレギュラーをはっているのがダビドシルバなんです!
マンCを強豪クラブに成長させた立役者がダビドシルバだということなんです(←と私は思っています笑)
ダビドシルバがマンCでプレーするようになって3人の監督が指揮を執っていますけど、
どんな凄い選手が加入したとしても、監督たちはダビドシルバを使い続けました。
マンCの選手と言えば??ダビドシルバなんです!
以上、ダビドシルバの凄さをお伝えするのに、スペイン代表とマンCでの実績を紹介しました。
・・・ちょっと興奮して、長文になってしまったことをお許しくださいm(__)m
長かった分、もう一度説明させてください。
スペイン代表が世界のサッカーの歴史を塗りかえるような実績をのこした中心選手!
世界のビッグクラブ、プレミアの強豪クラブであるマンCの中心選手!
が!ダビドシルバなんです!!
ダビドシルバのプレースタイル
そんな凄いサッカー選手であるダビドシルバ、いったいどんな選手なのか?
次にそのプレースタイルを紹介したいと思います。
あくまでも私個人的な考え、評価によるんですが、ダビドシルバのプレースタイルを一言でいうと、
チャンスメーカーです。
チャンスメーカーとは、サッカーで直接得点に繋がるチャンスを作り出す選手と覚えていただければと思います。
得点チャンスを作り出すのに必要になるのは、トラップ、パスというボールコントロール技術はもちろんですが、
相手をかわすためのドリブル、フェイント、ターンなどの技術、
さらに、周囲の状況を把握する情報収集力や、相手に対応させないためのアイデア・創造力など、攻撃のための知性が必要になります。
まぁ私が評価するまでもないんですが、ダビドシルバはこれらのスキルを持ち合わせた世界的なチャンスメーカーであることは間違いありません。
(私見ですが)特に、相手のDFラインとMFラインの間(DFラインの前でMFラインの後ろ)でのプレーは抜群に上手いですね。
狭いエリアでのプレーは、相手選手を動かすことによって、攻撃のためのスペースを作ったり、味方のマークを外してあげたりするので、
正に、チャンスメーカーの腕の?足の?見せどころなんですね。
ダビドシルバに限らず、狭いエリアでのプレーは、チャンスメーカーのプレースタイルだと言えます。
映像でダビドシルバのチャンスメイクぶり、プレースタイルをご堪能ください。
↑もちろん、点もとります(笑)
マンCでのダビドシルバは1シーズンで10得点以上だったのは1度だけで、本人が「好きだ」と言っているんですがアシストが多いんですね。
チャンスメーカーとしてのプレースタイルと考えれば至極当然のことですね。
そんなプレースタイルのシルバのポジションは、攻撃的なMF(日本で言うトップ下)が主なんですが、
フォーメーションや周囲との組み合わせによって、いろんなポジションを担当します。
2008年のEUROではサイドハーフ、ウイングというサイドのポジションでしたし、
2014年のEUROでは2トップ(いわゆる0トップ)でFWでしたし、
マンCではインサイドハーフだったりしました。
いずれも攻撃を担当するポジションではあるんですけど、そのチームのシステムに合わせていろんなポジションができるということも、シルバ独自のプレースタイルだと思います。
このブログの過去記事で、トップ下としてダビドシルバを紹介していますので、よかったらのぞいてみてください。
ダビドシルバの愛称は「魔術師」、
スペイン代表ではチームメイトであったイニエスタは対戦した相手選手で最も衝撃を受けたのがシルバであり、「とにかく上手い」と言ってます(笑)
上手いイニエスタが「とにかく上手い」ってどれだけ上手いんだと(笑)
超高度なテクニックを使いこなし、マジックのような創造性で得点シーンを演出する稀代のチャンスメーカー、
これがダビドシルバのプレースタイルだということです。
ダビド・シルバのプロフィールなど
ダビドシルバの凄さ、プレースタイルを紹介してきましたが、最後にプロフィールを。
ご存知かもしれませんが、シルバはスペインと日本のクォーターです。
- 本名:ダビド・ホスエ・ヒメネス・シルバ
- 国籍:スペイン
- 出身:ラス・パルマス(カナリア諸島)
- 生年:1986年1月8日
- 愛称:魔術師(El Mago)
- 身長170cm?
- 利き足:左
- 背番号:「21」
ダビドシルバはスペインのカナリア諸島(アフリカ大陸モロッコの沖合にある島)の出身です。
1986年生まれですから2020年で34歳になります、ん~年齢が・・・。
身長はいろいろ書かれているようですが、170cmとしました(笑)
レフティで、シルバの背番号と言えば「21」!クラブでも代表でも「21」です。
ダビドシルバのお母さんが日系人とのこと、お母さんのお母さん(おばあちゃん)が日本人ということのようです。
ですから、ダビドシルバはスペインと日本のクォーターです。
日本人からすると親近感がわきますよね(笑)
しかし・・・、
アジアは母のルーツだから僕にはほんのわずかだけどアジアの血が流れている。まだ幼かった頃、日本人の血をひく母は日本の文化とライフスタイルについて話してくれた。正直なところあまり覚えていないけどね。
引用:フットボールチャンネル
↑と、本人が語っているようで、あまり日本に思い入れがあるようではないようです(笑)
ダビドシルバのマンCとの契約は2020年のシーズン終了、5月頃まで。
既にカタールなどからもオファーが届いているとか。
そしてJリーグも神戸だとか札幌だとかの話もあるようです。
イニエスタ、Fトーレス、Dビジャなどの大物スペイン人がJリーグでプレーしましたので、
シルバもJリーグのクラブへ!の可能性もありますよ!日本人の血が流れていますし!!(笑)
・・・ただ!ちょっと気になるのが、上でちょっと書きましたけど、2020年で34歳になるという年齢。
現役を終える日も近づいてきているとは思いますが、ビジャやFトーレスのように、現役最後を日本でプレーしてほしいですね。
世界的なビッグプレーヤーであり、身長170cmと日本人サッカー選手よりも小さいながらも、「魔術師」と評されるプレースタイルの稀代のテクニシャン、
ダビドシルバの凄さを日本で観てみたいですよね。
お願いですから、是非日本へ!(笑)
まとめ
以上、今回は、Jリーグへの移籍が噂されているダビドシルバを紹介しました。
スペイン代表として、所属クラブでの実績からシルバの凄さを、
個人的な評価ですけど、「魔術師」「創造性あふれるテクニシャン」というプレースタイルを、
おばちゃんの故郷である日本で是非!!
全盛期は過ぎていますけど、必見のサッカー選手です。
今回の記事が読んでくださったみなさんのサッカーの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
よかったら関連記事の以下もご参照ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。