2021年は、日本サッカー協会が創立100年を迎えるそうです。
で、それを記念として「日本サッカー名勝負10番」というイベントをやっているようです。
ぐぬぬ・・・忘れておりました。
日本サッカーの名勝負!このブログも参加させていただきます!!
このブログでは、サッカー日本代表の名勝負をランキング形式で紹介させていただきますm(__)m
なお、選出、ランキングにつきましては、完全なる私見でございますのでお許しください。
皆さんは、日本代表の名勝負と言えば、どの試合を思い出されますでしょうか。
目次
サッカー日本代表の国際大会の歴史と名勝負
サッカー日本代表の記念する最初の試合は、1917年(大正6年)の第3回極東選手権の中華民国(現中国)で0-5の敗戦だったとのことです。
初の国際試合は黒星スタートだったんですね。
国際試合第2戦目は、この次の日に行われたフィリピン戦。
この試合では、日本は国際大会初得点を記録するわけですが、2-15と大敗します(笑)
欧州のサッカー界のレジェンドでもあるパウリノ・アルカンタラ擁するフィリピンに完敗し、
この13点差は、現在でもサッカー日本代表の対ナショナルチームの最大差敗戦試合です。
サッカー日本代表が、国際大会で初勝利を挙げたのは、1927年(昭和2年)の極東選手権で、フィリピンに2-1で勝利します。
国際デビューから10年かかって初勝利を挙げたんですね。
その後の日本代表の国際大会での成績をピックアップしてみますと、
- 1936年:3-2スウェーデン「ベルリンの奇跡」
- 1936年:1-16グラスホッパー最多失点&最大差敗戦
- 1968年:東京オリンピックベスト8
- 1968年:メキシコ五輪銅メダル
- 1992年:アジアカップ初優勝
- 1993年:2-2イラク「ドーハの悲劇」
- 1996年:1-0ブラジル「マイアミの奇跡」
- 1997年:3-2イラン「ジョホールバルの歓喜」
- 1998年:W杯初出場
- 1999年:Wユース準優勝
- 2001年:コンフェデ準優勝
- 2002年:W杯自国開催ベスト16
- 2004年:アジアカップ連覇
- 2010年:W杯ベスト16
- 2012年:ロンドン五輪4位
- 2018年:W杯ベスト16
- 2021年:東京五輪4位
↑ざっくりですが、サッカー日本代表は、こんな歴史を辿ってきたんですね。
勝った試合も、負けた試合もありますし、記念となる、記録となる試合もあった訳ですね。
この歴史の中で、名勝負と評価される、語り継がれる試合もあるんですね。
何をもって名勝負なのか。
このブログでは、歓喜、絶望、落涙、なにもやる気が起こらない、等々、いわゆる「心が震えた」試合を名勝負とさせていただきたいんです(笑)
読んでくださっている皆様は、サッカー日本代表の試合で、どの試合で心が震えましたでしょうか?
以下、私選、私見によりますランキングで名勝負を紹介させていただきますが、
ほぼほぼ、皆さんと同じ試合が名勝負となりそうな予感ですm(__)m
私が観た試合で、サッカー日本代表(男子)の国際大会の試合と、それ以外の試合とに分けて名勝負をランキングさせていただきます。
朝日新聞と日本サッカー協会が100年記念イベントをやっています。
日本代表だけではなく、国内試合、Jリーグ、高校サッカー、中学サッカー、なでしこ等々の過去約100年の試合の中から選びなさいという内容です。
こちらも面白そうですよ。
サッカー日本代表名勝負ランキングベスト10
サッカー日本代表の国際大会公式戦10試合をランキングさせていただきます。
私は、メキシコオリンピック銅メダルは観ておりませんので、それ以降の名勝負となります。
まずは、男子フル代表に限定した試合とさせていただきます。
10位:1-0イラン(1992)
1992年広島で開催された第10回アジアカップ予選リーグ最終戦のイラン戦を10位にランキングさせていただきます。
ご存じかと思いますが、
「足に魂を込めました」←です。
Jリーグ開幕が翌年に迫り、サッカー熱が高まる段階で、広島でアジアカップが開催されました。
それまで、あまり重要視されていないような大会でしたが、日本代表はこの大会にフル代表で臨んだんです。
予選リーグ2戦終了時、日本代表はUAEと北朝鮮と引き分けており、勝ち点2で最終戦でイランと対戦します。
イランは、1勝1分で勝ち点3(この大会は勝利したときの勝ち点は2)。
引き分けでも予選リーグ敗退となってしまう状況での対戦です。
引き分けでもOKと考えているのか、イランは徹底的に守ります。
イランゴールに迫る日本代表ですが、80分を過ぎても0-0、このまま引き分けてしまったら予選リーグ敗退。
85分、スローインから、ラモスが中央の井原に繋ぎ、井原の苦し紛れ?のキック??が、イランのDFラインの裏っ側へ抜けました、反応しているのはカズ!!
イランGKと1対1、角度のないところから、右足を振りぬくカズ!!GOOL!!!
1-0でイランに勝利し、予選リーグを2位で突破。
この後、中国、サウジアラビアに勝利し、アジアカップ初優勝を飾ることになります。
このアジアカップでの初優勝は、単に、アジアを初めて制したということだけではなく、
長く低迷した日本サッカーが、国内で盛り上がり、アジアを勝ち抜き、W杯に出場するにいたるきっかけとなる出来事だったとは言いすぎでしょうか。
1990年代に日本サッカーを牽引することになるキング・カズの右足一閃には、心が震えました。
この大会の準決勝、決勝よりも記憶に残るイラン戦を名勝負ランキング10位とさせていただきます。
↓カズのゴール(と井原のスルーパス)は1.34.50~です。
9位:3(延長)2イラン(1997)
「ジョホールバルの歓喜」を9位にランキングさせていただきます。
いわずもがな!日本が初のW杯出場を決めた、アジア最終予選の試合です。
日本サッカー史に残る記念となる試合ですから、多くの方がご存じだと思いますね。
やっぱりアリ・ダエイ、アジジの2トップは強烈でしたよ、一時は試合をひっくり返されましたからねぇ。
まま、あまり調子の良くなかったカズや、当時の日本代表の中心となりつつあったヒデや城など、メンバーをどう組み合わせるかも侃侃諤諤されました、加茂監督更迭、岡ちゃん代行、てんやわんやしていました。
ヒデの時代到来を確信させる大車輪の活躍で、イランとの激闘を制し、初のW杯出場を決めました。
念願のW杯出場、心が震えないわけない。
名勝負ランキング9位は、ジョホールバルの歓喜、死闘、日本vイランとさせていただきます。
→日本vsイラン1998フランスワールドカップアジア最終予選1997プレーオフ ハイライト
8位:3-2カタール(2011)
名勝負ランキング8位は、2011年アジアカップ準々決勝カタール戦とさせていただきます。
このアジア大会、決勝のオーストラリア戦で李忠成の「ふりいだあああああああ」のボレーで優勝するわけですが、
この準々決勝のカタール戦での逆転劇は、シビれました。
カタールのCFセバスティアンの個人能力に手を焼く日本DF、CBは今野と若き日の吉田麻也。
前年の南アフリカW杯では闘莉王と中澤コンビから日本代表のCBを引き継いだばかりの吉田麻也でした。
南アフリカW杯後に就任したザッケローニは、吉田麻也をCBに選んだんですね。
その吉田麻也がまだまだ不安定。
セバスティアンの抜けだしを許し、個人技についていけず、先制点を奪われてしまいます。
前半に同点に追いついた日本でしたが、
後半15分過ぎ、その吉田がクロスプレーで足を残してしまい、2枚目のイエローで退場。
直後のフリーキックで失点してしまうという、最悪な展開。
カメラは退場したばかりの吉田麻也を映し出し、その表情から、ことの深刻さがうかがえます。
しかし、10人になってから、日本の逸材たちが躍動します!
本田圭佑、香川真司、岡崎慎司ら前線のタレントが違いを魅せ、早々に同点に追いつきます。
そして、後半44分、長谷部の糸を引くような縦パスから、狭いところでプレーさせたら世界有数の香川が抜け出し、
GKを外したあと、カタールディフェンダーに倒されてしまいますが、
すぐそばにいた日本人がこぼれたボールを難なくゴールに蹴りこみます!
サイドバックの伊野波でしたああああ。
ザッケローニ魂のガッツポーズ!!
本田、岡崎の日本代表の中心選手に加え、香川がとんでもない才能を魅せ、
若き日の吉田麻也がこれから経験を積んでいき、日本最高のCBに成長していく過程での、アジアカップ優勝です。
この大会で、最もシビれた試合がカタール戦だったと思います。
→[日本史上最高の逆転劇] 日本vsカタールアジアカップ2011カタール準々決勝ハイライト
ちなみに、2004年のアジアカップ準決勝バーレーン戦も、この試合と同様、10人の日本が逆転勝ちしています。
試合途中、遠藤が退場していまいますが、中澤、玉田の活躍で、大逆転勝利しました。
→[日本史上最大の死闘!!!] 日本vsバーレーンAFCアジアカップ2004中国大会準決勝ハイライト
7位 3-4イタリア(2013)
名勝負ランキング7位は、2013年のコンフェデ、イタリアとの打ち合いをランキングさせていただきます。
コンフェデレーションズカップ(略してコンフェデ)は、W杯や大陸選手権とは違って、若干、親善試合的な要素が強い感はありますが、
あのイタリアと3-4という打ち合いを演じましたので、観ていてどきどきしましたねぇ。
どこまで本気だったかはわかりませんけど、
ブッフォン、ピルロ、デ・ロッシ、バロッテッリという世界的な選手も出場していましたからね。
しかも、我らが日本代表がけっこうな押せ押せの試合展開で、イタリアのポストを何度叩いたことか。
この試合は、日本人だけでなくても、世界の方々が観ても面白い試合だったと思います。
名勝負ランキング7位は、2013年コンフェデの日本vイタリアとさせていただきます。
→【歴史的な一戦】日本vsイタリア 世界に衝撃を与える日本代表!コンフェデレーションズカップ2013
6位:1-2韓国(1985)
サッカー日本代表の名勝負ランキング6位は、1985年国立競技場で行われたメキシコW杯予選の韓国戦とさせていただきます。
木村和司の伝説のFKです。
・・・弱かった・・・。
今考えると、Jリーグが始まる前(プロのサッカーリーグが創設される前)の日本代表は本当に弱かったです。
それでも、選手たちは必死で戦い、我々ファンは心を込めて応援してきましたよ。
愛すべき我らの日本代表が、強い、上手い韓国に、付いていくのがやっとの状況だったんですね。
そんな、弱い日本代表が、夢のW杯に出場できるかもしれない試合が、この韓国戦でした。
私はテレビ観戦でしたが、
テレビからはホーンが鳴り響き、満員の国立競技場(←ラグビー以外でみたことがなかったですね)が映し出され、
昂った状態で、試合が始まりましたよ。
日本は積極的でしたが、徐々に韓国の分厚い攻撃に押し込まれていきます。
そして、ほぼほぼ完璧に崩され2失点、それも前半の終わりくらいですので、日本は心が折れる寸前。
ぐぬぬ、なんとかしてくれ・・・。
そして、前半残り僅かのところで、日本はペナルティエリアの近くでFKを獲得。
ボールをセットし、だらぁっとたたずむ日本の10番、木村和司。
決めてくれいいいいい、決まるんですねぇ!
国立競技場内が大興奮に包まれます!
解説の松本郁夫氏も短く「やった!」
1-2で前半終了、後半も加藤久のヘディングシュートがバーを叩くシーンがあったりしましたが、
試合はこのまま終了、第2戦のアウェイでの試合に臨むことになりました。
韓国は強かったですし、日本は弱かった。
弱い我らが日本の希望が木村和司のFKでした。
悔しい、残念な試合でしたが、我々日本人には忘れることができない、心を揺さぶられた試合でしたよねぇ。
それでも私は涙は出ませんでした。
しかし、ホントに凄いところに決まってますよ、このFKは。
5位:2-2ベルギー(2002)
名勝負ランキング第5位は、2002年W杯のベルギー戦とさせていただきます。
ぶっちゃけます!
5位以上は、私、全て涙を流しました(笑)
私がW杯を観だしたのは1978年のアルゼンチン大会からですが、この大会は決勝戦だけでした。
1982年のスペイン大会から、本格的に見始め、W杯の虜となっていまうのです。
ブラジルすげえ、イタリア嫌い、アルゼンチン嫌い、西ドイツ嫌い、フランス好き、
カメルーンのヌコノすげえ、ポーランドのボニエクかっこええ!とか(笑)
しかし、日本は弱いから、W杯なんかに出らんない。
86も90も94もただただ世界の強豪国のサッカーを観まくる期間が続いたわけですよ。
1998年にやっとのことで、我らが日本代表も出場できた、けど、3敗、まあそうだわなああ。
そのW杯が日本で開催される!
あの大歓声が日本で!!
何年もただ眺めるだけだった世界のサッカーの祭典が日本で!!
その初戦がベルギー戦だったんですよねぇ。
82大会で78優勝のアルゼンチンに勝ち、86大会ではシーフォやベルコーテルンなどの活躍で4位になり、
その後もコンスタントにW杯に出場し、しぶとくベスト16に進出してくるベルギー、赤い悪魔ですよ。
2002の大会は前評判は高くありませんでしたけど、私からすると世界の強豪なわけです。
フランス人を監督に迎え、フラット3というオフサイドを破られそうな戦術を引っ提げ、試合になったんですが、
やっぱり、DFラインに並ばれたところからヴィルモッツにオーバーヘッドを決められる ああ。
伸二の止まるロングパスから鈴木隆之がつま先ゴールで同点に追いつく。
そして、後半23分、稲本がドリブルでベルギーのDFラインを突破し、左足一閃!!!
木村和司も山本浩も、井原も、絶叫!!倉敷なんかは「決めてくれえええ」(笑)
夢のまた夢であったW杯に出場し、それも日本開催で、
世界の強豪であるベルギーにリードした!(←W杯で初めてリードした瞬間です)稲本のゴール!!
何万人の大絶叫とガッツポーズが溢れるさいたまスタジアム!!
私は、気が付いたら、涙が流れておりました涙涙涙。
勝てるんじゃないかと思いましたが、さすがの赤い悪魔、しっかりとドローに持ち込みました。
稲本の逆転ゴールで日本がリードした瞬間は、本当に夢心地でした。
W杯、また日本でやりましょうよ!もちろん単独開催で!!
→[懐かしハイライト] 日本vsベルギー2002年日韓ワールドカップグループH
4位:1(PK)1ヨルダン(2004)
名勝負4位は、2004年アジアカップ、準々決勝のヨルダン戦とさせていただきます。
あ!この試合、私は涙は零していませんでした(笑)
川口能活、伝説のPK戦ですので、多くの方が賛同いただけるのではと思っています。
凄いPK戦でしたね、こんな追い詰められたPK戦みたことないですよ。
ぶっちゃけ!試合内容はあんまり覚えていません(笑)
強烈にPK戦を、川口能活の神招集のみを覚えています。
PK戦になり、日本の俊輔と三都主が続けて同じところ(ゴールのはるか空のかなた)に外してしまうという始末。
2人とも正確なキッカーですからねぇ。
決められたら終わりのシーンを3度耐え、
うち2本は指先で触り、そのボールがクロスバーを叩いて跳ね返るというどきどきのPKストップ!
川口が伝説のGK確定となった記憶に残る試合ですね。
→アジアカップ2004 準々決勝 日本対ヨルダン PK戦 重慶の奇蹟
3位:0(3PK5)0パラグアイ(2010)
サッカー日本代表の名勝負ランキング、第3位は、2010W杯ベスト16のパラグアイ戦とさせていただきます。
2002年のW杯でもベスト16に進出した我らが日本代表ですが、まま!自国開催だったわけです。
なんだかあっさりトルコにやられたわけですし。
自国開催ではないW杯で、カメルーン、オランダ、デンマークと同組の予選を突破し、ベスト16に進出したことは凄い快挙ですよ!
そして、ベスト8をかけて、パラグアイと対戦しました。
お互いに失点しないことを優先した傾向の試合で、ファウルが多く、ゴール前に放り込み合いの試合になりました。
が!松井のシュートはクロスバーを叩き、本田圭のシュートは惜しくも枠を外れ、玉田のクロスは味方と合わないなど、日本にもチャンスがありました。
延長戦でも決着がつかず、PK戦へ。
PK戦ならどっちに転ぶかわからない!
日本初のベスト8進出なるか!!!でしたが、PK敗戦。
涙を流さずにはいられない結末となりました。
→【伝説の試合】2010W杯 R16 日本 vs パラグアイ ハイライト&PK戦物語
2位:2-3ベルギー(2018)
名勝負ランキング2位は、2018W杯ベスト16のベルギー戦とさせていただきます。
ロストフの激闘です。
我らが日本代表が、世界ランキング1位のベルギーとこんな試合をしてくれるとは!
そして、そして、極めて!惜しかったですよねぇ。
日本人だけでなく、誰が見ても弾きこまれる試合だと思います。
こんなサッカーを魅せてくれる我らが日本代表、誇りでしかないですよ。
・・・ちくしょう・・今観ても涙が出そうです。
→Belgium v Japan | 2018 FIFA World Cup | Match Highlights
1位:2-2イラク(1993)
サッカー日本代表の名勝負ランキング、1位は、1993年W杯アジア最終予選のイラク戦とさせていただきます。
ベタで申し訳ありません。
ドーハの悲劇です。
悲劇を1位とさせていただきました。
この試合が、その後の日本サッカーになんらかの影響を与えたのかどうかはわかりません。
弱かった日本代表が、少しずつ力をつけて、期待値が高まり、ちょっと調子に乗っていたかもしれませんけど、W杯出場を目指したんですよ。
1戦目のサウジに勝ち切る実力があれば、2戦目のイランに負けない実力があれば、この悲劇はなかったのではないでしょうか。
悲しくて、悔しくて、残念なドーハの悲劇、我らが日本代表の記憶に残る試合であることは間違いありませんよね。
号泣しましたよ(笑)
→[ドーハの悲劇] 日本 vs イラク 1994アメリカワールドカップアジア最終予選1993 最終戦 ハイライト
以上、サッカー日本代表の名勝負ランキング、ベスト10です。
- 1993:2-2イラクドーハの悲劇
- 2018:2-3ベルギーロストフの激闘
- 2010:0(3PK5)0パラグアイ
- 2004:1(4PK3)1ヨルダン
- 2002:2-2ベルギー
- 1985:1-2韓国伝説のFK
- 2013:3-4イタリア
- 2011:3-2カタール
- 1997:3-2イランジョホールバルの歓喜
- 1993:1-0イラン足に魂を込めました
↑読んでくださった皆さんの名勝負はありましたでしょうか?
どの試合に心が震えました?興奮しました?
でも個人的には、このベスト10の試合は、多くの方が名勝負と思われる試合が入っているのではないかと思います。
サッカー日本代表の名勝負ランキング番外編
さて!実はこの記事のメインイベントはこちらかもしれません。
サッカー日本代表って、男子のフル代表だけではありませんよねぇ。
アンダー世代の日本代表、女子の代表なでしこも日本代表でございます。
そんなサッカー日本代表を「番外編」として、名勝負ランキングしてみます。
ランキングは、やはり!私が観てて、心が震えた、涙がこぼれた、足がつった!!等の度合いによります。
我らが日本代表は、数々の奇跡を起こしてきましたよね!
あ!前述の名勝負ランキングは、男子フル代表の国際大会の公式戦オンリーでしたが、
ここでは、フル代表の親善試合(練習試合)もランキングに入れてみたいと思います。
番外編第10位:4-3スイス(2007)
2007年の親善試合(3大陸トーナメント)スイス戦を番外編の10位にランキングさせていただきます。
試合が行われたのはオーストリアですので、ほぼほぼアウェイです。
親善試合とはいえ、強豪スイスと4-3という激闘。
・・・まぁ、2点を先行したスイスがちょっと力を抜いてくれた感はありますけども。
オシムジャパンの記憶に残るゲームです。
松井大輔がキレッキレです(笑)
→[オシムジャパン大激戦] スイス vs 日本 フレンドリーマッチ2007 ハイライト
番外編第9位:1-0フランス(2012)
番外編第9位は、2012年の親善試合フランス戦とさせていただきます。
試合が行われたのはフランス・サンドニですから、こちらは完全アウェイです。
親善試合なのに6万人も入りました!
・・・フランスが、ベストメンバーではありませんでしたけど。
両チーム無得点のまま、後半40分を過ぎました。
フランスのコーナーキックのこぼれ球を拾った日本がカウンター一閃!!
長友の折り返しを香川がGOOL!
今野泰幸の炎の70m?ドリブルにシビれてください!
→[11年越しのリベンジ] フランス vs 日本 フレンドリーマッチ2012 ハイライト
番外編第8位:2-2オランダ(2013)
番外編第8位は、2013年にベルギーで行われた親善試合オランダ戦とさせていただきます。
ロッベン得意のカットインからのシュートなど決められ前半のうちに0-2。
これはあかんな・・と思ってたら、前半終了間際に大迫の技ありGOOLで、1点差に。
そして、後半14分、日本代表の歴代のGOOLでも、凄まじいGOOLが決まります。
右サイドでボールを受けたウッチーから香川にボールが入り、
香川→本田圭→ウッチー→大迫と短く前後に繋ぎ、とどめは本田圭の絶妙のタイミングでのシュート!!
このGOOLはシビれますよ!!
→2013.11.16 Netherlands 2-2 Japan Long Highlight
番外編第7位:1-2イングランド(1995)
第7位には1995年ロンドンで行われたイングランド戦をランキングさせていただきます。
こちらも完全アウェイのイングランド戦、・・・ネビル、ベアズリー、プラットくらいしか一線級はでていませんでしたが(笑)
ドーハでアメリカWカップ出場を逃した我らが日本代表が、ロンドンで!イングランドと対戦!練習試合とはいえ!
・・・どうなんだろうと不安でしたけど、簡単にボールを奪われ、前半に先制されます。
ん~やっぱりだめかと思いきや、後半、カズのコーナーを井原が頭で合わせ、同点!!
カズのシュートはポストを叩く!!!
そのまま粘り、後半残り僅かとなり、ドローで終わるのか・・・と思ったら・・・!
・・・柱谷の執念のハンド&レッドカードも及ばず!!
日本代表が、ロンドンで、イングランドに善戦。
この試合も記憶に残るしあいです。
→England 2 Japan 1 Umbro Cup 1995
番外編第6位:1-0チェコ(2004)
日本代表の親善試合史上No.1の試合は、2004年にプラハ(チェコ)で行われたこの試合だと思っております。
7位にはこの試合をランキング。
チェコのスタメンは、
GKチェフ、DFヤンクロフスキ、MFガラセク、ポボルスキー、ロシツキ、ネドベド!
FWバロシュ、ヤン・コレル!!!
↑あのネドベド全盛期のめちゃめちゃ強い時代のチェコとの対戦です!親善試合ですけど。
日本が1-0で勝利しますが、ドラゴン久保の火の出るようなゴール!
そして、ネドベド、ロシツキに仕事をさせない稲本!
後半にチェコはメンバーを変えますけど、あの強いチェコに完勝!
この試合を覚えている方は多いのではないかと思います。
→[久保のインタビューが好き] チェコ vs 日本 トレーニングマッチ2004
番外編第5位:2-1サウジアラビア(1996)
番外編第5位には、1996年アトランタ五輪予選のサウジアラビア戦をランキングさせていただきます。
はい、フル代表ではありません、U23代表です。
私見ですが、前園の現役時代に最も輝いたのがこのサウジアラビア戦だと思っています。
前評判ではサウジ有利でしたが、前園の2発で劇勝!!
・・・日本の未来は、前園が担っていくんだろうと思わせるほどのパフォーマンスでした。
前園の2点目をアシストした伊東輝悦のパスもシブい!前園を見ていないですからね。
→死闘日本 VS サウジアラビア(96’アトランタ五輪アジア最終予選)
番外編第4位:2-0イングランド(1999)
番外編第4位は、1999年ワールドユースのイングランド戦をランキングさせていただきます。
男子日本代表が出場したの国際大会(世界大会)で、唯一!決勝戦まで進出したのが、1999年のWユースです。
ご存じ!小野伸二、稲本潤一、高原直泰、本山雅志、中田浩二らのゴールデンエイジと評されるあのU21日本代表です。
予選グループを2勝1敗の首位で突破したあと、
ベスト16でポルトガルとのPK戦を制し、
ベスト8でメキシコを2-0、ベスト4でウルグアイを2-1で、決勝進出!
決勝では小野伸二を累積で欠いたことも影響したか、スペインに0-4で完敗しました。
が!堂々の準優勝、世界2位ですからね!(←2位じゃだめですけど笑)
この大会そのものがレジェンドでもあるんですけど、
その試合の中で、グループリーグ最終戦のイングランド戦をチョイスさせていただくわけですが、
我らが小野伸二が、んんもう、観たことのないシビれるシュートを決めるんです!
伸二得意のループシュートなんですが、タイミングを外される、意表を突かれる、という言葉でも表現しきれないかもです。
そのシーンで、そのタイミングで、・・・ま、まさか、そのためのボールコントロールだったのか?(←いやいやあり得ん笑)
それとも、ボールコントロールミスからの瞬間的な閃きだったのか!?
・・・本人に聞いてみたい・・・。
天才小野伸二の、観ていた全ての人を(←たぶん)あっと固まらせたループシュート。
ループシュートって、普通、もっとびよ~んと弧を描くでしょうに、
本当にあざ笑うかのような、悪魔のような、スピードとコース&軌道。
歴史的な一撃のこの試合をWユースの名勝負とさせていただきました。
↓1:30からどうぞ、伝説のループ。
番外編第3位:1-0ドイツ(2011)
ベスト3!第3位は、2011年FIFA女子W杯、準々決勝ドイツ戦をランキングいたします。
そう!女子!!なでしこなんです!!!
ドイツに一度も勝ったことのない、なでしこ。
そして、この女子W杯2011はドイツ大会、つまり、完全アウェイ、ドイツは地元。
90分を凌いだなでしこは、延長戦に突入。
そして、偶然?にもダイレクトパスが1、2、と決まり、なでしこのFWがオフザボールからDFラインの裏をうかがう!
ダイレクトパスの3本目は、澤からの裏へ抜けるパス!
・・・足速いぞこのなでしこFWは!誰?丸山???って?
そして、偶然??にもドイツGKの脇当たりの高さのシュートとなり、GOOL!
これ、転がってたら、GKの足にあたったかも。
ついに均衡が破られたのに、静まり返るスタジアム!これぞ完全アウェイ!
このシュートを決めるまで、丸山って選手を知りませんでしたけど、
丸山という女子サッカー選手を語るときには、このドイツ戦の決勝ゴールだけでもレジェンド級です。
・・・つか、このシュート以外に点獲ったとこ知らないですよ(笑)
激闘、劇的、繰り返しますが、丸山の得点の際のシーンとなったスタジアムの空気が、ことの重大さを物語っています。
値千金、いや、価万金!!
勝てなかったドイツに初めて勝ったのが、ドイツのホーム!
サッカー日本代表の名勝負、番外編の3位は、このドイツ戦でどうでしょう。
番外編第2位:1-0ブラジル(1996)
サッカー日本代表の名勝負、番外編第2は!1996年アトランタオリンピックの日本U23vブラジル戦とさせていただきます。
そう!マイアミの奇跡です。
まぁ確かに、ジーダとアウダイールがヘマしてこぼれたボールを押し込んで1点とりましたよ。
ロベ・カル、ジュニーニョPa、サヴィオ、Fコンセイソン等々U23の段階で世界的なプレーヤーだった面々、
ここにオーバーエイジのアウダイール、リバウド、ベベトという世界のトップ選手が加わるという、ガクブルなブラジル代表。
まああああ、よく勝ちましたねぇ今更ながら。
シュートの数ブラジル29本?日本3本?くらいだった模様。
期待の前園、中田ヒデなどが試合中何してたかの記憶がありませんね(笑)
田中誠、鈴木秀人、松田、服部らのDF陣に加え、やっぱり守りの神を召喚させた川口能活。
ええ!何本かポストにも救われましたよ。
途中から後にフェノーメノと言われることになるロナウド(このときはロナウジーニョと)も出てきましたよ。
ちょっと審判にも味方してもらった感もあったかも(笑)
アトランタオリンピックの初戦がブラジルで良かったかもしれませんね、フルパワーではなかったかも。
それでも、サッカーの王国ブラジルに、我らが日本代表が勝利するとは!
フル代表は、2021年現在でブラジルに勝ったことはありません。
良く勝てましたよねぇ、やっぱり奇跡ですよ、心が震えました。
番外編第1位:2(3PK1)2アメリカ(2011)
番外編1位は、やっぱりこの試合でしょう、2011年女子W杯決勝アメリカ戦。
男女でもFIFA主催の国際大会でアジアの国が優勝した唯一の国、我らがなでしこですからね。
確かに、確かに!勝ち切れませんでした。
勝ち切れませんよ、世界のトップばかりを集めたような女子アメリカ代表ですから。
押されに押されまくり、1点獲られる、ミスと突いて同点に追いつく!
延長戦で追加点を奪われる、やっぱりだめかあ絶望感が漂う中、我らがレジェンド澤の奇跡的なシュートで同点に追いつく!
いやいや、同点に追いつくのが精いっぱい、リードできないですよ、アメリアの身体能力が凄すぎる。
その後も、DFラインを牽引してきた岩清水の身を挺してのタックル、れっどかあああど(カビラ兄風)。
PK戦に持ち込み、勝利!!
ピッチになだれ込むベンチのメンバーたち!
・・・涙がこぼれなかった人がいます??
ターミネーターのような強さを誇る女子アメリカ代表に、最後まで勝負を諦めないで食らいつき、この勝ち方しかなかったんではないかと思えるようなシナリオ。
番外編3位とさせていただいたベスト8のドイツ戦、
川澄のクレバーなループシュートで諦めさせたベスト4のスウェーデン戦、
そして、辛いことがあった2011年の日本に、感動を与えてくれた我らがなでしこ!
正に、2011年の女子W杯は、なでしこの奇跡と呼んで良いのではないでしょうか!
私見ながら、フル代表1位のドーハの悲劇も心を大きく揺さぶられましたが、
このアメリカ戦も、心を揺さぶられた度合いはドーハ以上かもしれません。
日本サッカー史上唯一の世界チャンピオンのなでしこです。
以上、サッカー男子フル代表の国際大会以外を番外編としてベスト10をランキングさせていただきました。
- 2011:2(3PK1)2アメリカなでしこW杯優勝
- 1996:1-0ブラジルマイアミの奇跡
- 2011:1-0ドイツ
- 1999:2-0イングランドWユース
- 1996:2-1サウジアラビア
- 2004:1-0チェコ
- 1995:1-2イングランド
- 2013:2-2オランダ
- 2012:1-0フランス
- 2007:4-3スイス
↑10-6位は男子フル代表の親善試合です。
皆さんの心の震える試合はありましたでしょうか。
まとめ
以上、今回はサッカー日本代表の名勝負をランキング形式で紹介しました。
ランキングすることが目的ではありませんけど、心が震えた度合い順ということになりますね。
なでしこW杯優勝は、岩清水の退場から涙がでました(笑)
ドーハの悲劇は、しばらく何にもやる気になりませんでした(笑)
前園に、小野伸二に、丸山に、澤に、しびれました。
私が生きている間に、サッカー日本代表が、W杯で優勝してほしいものです。
全部PK勝ちでも良いんで。
これからも日本代表に名勝負を魅せてもらいたいですね。
今回の記事が読んでくださった皆さんのサッカーの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
よかったら過去記事の以下もご参照ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。