サッカーに必要な道具のひとつがスパイクです。
中学生くらいになれば、自分にフィットしているかどうかがわかると思いますので、自分で選べば良いんですけど、
中学生以下の子供さんには、スパイクのフィット感は分からないかもしれません。
そこで今回は、子供さんのスパイクの選び方について紹介したいと思います。
目次
スパイクの選び方(チェックポイント)
この記事で子供さんを、10歳以下の子供さんにしたいと思います。
どうでしょうか、サッカーを3年くらいやって何種類かのスパイクを使ったことがあれば、
自分に合う、逆に合わないスパイクが感覚的にわかるようになると思います。
自分に合うスパイクがわかったら、それを購入し使うことが、一番良いスパイクの選び方です。
いきつくところ、履いてみて使ってみなければ、合う合わないもわかりません。
スパイクにも種類がありますので、選び方のポイントを紹介しておきます。(すみません画像をお借ります)
アッパー(表面の素材)
天然皮革と合成皮革の2種類があります。
天然皮革は軽くて皮が柔らかいので伸び縮みして足に馴染みますが、高価で壊れやすいです。
合成皮革は安価で耐久性がありますが、天然皮革に比べると伸び縮みしませんので足に馴染みにくいです。
天然皮革のスパイクはプロはもちろんレベルの高い選手たちが使用する傾向にあります。
サッカーを始めたばかりの子供さんは安価で型崩れしにくい合成皮革でも十分に使用できます。
中学生くらいになって試合用に天然皮革のスパイクを使うくらいの考えで十分だと思います。
ソール(靴底)
スパイクの底をソールと言いますが、足の裏のスタッド部分が固定式と取り換え式の2種類があります。
取り換え式はスタッドの部分が消耗したときにスタッドだけを交換できるものですが、
グラウンドの芝の状態や天候などにより使い分けたりしますけど、
やはりプロをはじめレベルの高い選手たちが使うことが一般的ですね。
サッカーを始めたばかりの子供さんであれば、固定式の靴底で十分だと思います。
曲がり
スパイクのソール部分の曲がり具合です。
ソール部分は合成樹皮やゴムなどの材質で作られていますが、
この部分がきちんと曲がるかどうか、曲がるときの強度?柔らかいのか硬いのかということです。
個人的には、このソール部分が、硬いよりも柔らかいほうが、履き心地が良かったですねぇ。
スパイクのつま先部分とかかと部分を手にもってぐにゃっと曲げてみてください。
硬い柔らかいの差がわかると思います。柔らかいほうがプレーしやすいと思いますよ。
以上の3点がスパイクを選ぶときのポイントです。
もちろん、履いてみてサイズ、足の幅などがフィットしているかどうかを確認するのは当然ですけど、
一般的には素材、スタッド、スパイク自体の柔らかを確認されることが多いと思います。
子供さんにスパイクは足への負担を考えてください
上記の選び方を踏まえて、ではジュニア世代のスパイクの選び方は?となると、上記の選び方が良いとは言えないんです。
スパイクは足にかかる負担が大きくなりますので、足を痛めてしまう危険性があります。
スパイクを履くことによる負担に耐えられる肉体になったときに使用すれば良いと思います。
そうですねぇ、子供さんの成長の度合いによりますので明確な線引きは難しいですけど、
中学生になってから、子供さんによっては小学生高学年からで良いと思います(私の経験による考えです)。
では小学生高学年以下はどうするのか、トレーニングシューズで十分だと思います。
↑ご覧のようにトレーニングシューズはスパイクと違って、ソール部分のスタッドが多い、
また、柔らかい素材でできていますので、足への負担が少ないです。
僕の息子も6歳からクラブでサッカーを始めましたが、練習も試合もトレーニングシューズを使用していましたし、小4まではトレーニングシューズでした。
程度にもよるんでしょうけど、サッカーが未熟なうちは何を履いてもあまり効果はないと思います。
そうであれば、足に負担の少ない安全なものを選んだほうが良いでしょうね。
チームのみんなが持っているし、自分の子供だけ持っていないのは・・・ということで、スパイクをと考えられることもあるかと思います。
その場合は、足に負担の少ないスパイクを選んであげてください。
足に負担がかかるのは、ソール部分のスタッドと関係があります。
ソール部分のスタッドは、固定式で12個ぐらい、取り換え式で8個ぐらい付いているのが一般的です。
スタッドの数が少なければ負担が大きくなり、多くなるにつれ負担が軽くなります。
ですから、できるだけ足への負担を軽減するのであれば、スタッドが多いスパイクを選ぶことです。
それには「マルチスタッド」というソールのタイプをお勧めします。
マルチスタッドはこちらになります↓。
こちらのスパイクは、スタッドが25個ついていますね。
マルチスタッドのタイプはスタッドが20個以上ついていることが多いようです。
スタッドの数が多いほど足への負担を軽減できます。
また、スタッドには「ブレードタイプ」といって、丸いスタッドではなく、刀のような形状のものがあります。
こちらもブレードの数が多いほど足への負担は軽減されます。
子供さんにスパイクを買ってあげるときは、ソール部分のスタッドの数が多いものを選んであげてください。
購入時は試着?をしてくださいね
スパイクを選ぶときには必ず試し履きをしてください。トレーニングシューズもです。
熟練した選手であれば自分のサイズや履き心地もわかっているでしょうから問題ないでしょうけど、子供さんは自分に合っているのかどうかもわからないと思います。
親御さんがチェックしてあげてください。
試し履きのときはサッカーのストッキングを持っていって、ストッキングを履いて試し履きをすることをお勧めします。
ストッキングも、ものによって分厚さが違いますので。
スパイクを履いて、かかとをとんとんとやってぴたっと合わせ、足踏みなどをしてみましょう。
それで、つま先部分がどれだけ余るかを確認します。
子供さんの成長度合いを考えなければなりませんが、1cmくらい余裕があっても良いかもしれません(専門家は5mmと言っておられます)。
ぴたっと合いすぎると爪などを痛めることもありますから、ぶかぶかにならない程度で少し余らすくらいが良いと思います。
靴ひものチェックをされる方は、されるにこしたことはありません。
試し履きのときに、一旦スパイクの紐を全部緩めて、足を入れた後しっかりと紐を結んでみてください。
まとめ
今回は、10歳以下の子供さんのスパイクの選び方について紹介しました。
これから成長する子供さんにとって考えてあげたいのは、スパイクの使用によって必要以上の負担をかけないことです。
ですから、スパイクを使用することのできる身体状態になるまでは、トレーニングシューズの使用をお勧めします。
スパイクが必要な場合にも、できる限り足への負担を少なくするということを考えることが良いでしょう。
スパイクのソール部分のスタッドの数の多いスパイクを選んであげてください。
サッカーをするときには、かっちょいいスパイクを履きたいですよね。
ユニフォームの色とマッチしたカラーも選びたいものです。
そのときに、子供さんの体への負担を考えてあげると良いと思います。
この紹介がみなさんのサッカーにお役に立てればうれしくと思います。
よかったら過去記事の<<怪我の予防にはやっぱりストレッチ【サッカー】>>もご一読ください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。