結局、ペレ?マラドーナ?メッシ??
現在にはじまった論争?ではないのですが、サッカーのレジェンドって誰が凄いのかっていうのは、
どの部分を重視するのかによって評価が分かれますので、永遠のテーマ?キリがない?のかもしれません(笑)
しかし敢えて!
このブログで、レジェンドたちを比較してみて、誰がどうなのか!
この永遠のテーマにチャレンジしてみます!(笑)
※かなりの長文です、お気を付けくださいm(__)m
目次
比較の前にレジェンドたちを羅列!
では、サッカーの世界のレジェンドっていったい誰なのか。
このブログで、サッカーをあまり知らない方々に、サッカー界のレジェンドを知ってもらおうと記事にしています。
↑こちら2つの記事で15人のサッカー界のレジェンドを紹介しました、が!
この15人は、1999年にイギリスのサッカー雑誌「World Soccer」が行った、
という、読者アンケートによって選出、ランキングされた100人のサッカー選手のうち、
上位15名を、私がピックアップしたレジェンドたちです。
サッカーを始めたばかりの方、サッカーを知りたくなった方に、
サッカー界のレジェンドを覚えてもらおうという意図がありました。
しかし、個人的な思考なのですが、サッカー界のレジェンドってこんな少数ではないんですよ(笑)
サッカーマニアの私(←自称)にとっては、レジェンドなんて100人以上います(笑)
そんな多くのレジェンドたちにも、なんと言いますか「格」みたいなものがあって、
当ブログの記事の「神編」「続編」のように区分けしましたけど、レジェンド感がそれぞれの選手で違うんですよね。
ペレ、マラドーナは永遠に語り継がれるレジェンドでしょうし、
ロッシ、リネカー(←2人ともW杯の得点王)なんかはもう忘れられているかもしれませんが、間違いなくレジェンドです。
ただ、やはり、ペレ&マラドーナとロッシ&リネカーって、・・・違いますよねぇ、レジェンドとしての認知度なんかが。
そんな多くのレジェンドたちの「格」「位」で区分けしてみようと思っているんですが、
これが、それぞれをどう評価するのかは、評価する人の考え方で、違うわけですよね(←ですからキリがない(笑))。
そこを、敢えて!私の勝手な評価ではありますが、
ペレ、マラドーナ、クライフ、ディ・ステファノをはじめとするレジェンドたちを比較し、
どのレジェンドが凄いのか、現役の選手の中にもレジェンドとなり得るのか?について考えてみたいと思います。
そこで、まず!
私が勝手にレジェンドだと思っている選手たちを、ただ黙々と羅列してみたいと思います。
調べ上げたら、それこそキリがありませんので、
僕が知っているレジェンドのうち、サッカーに詳しい人なら知っているであろう選手をピックアップします。
ただ、この後、比較対象となるレジェンドは装飾文字にしますね。
1900年代から10年毎に区分けします、レジェンドの生まれた年ごとに。
読んでくださる皆さんも、あー知ってる知ってる、・・・知らねー、あこいつこの選手を飛ばしてる、とか、確認してみてください。
1900年代生まれのレジェンド
1892 ピチーチ(スペイン)
1901 Rサモラ(スペイン)
1901 ナサシ(ウルグアイ)
1903 シンデラー(オーストリア)
1907 ディーン(イングランド)
1909 ネイエドリー(チェコスロバキア)
1909年までに生まれたレジェンドたちです。
ピチーチは1800年代の生まれですm(__)m
ピチーチ、サモラはそれぞれリーガの「賞」の名前になっています。
ナサシは第1回W杯優勝のキャプテンで、W杯1度、オリンピック2度、南米選手権4度優勝しているウルグアイのレジェンドです。
シンデラー、ネイエドリーは日本でも有名なレジェンドだと思います。
1900年代に生まれたレジェンドたちは、だいたい1930年の第1回W杯で活躍した選手たちです。
映像などで残っていることが少ない世代のレジェンドです。
1910年代生まれのレジェンド
1910 メアッツァ(イタリア)
1912 シャーロシ(ハンガリー)
1912 ランガラ(スペイン)
1913 ビカン(オーストリア)
1913 レオニダス(ブラジル)
1915 マシューズ(イングランド)
1910年代生まれのレジェンドはこの方々です。
W杯を2度優勝(←いろいろな評価がありますが)しているGメアッツァが代表的でしょうか。
イタリアのミラノのスタジアムの名前になっていますよね。
ビカンはペレやロマーリオよりも多く得点をした、世界一得点を取った(と言われている)レジェンド。
マシューズは第1回バロンドール受賞者です。
1910年代に生まれたレジェンドたちは、第2回、第3回のW杯で活躍した選手たちです。
この世代も映像に残っていることが少ないですね。
1920年代生まれのレジェンド
1925 スキアフィーノ(ウルグアイ)
1926 ディ・ステファノ(アルゼンチン)
1927 プスカシュ(ハンガリー)
1928 ジジ(ブラジル)
1929 ヤシン(ソ連)
1929 コチシュ(ハンガリー)
1920年代に生まれたレジェンドには、ディ・ステファノ、プスカシュ、ヤシンという格の高いレジェンドたちが多いですね。
1950年代の第4回、第5回のW杯で活躍した選手たちです。
ここらへんのレジェンドになると知っている方が多くなってくると思います。
1930年代生まれのレジェンド
1931 Jチャールズ(ウェールズ)
1931 Rコパ(フランス)
1933 ガリンシャ(ブラジル)
1933 フォンテーヌ(フランス)
1935 Lスアレス(スペイン)
1936 ゼーラー(ドイツ)
1937 Bチャールトン(イングランド)
1937 Gバンクス(イングランド)
1930年代に生まれたレジェンドたちは1960年代のW杯で活躍した選手たちです。
ブラジル国内ではペレと並び称されるほどの人気のあるガリンシャ。
イングランドが唯一W杯を制した1966年のイングランド大会のBチャールトンは、
この後行うレジェンドの比較のときの良いモデルになります。
1940年代生まれのレジェンド
1940 ペレ(ブラジル)
1941 Bムーア(イングランド)
1941 フローリアン(ハンガリー)
1942 エウゼビオ(ポルトガル)
1945 ベッケンバウアー(西ドイツ)
1945 Gミュラー(西ドイツ)
1946 Gベスト(北アイルランド)
1946 フィゲロア(チリ)
1947 クライフ(オランダ)
1940年代生まれのレジェンドは、世界のサッカー界に影響を及ぼした選手たちで溢れています。
グリーブス、ジャイルジーニョ、リーバ、ネッツァーなども1940年代生まれですが、
こんな凄い選手たちがかすんでしまうほどの、凄いレジェンドばかりです。
また、1940年生まれのレジェンドたちが多いのも、
個人的にはメディアの発達と言いましょうか、影響が大きいのかなぁと思っています。
1950年代生まれのレジェンド
1953 ジーコ(ブラジル)
1953 パサレラ(アルゼンチン)
1953 シレア(イタリア)
1955 ルムメニゲ(西ドイツ)
1955 プラティニ(フランス)
1950年代に生まれたレジェンドはこれらの選手。
この年代もロッシ、ファルカン、ボニエクなど名選手たちが多くいますね。
1960年代生まれのレジェンド
1960 マラドーナ(アルゼンチン)
1960 バレージ(イタリア)
1961 マテウス(西ドイツ)
1962 フリット(オランダ)
1964 Vバステン(オランダ)
1966 ロマーリオ(ブラジル)
1967 Rバッジョ(イタリア)
1968 マルディーニ(イタリア)
マラドーナ、ファン・バステン、バッジョは1960年代の生まれです。
1970年代生まれのレジェンド
1970 カフー(ブラジル)
1972 ジダン(フランス)
1972 テュラム(フランス)
1973 カンナバーロ(イタリア)
1973 Rカルロス(ブラジル)
1976 ロナウド(ブラジル)
1977 アンリ(フランス)
1970年代生まれのレジェンドたちはこの面々。
1970年以降生まれのレジェンド候補
1978 ブッフォン(イタリア)
1980 シャビ(スペイン)
1981 イブラヒモビッチ(スウェーデン)
1983 ラーム(ドイツ)
1984 イニエスタ(スペイン)
1984 シュバインシュタイガー(ドイツ)
1985 Cロナウド(オランダ)
1986 Sラモス(スペイン)
1987 メッシ(アルゼンチン)
1987 Gピケ(スペイン)
引退したばかり、まだ現役の選手で、将来レジェンドとして語り継がれる可能性のあるレジェンド候補です。
以上が、1900~1970年代に生まれた選手で、
2019年現在、サッカー界のレジェンドとして語り継がれている選手たちを一気に羅列してみました。
みなさんの考えられるレジェンドはいましたか?
サッカー界のレジェンドたちを比較してみます
これらのレジェンドたちをいろいろな視点から比較をしてみます。
これらのいくつかの比較から、本当に凄いレジェンドは誰なのか、
あれ?このレジェンドはイマイチなのかな?
こっちのレジェンドの方が凄いんじゃないのか?
みたいなことが分かるかもしれません(わからないかもしれません(笑))
そして、既にレジェンドとして認められている選手と、
これからレジェンドとして認められるかもしれない選手の比較もしてみます。
各比較項目のベスト10を選出し、その順位に10~1までのポイントを付けまして、
トータルで誰がレジェンド指標が高いのか(このブログの中で(笑))についてもやってみたいと思います。
まず、比較をする前に、レジェンド認定の指標のひとつである「20世紀の偉大なサッカー選手100人」の上位10人を確認しておきましょう。
【ポイント-名前(国籍)】
- 5499:ペレ(ブラジル)
- 3949:マラドーナ(アルゼンチン)
- 3328:クライフ(オランダ)
- 2780:ベッケンバウアー(西ドイツ)
- 1854:プラティニ(フランス)
- 1541:ディ・ステファノ(アルゼンチン)
- 1537:プスカシュ(ハンガリー)
- 1190:ベスト(北アイルランド)
- 1026:ファン・バステン(オランダ)
- 1022:エウゼビオ(ポルトガル)
↑こちらのレジェンド10人を踏まえながら、以下の比較を参照してみてください。
国際大会での実績の比較
レジェンドたちの国際大会の実績を比較してみます。
国際大会とは「W杯→大陸選手権→オリンピック」というのを優先順としてみますね。
※上記のレジェンドたちのうちオレンジ文字のレジェンドたちを中心に比較します。
【W杯優勝回数-(準優勝回数-※大陸選手権優勝】
- 3回:ペレ
- 2回:カフー(準優勝1回)
- 2回:ガリンシャ
- 2回:メアッツァ
- 1回:ロナウド(準優勝1回,大陸選手権2回)
- 1回:ベッケンバウアー(準優勝1回,大陸選手権1回)
- 1回:ジダン(準優勝1回,大陸選手権1回)
- 1回:マラドーナ(準優勝1回)
- 1回:ナサシ(大陸選手権3回)
- 1回:シャビ,イニエスタ,Sラモス(大陸選手権2回)
W杯を2回優勝したことのある選手は、カフー、ガリンシャ、メアッツァ以外にもいますけど、
3回優勝したことのあるのはペレしかいません(←多分(笑))
偉大な100人のベスト10からは、この国際大会での実績トップ10には、ペレ、マラドーナ、ベッケンバウアーの3人しか入っていません。
W杯の優勝がレジェンド認定の1つの条件というのであれば(←間違いなく条件だと思いますけど)、
例えば、BチャールトンやBムーアがレジェンドになったのであれば、
スペインのシャビ、イニエスタ、Sラモス、
フランスのジダン、アンリ、テュラムなどは、チャールトン等の実績を上回っています。
レジェンドとしての要件を十分に満たしていると思います。
また、W杯の優勝をレジェンドの要件とした場合に、
カントナが、ペレとマラドーナどちらが凄いのか、という問いに対して、
ペレが史上最高だと言っている人間がいるが、違うよ。マラドーナは常に1番偉大だ。
ペレと違って彼は偉大な選手のアシストを得られなかった。
マラドーナはたった1人でチームを背負っていたよ。
仮にアルゼンチン代表からマラドーナを抜けば、W杯は獲れなかった。
しかしブラジル代表はペレ無しでもW杯を獲れる。
引用:the WORLD
とのことです。
このような評価もあるわけですね。
現代サッカーのレジェンド最有力候補のメッシとCロナ。
Cロナは大陸選手権を獲りましたけど、メッシは国際大会無冠(←オリンピックは獲りましたけど)です。
レジェンドの比較、W杯をはじめとする国際大会での実績はこのような感じです。
クラブでの実績の比較
レジェンドたちが、所属したクラブでどれだけのタイトルを獲ったかの比較です。
比較対象はUEFAチャンピオンズリーグとコパリベルタドーレスを最重要として、
その次に国内リーグ戦(ブラジルの場合は州選手権)としてみます。
特にCLやコパの連覇はインパクトが強いですよね。
【CL/libe優勝回数-※国内リーグ優勝回数】
- 5回:ディ・ステファノ(5連覇)
- 5回:Cロナウド(3連覇含む)
- 5回:マルディーニ(2連覇含む)
- 4回:Sラモス(3連覇)
- 4回:イニエスタ,シャビ,メッシ
- 3回:クライフ(3連覇+準優勝1回)
- 3回:ベッケンバウアー(3連覇)
- 3回:プスカシュ
- 2回:ファン・バステン(2連覇+準優勝1回)
- 2回:ペレ
ディ・ステファノをレジェンドにしているのは、このレアルでのCL5連覇です。
スペイン国内で強豪の部類ではあったものの、No.1のクラブではなかったレアル・マドリードを、
加入と同時にスペイン国内はもちろん、欧州No.1のクラブにした最大の功労者がディ・ステファノだという評価です。
世界1を争うビッグクラブはディ・ステファノによって始まったわけです。
クライフ、ベッケンバウアー、プスカシュという偉大な100人の上位者がランクインしているということは、
レジェンドとしての要件は、サッカーが盛んな地域である欧州のCLの実績が大きく影響していると推測できます。
それを前提とすれば、Cロナ、マルディーニ、Sラモス、シャビ、イニエスタ、メッシという近年のレジェンド候補は、
十分にレジェンドの要件を満たしているということになりますよね。
残念ながら、ペレは欧州でプレーしていませんし(コパは連覇していますが)、マラドーナはCLの優勝はありません。
ここでのポイントには換算しませんが、レジェンドたちの国内リーグの優勝回数のベスト10を載せておきます。
- 13回:ディ・ステファノ
- 12回:ペレ
- 11回:エウゼビオ
- 10回:クライフ
- 10回:メッシ
- 10回:プスカシュ
- 10回:ブッフォン
- 9回:シャビ
- 9回:イニエスタ
- 9回:ラーム
ディ・ステファノは、ナショナルチームでの活躍はほとんどないんですけど、
CLの5連覇の他に、アルゼンチン、コロンビア、スペインの3か国のリーグで合計13回も優勝しているんです。
そして、ペレ、エウゼビオ、クライフと続いていきます。
現役のメッシが国内リーグ優勝10回で、クライフやプスカシュと並んでいます。
現役の間にあとどれくらい優勝するでしょうか。
バロンドール受賞実績の比較
ペレ、マラドーナを代表する南米の選手たちにはちょっと気の毒なんですが、
レジェンドの凄さを比較するのにバロンドールの受賞実績を比較してみます。
バロンドールを最優先にしたベスト10にしますけど、
実績が並んでいる場合は、バロンドール2~3位の実績を加味して順位を決めます。
【バロンドール受賞実績】
- 5回:Cロナウド(2位6回)
- 5回:メッシ(2位5回)
- 3回:プラティニ(3位2回)
- 3回:クライフ(3位1回)
- 3回:ファン・バステン
- 2回:ベッケンバウアー(2位2回)
- 2回:ロナウド(2位1回,3位1回)
- 2回:ディ・ステファノ(2位1回)
- 1回:エウゼビオ,Bチャールトン(2位2回)
- 1回:ジダン(2位1回)
バロンドールの受賞実績では、現役であるCロナとメッシの実績が突出しています。
2位まで含めればCロナは11年、メッシは10年、ノミネートされ、1位を争っているということになります。
3回はプラティニ、クライフ、ファン・バステンの3人、
2回はベッケンバウアー、ロナウド、ディ・ステファノの3人、です。
※この記事では比較の対象外としましたが、ルムメニゲ(西ドイツ)が2回バロンドールを受賞しています。
繰り返しますが、Cロナ&メッシの2人の現役選手は、
既にレジェンドたちを大きく上回っているということになります。
ただ!このバロンドールや次に比較する項目の得点関連からすると、バロンドールの受賞はどうしても攻撃的な選手に偏ってしまっていますね。
バロンドールの歴史を振り返ると、守備的な選手が受賞することは稀です。
そう考えると、レフ・ヤシン(ソ連/GK)、カンナバーロ(イタリア/DF)のバロンドール受賞は極めて価値が高いと思います。
得点王のタイトル実績の比較
攻撃的な選手限定の比較になってしまいますが、得点王のタイトルを獲得した実績を比較してみます。
リーグのレベルも関係するのかもしれませんが、
各国のリーグで何度得点王を獲得しているのかを最優先に、
それに、国際大会(W杯とか大陸選手権とかCLとかコパとか)での得点王を加味してみます。
この項目は、エントリーのレジェンドに限らず、上記に羅列した全てのレジェンドを対象にしてみます。
【得点王回数】
- 12回:ロマーリオ(+CL2回)
- 12回:ビカン
- 11回:ペレ
- 8回:プスカシュ(+CL3回)
- 8回:ディ・ステファノ(+CL2回)
- 7回:Gミュラー(+W杯1回,欧州選手権1回,CL4回)
- 7回:エウゼビオ(+W杯1回)
- 6回:メッシ(+CL6回)
- 6回:ファン・バステン(+欧州選手権1回)
- 5回:イブラヒモビッチ
それぞれの国内リーグでの得点王を実績ではロマーリオ、ビカンが12回という凄まじい記録です。
ペレも11回、プスカシュ&ディ・ステファノが仲良く8回ずつ。
Gミュラー、エウゼビオ、ファン・バステンという世界的なストライカーが顔を揃えましたね。
現役ではメッシとイブラヒモビッチがベスト10に入りました。
ちなみに、国際大会(W杯、大陸選手権、CLなど)での得点王の回数は、
- 8回:Cロナ
- 6回:Gミュラー
- 6回:メッシ
- 3回:プスカシュ
- 2回:ロナウド
- 2回:ファン・バステン
- 2回:ロマーリオ
となり、Cロナが歴史上No.1の実績です。
得点数の実績の比較
同じく得点関係ですが、選手時代の得点数についてランキングしてみましょう。
2019年6月現在とします、現役の選手がトップ10に入りますので(笑)
しかし、この得点数というのは、正直、正確にわからないところもありまして、
ペレやロマーリオは生涯で1000点以上の得点をしているとのデータもあるようです。
ここでは、スポーツニュースサービスを提供する「90min」のデータをそのまま使わせていただきます。
※トップ10には羅列したレジェンド以外の選手も出てきますm(__)m
【通算得点数】
- 805:ビカン
- 772:ロマーリオ
- 767:ペレ
- 746:プスカシュ
- 735:Gミュラー
- 689:Cロナウド
- 670:メッシ
- 576:Fディーク
- 575:ゼーラー
- 554:ウィリモフスキ
当然かもしれませんが、得点王獲得の実績上位者が得点数も多い傾向にありますね。
Cロナ、メッシが、伝説のストライカーGミュラーやプスカシュに届くでしょうか!?
W杯の試合出場回数の実績比較
レジェンドを比較する項目が攻撃的な選手に有利なものばかりですので、
MFやDFの選手にも公平な評価ができるように、W杯の試合の出場の実績を比較してみます。
このトップ10はちょっと面白いですよ。
このトップ10は比較の対象者に限定したトップ10にしたいと思います。
【W杯の試合出場回数】
- 23:マルディーニ
- 21:ゼーラー
- 21:マラドーナ
- 20:シュバインシュタイガー
- 19:ラーム
- 19:Cロナウド
- 19:カフー
- 19:メッシ
- 18:カンナバーロ
- 18:ベッケンバウアー
W杯での試合に出場した回数は、最多がマテウス(ドイツ)25試合、2位がクローゼ(ドイツ)24試合なんですが、
フル出場ではありません。
マルディーニの23回は全てスタメンフル出場です。
また、W杯の最多出場時間2217分も世界1の記録です。
トップ10の6人はMF、DFになりました。
MFやDFは得点をする機会が少ないので、攻撃的な視点で考えると、レジェンド感が薄くなるのかもしれませんが、
W杯でどれだけ試合に出たんだ、何分試合に出場したのか(←途中交代ではなく)視点で評価すると、
レジェンド感が高まるような気がしますが、いかがでしょうか。
ちなみに、偉大な100人のベスト10のW杯の試合出場を並べてみますと、
- 14:ペレ
- 21:マラドーナ
- 7:クライフ
- 18:ベッケンバウアー
- 14:プラティニ
- 0:ディ・ステファノ
- 6:プスカシュ
- 0:Gベスト
- 4:ファン・バステン
- 6:エウゼビオ
マラドーナとベッケンバウアーは出場機会が多いですけど、ペレ、プラティニは14試合の出場、
他のレジェンドは1桁ですし、ディ・ステファノとGベストはW杯の出場はありません。
W杯に出場し、試合に出場した実績は、レジェンド感の指標になるのではないかと思いますが、いかがでしょう。
ディ・ステファノ、プスカシュ、Gベスト、ファンバステン、エウゼビオという、
W杯での試合出場の少ない選手たちがレジェンド認定されているということは、
レジェンドの認定にはほかの要件が加味されるということなんでしょうかねぇ。
代表キャップの実績の比較
レジェンドたちを、代表キャプ数で比較してみます。
ここでの比較は2つ、レジェンドたちのうち比較の対象とした選手のトップ10、
そして、現役選手を含むレジェンド候補たちのトップ10の2つで比較します。
【代表キャップ数(レジェンド)】
- 142:カフー
- 136:カンナバーロ
- 126:マルディーニ
- 108:Bムーア
- 108:ジダン
- 106:Bチャールトン
- 103:ベッケンバウアー
- 98:ロナウド
- 92:ペレ
- 91:マラドーナ
【代表キャップ数(現役)】
- 175:ブッフォン
- 163:Sラモス
- 157:Cロナウド
- 133:シャビ
- 131:イニエスタ
- 130:メッシ
- 121:シュバインシュタイガー
- 116:イブラヒモビッチ
- 113:ラーム
- 102:ピケ
年代によって、国際大会の試合数が違うので、
現在と100年前、50年前を単純に比較することはできませんけど、
キャップ数という視点でみてみると、守備的な選手が多くなる傾向になると思います。
点をたくさんとる選手も凄いのかもしれませんが、
代表としてたくさん試合に出場するという選手も凄いのではないかと思います。
日の当たらないポジションであるDFの選手たちの凄さは、キャップ数でみて取れるのではないでしょうか。
レジェンドたちを比較してみた結果
以上、レジェンドたちがどう凄いのか、をいろんな視点で比較してみました。
- 国際大会での実績
- クラブでの実績
- バロンドールの実績
- 得点王の実績
- 通算得点数の実績
- W杯の出場試合数の実績
- 代表キャップの実績
以上の7つの項目でトップ10を抽出してみました。
このトップ10にポイントを割り振って集約してみると、こうなります。
- 37:Cロナ
- 30:メッシ
- 29:ペレ
- 26:マルディーニ
- 23:カフー
- 19:ディ・ステファノ,ベッケンバウアー(ビカン,ロマーリオ)
- 17:プスカシュ,Sラモス
- 14:シャビ
- 13:イニエスタ
- 12:クライフ,マラドーナ
- 11:ジダン,カンナバーロ,シュバインシュタイガー(ゼーラー,Gミュラー)
- 10:ファン・バステン,ブッフォン
- 8:ガリンシャ,プラティニ,ラーム
- 7:Bチャールトン,Bムーア
- 6:エウゼビオ
- 4:イブラヒモビッチ
- 2:ナサシ
- 1:ピケ
ポイントの配分に問題がありますから、こんなランキングになるんでしょうけど、
一応、7項目の比較から、このような結果になります。
バロンドール、得点王の実績が影響して、Cロナとメッシは既にレジェンドたちを上回っているということになります。
守備の選手の凄さを表す傾向にあるW杯の出場数や代表キャップ数を指標とすれば、マルディーニやカフー、Sラモスらもレジェンド感が高まりますね。
サッカー選手としての凄さを表す要件について、その多さを指標としましたので、昔の選手にはちょっと不利ですけど、
ペレ、ディ・ステファノ、ベッケンバウワー、プスカシュの実績はやはり凄いんだと思わされます。
逆に、クライフ、マラドーナ、エウゼビオの凄さは「数字」ではないのかもしれません。
偉大な100人の8位だったGベストはこの7項目の要件には1コも出てきませんでしたし、
5位のプラティニも、実績、数字を比較すると、こんなに低くなってしまうんですね。
以上、サッカー界のレジェンドたち、また現役の選手のレジェンド候補たちを、
サッカー選手としての凄さを表すいろいろな視点で比較してみたところ、
「偉大な100人」とはちょっとギャップのある結果になりました。
あくあでも、数字として表すことのできる実績の比較になりましたので、
このような実績によって比較すれば、
マラドーナやプラティニ、エウゼビオ、Gベスト、ファン・バステンって意外と大したことないんだなぁ、
レジェンドとして「格」が高い感のあったBチャールトン、Bムーア、ガリンシャなどよりも、
Cロナ、メッシ、Sラモスらの現役選手で実績を残している選手、
また、見方によっては、マルディーニやカフー、カンナバーロなどの守備的な選手、の凄さが認められるのではないかと思います。
ただ!!レジェンドの凄さをはかるときに、どうしても実績や数字では表すことのできない要件があるんですよねぇ(笑)
もしかしたら、レジェンドの凄さっていうのは、この実績や数字に表れない凄さで決まっているのかもしれません。
もしかして「衝撃の度合い」なのかな?
そのサッカー選手のプレーにどれだけ衝撃を受けたか!!!
言い方を変えれば、
- びっくりした
- 心を奪われた
- 魂を揺さぶられた
- 泣かされた
- 鳥肌が立った
- 思わず声が出ちゃった
サッカーを観ていて、選手のプレーを観ていて、このような経験をしたことはありませんか?
例えば!
クライフを生で観たことのある方々は、あのクライフに、あのアヤックスに、あのオランダに度肝を抜かれたんじゃないでしょうか。
クライフのプレーは、もう50年近く前のことになりますが、今でも鮮明に覚えていたりしませんか。
マラドーナのあのドリブルシュートに衝撃を受けた方、最後にスライディングでマラドーナを倒したDFの名前も覚えてますでしょ?(笑)
ミューレンという地味ぃ~な選手からびよ~んと放り込まれた「飛びすぎじゃね?」みたいなクロスを、
ほぼほぼ0°の角度から叩き込んだファン・バステンの0°ボレーに思わず「うわっ!」って声が出ちゃったのは僕だけじゃないはずです(笑)
レジェンドと称される選手たちの凄さっていうのは、
観ている人たちが、そのプレーに、衝撃を受けた度合い、また、衝撃を受けた人の数、とかが、
個人タイトル数や得点数、W杯の試合出場数などの数字よりも、優先されていると思われます。
逆に選手側からみれば、どれだけ多くの人に衝撃を与えたかということです。
クライフ、Gベストはナショナルチームで国際タイトルを獲れていませんし、
マラドーナ、プラティニはW杯や欧州選手権を獲りましたけど、
ペレやディ・ステファノ、プスカシュのようにリーグ戦やCLをたくさん勝つことができませんでした。
でも、これらの選手のサッカーやプレーに、衝撃を受けるのは、数ではありません。
観る人たちが、瞬間的なプレーに衝撃を受けて、長い時間が経ってもはっきりと覚えているくらいのインパクトが、
レジェンドたちの凄さを表しているものと思います。
ですので、誰がレジェンドで、レジェンドの誰が凄いのかは、人それぞれが決めることなんでしょうね。
ペレとマラドーナはどっちが凄いのか、ブラジル人はペレと言うでしょう、アルゼンチンティーナはマラドーナと言うでしょう。
メッシはマラドーナを超えたのか、得点数やクラブの実績で考えればメッシと言うでしょうし、
国際タイトル、特にW杯を勝っていないじゃないか、と考えれば、マラドーナを超えていないと評価されるでしょう。
サッカー好きの私にとっては、先ほどの比較の結果のCロナからピケまで全員レジェンドです(笑)
好みで、また、受けた衝撃度合いで言うなら、
ジーコ、バルデラマがW杯で魅せたスルーパスで、私のプレースタイルは決まりましたし、
ボニエクとプラティニの身のこなしに魅せられ、かっこいい選手を目指しましたし、
ピクシーのボレーと見せかけてトラップはトラウマになりましたし、
澤の同点ゴールにはおし〇こを漏らしそうになりました(笑)
ジーコ、ボニエク、プラティニ、バルデラマ、ピクシー、澤!
みんな私にとってはレジェンドです、ペレよりもマラドーナよりもです(笑)
みなさんに、トラウマになるほどの衝撃を与えたサッカー選手は誰ですか?
その選手がレジェンドと言うことになるのではないでしょうか。
まとめ
以上、今回は、サッカー界のレジェンドを比較して、どのレジェンドが凄いのかを考えてみました。
数字で表すことのできる実績を比較してみると、サッカー選手の凄さを確認することができます。
国際大会の実績、得点やタイトル受賞の実績もレジェンドの「格」「位」を示す要件だと思います。
やはり、メッシやCロナ、シャビやイニエスタも、レジェンドたちの実績を上回る実績を既に残しているわけです。
逆?に、数字で表れない、サッカーの、プレーの衝撃度合い、インパクトもレジェンドを表す要因だと思います。
ペレやマラドーナ、クライフのプレーにどれだけ多くの人々が衝撃を受けたのか、
この衝撃を受けた人の数が多いほど、レジェンド感が増すんだと思います。
今回の記事が読んでくださったみなさんのサッカーの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
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興奮して長文になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。