大好きなサッカーですから、サッカーは楽しいし、サッカーの一部である練習だって楽しいはず!
・・・本来はそうなんですけど、
サッカー漬けの毎日を送っていると、「サッカーを楽しい」と感じなくなることってありませんか?
「練習に追われて」
「思うようにいかなくて」
「チームのメンバーについていくのがやっとで」
↑なんかを考えてしまい、ちょっとメンタルが下降気味のときって、サッカーが楽しくなかったりするものです。
今回は、そんな凹み気味の状態にあるサッカー選手が、
「サッカーを楽しい」と再確認できるような練習メニュー、また、練習のあり方について考えてみたいと思います。
目次
サッカーを「楽しい」と感じるのはどんなとき?
楽しい練習メニューを紹介する前に、ちょっとめんどくさいかもしれませんが、
この記事を読んでくださっているあなたが!
「楽しいと感じるのはどんなときか」
「楽しくないと感じるのはどんなときか」
ということを振り返ってみませんか。
例えば、「気の合う仲間と練習する」のと「一人で練習する」のをどう感じるでしょうか。
気の合う仲間と練習することが楽しく感じる人と、一人で練習することが楽しく感じる人といるのではないでしょうか。
逆に、仲間との練習に苦痛を感じる人もいれば、一人の練習をする気にもならない人もいるかと思います。
この違いはなんでしょう。
これは一人一人の考えが違うからです。
何が楽しくて、何が面白くて、何がつまらないのかは、人それぞれの考えや価値観によりますので、
サッカーや練習が、自分の考えや価値観とマッチしない状態であれば、楽しいと感じられないと思います。
このようなことは、サッカーに限らず他のスポーツや勉強、仕事でも同じことだと思います。
つまり、楽しくないと感じるのは、考えていることとやっていることが釣り合っていないからではないかと思うんです。
このことに加えて、
心とやってることが釣り合っていないような状態には、
もの凄く練習しているんだけど、なにも考えていないで(例えば「惰性」で)練習しているから、楽しく感じることができないこともあるんではないでしょうか。
この「楽しい」「楽しくない」と感じる状態について、みなさんはどう思われますか?
私も中学、高校時代に、サッカーに明け暮れていたころは、サッカーありきで生活していましたけど、
そのときのことを思い返してみると、あのきつい練習の毎日が、生活が、楽しいと思ったことはなかったですねぇ(笑)
義務感といいましょうか、恐怖心といいましょうか、
とにかく練習しないとついていけなくなる、とか、
練習しないと怒られるとか、そんな気持ちだったことを覚えています(笑)
ただ、そのときの目標といいましょうか、大会でそれなりの結果を残して、引退したあとには、凄い達成感がありました。
それから何十年経っていますけど、今は、あのキツかった頃が楽しかったなぁと思いますね(笑)。
サッカーにしろ、生活にしろ、毎日毎日楽しいってことはないのかもしれません。
楽しくないことを経験することによって、楽しいと感じることもあるのかなぁと、個人的には思っています。
サッカーや練習を楽しむために必要なことは?
よって、「楽しむ」ために必要なことは、
「やる」よりも「考える」ことです。
考えてサッカーをやる、考えて練習をする、ということが絶対に必要だと思います。
何を考えればいいのか?
それぞれの選手が、自分の心のままに考えることが良いと思いますけど、例えば、
- 目的を確認する
- 目標を設定する
- テーマを設定する
というのはどうでしょうか。
例えば!
サッカーが上手くなりたい、それにはリフティングを100回できるようになれと言われた、周りの選手をみながらとりあえず練習してみた、
けど、何度やっても10回しかできない、リフティングってつまらない練習・・・と感じてしまったりとか。
こういうときに「リフティングのコツを誰かに聞いてみようという考え」にはなりませんか?
1か月後に100回できるようにするために「練習日と練習の時のテーマを決めて100回までの計画をたててみようという考え」はどうでしょう。
なんとなく勢いではじめてみて、やってみたら上手くいかないからつまらなくなるということは、けっこうありがちなので、
自分の先週に「何かを考える」ことによって、練習への取り組み方が変わると思います。
つまり、練習に対して、目的をもつとか、目標や計画を立てるとか、こんな考えができるように意識するということです。
考えるっていっても、どうしても悪いほうへ考えてしまうという人もいると思います。
考えているんですから悪くないんですよ(笑)
ただ、考えることを止めるのではなくて、もう少し前へ進めてみてはどうでしょう。
例えば、
相手選手と体がぶつかるのが怖いから自分はだめだ、
ここで考えを止めるのではなく、
「だったら、できるだけぶつからないでプレーをできるようになりたい」
「よし、ダイレクトプレーとパス&ゴーを極めよう」
↑などと考えることが可能だと思います。
サッカーを、練習を楽しむには、目標やテーマを設定するという考え方をすることをおすすめします。
目標を達成したり、テーマをクリアしていくと満足感が得られますので、必ず楽しいと感じられます。
一人で考えるのもよし、チームメイトや先輩後輩などと話をしながら考えるのもよしです。
私は高校時代、同じ学年の補欠の選手(←超下手でもサッカー大好き)と、チーム練習が終わった後、必ず2人1組のリフティングをしていました。
交互ヘディングのワンタッチで100回できるまでは帰らないというものでした。
最初はなかなか100回に到達できず、帰れなかったんですけど、2か月くらいすると早く帰れるようになりました(笑)
調子にのった私たちは200回に設定しました。
100回できるようになると200回なんてすぐにできてしまうんですね(笑)
テーマを設定して練習したという一例です。
練習の時のルーティーンでしたけど、この練習が僕は楽しかったです。
楽しいと感じる練習メニューでしたね。
気分を変えるための練習メニュー
なんだか、不調、スランプ気味などのときには、気分を変えて楽しめる練習をすることが良いですね。
私の経験に基づきますけど、楽しい練習メニューを紹介します。
2人でリフティング
↑またまた映像をお借りします。先に書きました、2人でやるリフティングのメニューです。
0:43~2人ヘディングが始まります。
この映像の方々は30歳になったので30回というテーマ設定をしてやってますね。
この何回やるっていうテーマ設定が大事です。
ワンタッチでやることが盛り上がりますよ。
このワンタッチヘディングのリフティングは、この映像のように対面でやるのもよし、
グラウンドのゴールからゴールまで移動しながらというのも楽しいですよ。
↓上手になるとこんな感じになります。
一人で悩んでいる、ちょっとスランプに陥って一人で凹んでいる人にはもってこいのメニューですよ。
みんなでリフティング
↑ご存知、みんなで輪になってリフティングです。
このメニューもテーマを設定すると盛り上がって楽しいですよね。
全国共通だとは思いますけど、このメニューは回数というテーマではなく、
ボールを落とした人が罰ゲームを受けるというテーマではありませんでしたか?(笑)。
僕のやっていたチームでは「デ〇ピン」で、ひどい人はおでこの一部が腫れたりしていました(←マネしないで下さい)。
しかも、このデ〇ピンを受けるのは、落とした人なのか、落とさせるために卑怯なことをした人なのかでジャッジが必要でした。
テーマの設定次第でたいへん盛り上がる?燃え上がる?メニューで、楽しいですよ。
チーム内のコミュニケーションが不足していたり、ぎくしゃくしているようなときには、ゲーム的な感覚でやってみると良いともいます。
このメニューもワンタッチが面白いですよ。
クロスバー当て
↑一人で練習することが好きな人にはこのクロスバー当てはどうでしょう。
一人でやっていても、連続で当たると腹の底から喜びがふつふつと沸き上がってきます(笑)
私は中学時代に、ペナルティエリアのラインからで6連続で当てたことがあります(僕以外誰も見てませんけど笑)。
この映像の人は凄いっす。
自主練は自分の考え次第で楽しくもなり逆もあります。
自主練で行き詰ったりした人は、ときどき気晴らしでこのメニューをやってみてはいかがでしょう。
ちなみに、チームのメンバーとやっても盛り上がりますよ。
↓日本代表もやっています。
まとめ
今回は、サッカーは楽しいと再確認できるというニュアンスで、おすすめの練習メニューを3つ紹介しました。
自分の心がどこにあるのか、どんな考えでサッカーをしているのか、によって、
本来、楽しいと感じるはずの大好きなサッカーが、そう思えなくなることがあります。
ですが、それは選手一人一人の考え方次第で解消できます。
目標やテーマを設定した練習メニューを、
たまには気分を変えるためのレクリエーション的な練習メニューを取り入れたりすることをおすすめします。
きびしい練習をしている選手なんかは、毎日毎日が楽しいと感じないかもしれませんけど、
きびしい練習の日々の先に、達成感を感じることができる日があると思いますよ。
やっぱりサッカーは楽しいし、楽しめるかどうかは、自分の考え方次第ですし、
その考え方で、日々の練習メニューも楽しいものにできると思います。
この記事が読んでくださった方の参考になればうれしく思います。
過去記事の<<コーンを使ってできる練習を4つ紹介します【サッカー】>>もご一読ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。