男子の高校サッカー選手権と同じように、毎年恒例、全国高校女子サッカー選手権も組み合わせが決まりました。
このブログ恒例ですけど、2020の高校女子サッカー選手権の優勝予想もやってみます!
絶対女王が君臨する高校女子サッカー界ですけど(←私が勝手に認定していますけど笑)、近年はちょっと群雄割拠状態になってきました。
どの高校が優勝するか、また上位進出するか、わからなくなってきましたよ、だから面白い!
目次
全国高校女子サッカー選手権2020出場校
全国高校女子サッカー選手権は2020年の1月3~12日間の5日間の試合日で開催されます。
大会の年度は2019年度なのかもしれませんが、ここでは開催年に合わせて2020とさせていただきますm(__)m
全国高校女子サッカー選手権は2020年の開催で第28回目となります。
高校女子サッカー選手権の出場校は全部で32校です。
トーナメント戦で行われ、優勝するまでには5試合に勝利しなければなりません。
既に組み合わせが決定していますので、トーナメント表に沿って出場校を紹介したいと思います。
トーナメント表をみてみると、一応シード校が選出されている形にはなっているのですが、シード校も1回戦からの試合になります(シードと言えるかどうか微妙ですが)。
高校女子サッカー選手権の組み合わせのシード?については、前年の選手権の結果が反映されているようです。
昨年の高校女子サッカー選手権は、
- 優 勝:星槎国際湘南(関東地区)
- 準優勝:常盤木学園(東北地区)
- ベス4:東海大福岡(九州地区)
- ベス4:十文字(関東地区)
↑という結果でしたので、
2020の選手権では、関東地区予選の1位、東北地区予選の1位、九州地区予選の1位、関東地区予選の2位、の高校がトーナメント表の端っこ(←シードという形)になっているようです。
※昨年の優勝校・星槎国際湘南は2020年の選手権にも出場していますが、選手権予選の関東大会で3位でしたのでシード?という形にはなっていません。トーナメント表上の第1シード?は関東大会1位の前橋育英という形になっています。
この記事で優勝の予想、上位進出校の予想をしたいと思いますので、トーナメント表のシード校のグループに沿って出場校を紹介したいと思います。
なお、正式なトーナメント表は↓です。
前橋育英のグループ
前橋育英(関東1位/群馬)シード?
日ノ本学園(関西1位/兵庫)
十文字(関東5位/東京)
作陽(中国1位/岡山)
文星女子(関東7位/栃木)
藤枝順心(東海2位/静岡)
星槎国際湘南(関東3位/神奈川)
香川西(四国1位/香川)
↑と、昨年優勝の関東地区1位の前橋育英がシードされる形のグループになります。
このグループはちょっと「死のグループ」的な形になりましたねぇ。
2019のインハイチャンピオン十文字(東京)、インハイ準優勝の日ノ本学園(兵庫)、
昨年の高校女子サッカー選手権チャンピオンの星槎国際湘南(神奈川)、
高校女子サッカーの名門・藤枝順心(静岡)などなど、
全国大会優勝の実績のある高校が揃い、他の高校も一筋縄ではいかない実力の高校が入ってしまいました。
このグループを勝ち抜けばベスト4進出となりますが、
例えば、インハイチャンピオンの十文字がベスト4に進出するには、
作陽、日ノ本学園、星槎国際湘南という強烈な3校に勝たなくてはなりません、他の高校からみても同じ傾向にあります。
注目校だらけのこのグループを勝ち抜くのはたいへんそうですし、予想も難しいですね(笑)
ちなみに、関東地区は7校出場できますが、4校がこのグループに入ってしまいました。
修徳のグループ
日本航空(関東4位/山梨)
東海大福岡(九州2位/福岡)
開志学園(北信越1位/新潟)
秀岳館(九州4位/熊本)
聖和学園(東北2位/宮城)
神戸広陵(開催地/兵庫)
AICJ(中国3位/広島)
修徳(関東2位/東京)シード?
↑と、関東地区2位の修徳(東京)がシードされる形のグループです。
このグループでは、東北地区予選で2位となった名門・聖和学園(宮城)が有力になるでしょうか。
2019年のインターハイでは、準決勝で優勝した十文字に僅差で敗れています、ベスト4。
昨年の選手権ベスト4進出の東海大福岡も注目でしょうか。
神村学園のグループ
神村学園(九州1位/鹿児島)シード?
文教大明清(北海道1位/北海道)
帝京長岡(北信越2位/新潟)
広島文教大附(中国2位/広島)
専大北上(東北3位/岩手)
大商学園(関西2位/大阪)
室蘭大谷(北海道2位/北海道)
聖カピタニオ女子(東海3位/愛知)
↑と、九州地区1位の神村学園(鹿児島)がシードされる形のグループです。
バランスが良いと言うと怒られるかもしれませんけど、実績のある高校とそれにチャレンジする高校が組み合わさっているように見えます。
神村学園、帝京長岡(新潟)、大商学園(大阪)、聖カピタニオ(愛知)が実績を残している高校と言えると思います。
常盤木学園のグループ
福井工大学附(北信越3位/福井)
京都精華(関西4位/京都)
健大高崎(関東6位/群馬)
鳴門渦潮(四国2位/徳島)
常葉大橘(東海1位/静岡)
鎮西学院(九州3位/長崎)
大阪学芸(関西3位/大阪)
常盤木学園(東北1位/宮城)シード?
↑と、東北地区1位の常盤木学園(宮城)がシードされる形のグループです。
高校女子サッカー界で圧倒的な実績を誇る常盤木学園、昨年の選手権は準優勝今年のインターハイには出場できませんでした。
特に、高校女子サッカー選手権では絶対的な成績を残していて、
過去27回の大会で優勝5回、準優勝7回(決勝進出割合44%!出場していない大会もありますので割合はさらに上がります!)と冬の選手権に強い「冬の女王?」「雪の女王?」です(笑)
グループ内をみてみると、ちょっと対戦に恵まれた感がありますか。
常盤木学園のライバルとなるのは東海地区を1位で出場してきた常葉大橘でしょうか。
個人的に注目してほしい高校があるんですが、鳴門渦潮(徳島)です。
近年実力を付けてきていると言える鳴門渦潮なんですが、今年のインターハイでベスト4に進出したんですが、
- 大商学園1-1:PK勝
- 柳ヶ浦2-2:PK勝
- 日ノ本学園0-0:PK負
↑と、3試合全てPK戦という結果で、結果からみると「簡単には負けないわよ♪」的な高校です(笑)
準決勝では準優勝した日ノ本学園ともPK戦を演じていますからね。
選手権で鳴門渦潮がPK戦となるかどうかにも注目ですね。
以上、2020年の全国高校女子サッカー選手権の出場校をトーナメント表に沿って紹介しました。
改めてみてみましても、前橋育英のグループに固まってしまった感がありますね。
星槎国際湘南の選手権連覇なるかどうか、
十文字の夏冬2冠なるかどうか(十文字は2019のめぬまカップでも優勝しているようなので女子高校サッカー3冠となるかどうか)という大会です。
大会が楽しみですね。
過去の実績と2019年の状況
2020の高校女子サッカー選手権の優勝予想ために、過去の選手権の実績と2019年の高校女子サッカーの状況から傾向をチェックしておきたいと思います。
このブログの過去記事で高校サッカーの傾向についてまとめていますので、ご参照ください。
→【サッカー】インターハイ2019組み合わせ決定!注目校と展望は?
高校女子サッカー過去の実績と近年の傾向
↑こちらの記事の中でも書いているんですけど、
高校女子サッカー界は、強豪校&強豪都道府県が固定していていました。
常盤木学園、聖和学園の宮城県が圧倒的に強くて、宮城県を追いかけるのが、
- 兵庫県(日ノ本学園・啓明学院)
- 鹿児島県(鳳凰・神村学園)
- 埼玉県(本庄第一・埼玉)
- 静岡県(藤枝順心)
などの状況でした。
現在もこの勢力図?は維持していると思われますが、近年、この強度?が少し下がってきているような気がします。
近年の選手権でも2016年に十文字が東京都として初優勝、昨年は星槎国際湘南が神奈川県勢として約20年ぶりに優勝しています。
また、以前は10点以上の点差が開く試合もけっこうあったんですが、近年はこのような大差となる試合が減ってきている傾向にありますし、
上位進出する高校(例えばベスト4に進出する高校)の顔ぶれが変わってきている状況にあります(前橋育英、大商学園、作陽などなど)。
つまり、特定の強豪地域が飛びぬけて強かった力関係が、均等化してきた傾向にあることがうかがえます。
常盤木学園や聖和学園、日ノ本学園など以外の高校も優勝、上位進出できる可能性が高まってきたということです。
全くの私見ですが、そういう意味では、2020の高校女子サッカー選手権では前橋育英(群馬)や帝京長岡(新潟)あたりにはちょっと注目かと。
2019年の高校女子サッカー界の状況
直近の高校女子サッカー界の状況では2019年の実績では、「めぬまカップ」「インターハイ」を確認しておきたいと思います。
めぬまカップ(選抜高校女子サッカー大会)は毎年3月末頃に開催されますが、
2019年の順位を確認してみますと、
- 十文字(東京)
- 日ノ本学園(兵庫)
- 常葉大橘(静岡)
- 本庄(埼玉)
- 磐田東(静岡)
- 聖カピタニオ(愛知)
- 常盤木学園(宮城)
- 広島文教大附(広島)
↑と、このような順位決定戦の結果だったようです。
で、この結果を踏まえて、2019のインターハイを振り返ってみますと、
- 優 勝:十文字(東京)
- 準優勝:日ノ本学園(兵庫)
- ベス4:聖和学園(宮城)
- ベス4:鳴門渦潮(徳島)
- ベス8:帝京可児(岐阜)
- ベス8:神村学園(鹿児島)
- ベス8:柳ヶ浦(大分)
- ベス8:暁星国際(東京)
↑という結果でした。
めぬまカップとインハイの決勝戦は同じカードで、ともに優勝は十文字。
つまり、2020の全国高校女子サッカー選手権までの今年度の実績から、十文字が強いと言えると思います。
ちなみに、2大会の決勝で十文字に敗れている日ノ本学園は、
- 十文字1(4PK3)1日ノ本学園
- 十文字1-0日ノ本学園
というスコアで力は拮抗している状況にあります。
これらの高校女子サッカー界の傾向と2019年の状況から、次で優勝の予想をしてみたいと思います。
優勝予想!上位進出校は?
では優勝を予想します。
日ノ本学園が優勝するのではないかと予想します!
根拠!?ん~とくにないんですが、カンです(笑)
2大会連続で決勝で僅差で十文字に敗れていますので、はらわたが煮えくり返っていると思います。
勝つために徹底的に学習するでしょう!
しかも、地元の兵庫での大会ですから、遠征ではないので、ぐっすり眠れるのではないでしょうか(笑)
この記事では、優勝するのは日ノ本学園と予想したいと思います。
上記の各グループの組み合わせから、ベスト8も予想したいと思いますけど、
- 日ノ本学園v星槎国際湘南
- 開志学園v聖和学園
- 神村学園v大商学園
- 鳴門渦潮v常盤木学園
↑と予想します、自信?全くありませんm(__)m
日ノ本学園が優勝すると予想しましたけど、決勝の相手は神村学園か常盤木学園のどちらかになるのではないかと予想します。
もう少し、予想の根拠(←私の勝手な)を言わせてもらえば、
その年度で、めぬまカップ+インハイ+選手権の3冠を達成するのは至難の業です(過去に日ノ本学園が1校だけ達成)。
既に2冠?を達成している十文字は他の高校から徹底的にマークされることが予想されます。
打倒十文字で虎視眈々とターゲットにされているでしょうし、
グループのところでも書きましたが、十文字が決勝まで進出するには、例えば、
作陽、日ノ本学園、星槎国際湘南、藤枝順心、聖和学園、神村学園、常盤木学園という強豪校とばかり対戦しなければなりません。
ですので、十文字の選手権優勝は簡単ではないのではないかと。
逆に、これらのライバル校に勝利し、十文字が3冠を達成するとなれば、高校女子サッカー界で語り継がれることになると思います。
日ノ本学園、十文字が有力だと思いますが、他の高校で不気味?なのは、インターハイで十文字と接戦を繰り広げた神村学園、聖和学園ではないかと。
ともに名門校ですからもちろん優勝のチャンスがあると思います。
以上、全国高校女子サッカー選手権2020の優勝、上位進出こうの予想をしてみましたm(__)m
まとめ
以上、今回は2020年の全国高校女子サッカー選手権の優勝予想をしてみました。
自信は全くありません(笑)
十文字が高校女子3冠を達成するか、星槎国際湘南が選手権連覇を成し遂げるか、注目です。
今回の記事が読んでくださったみなさんのサッカーの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
よかったら関連記事の以下もご参照ください。
→高校サッカー選手権2019-20の優勝予想をさせていただきます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。