現在の世界最高峰のサッカー選手リオネル・メッシ。
サッカーに興味がない人でもメッシの名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
20年後、50年後も語られることになるであろう稀代の選手を、僭越ながら、今更ながら、その凄さを語らせていただきます。
メッシの凄さを振り返ってみませんか。
目次
メッシとは
HT: Barcelona 2 – 1 Atl Madrid. pic.twitter.com/bmhr68jqqu
— Lionel Andrés Messi (@Lionel_Messi_ID) January 30, 2016
お決まりですけど、メッシのプロフィール、経歴などを再確認しておきましょう。
1987年、アルゼンチンのロサリオで生まれ、イタリア系のアルゼンチン人です。
2001年、13歳のときにFCバルセロナと正式契約して、一家でスペインへ移住。
2004年、17歳のときにプリメーラ・ディビジョン(スペインリーグ1部)デビュー。
2005年、ワールドユース(現U20ワールドカップ)でアルゼンチン代表として出場し優勝、得点王と大会MVPという大活躍。
2006年、ドイツワールドカップに出場、アルゼンチン代表の最年少記録。
2008年、北京オリンピックに出場、金メダル獲得。
2009年、バロンドール初受賞、FIFA年間最優秀選手に選出。
2010年、南アフリカワールドカップに出場、ベスト8進出。
2011年、2年連続でバロンドール受賞、2年連続のバロンドール受賞はサッカー史上6人目。
2012年、3年連続でバロンドール受賞、3年連続のバロンドール受賞はサッカー史上2人目(初代はプラティニ)。
2013年、4年連続でバロンドール受賞、4年連続のバロンドール受賞はサッカー史上初。
2014年、ブラジルワールドカップに出場、決勝でドイツに延長戦の末敗れ、準優勝。大会最優秀選手。
2016年、5度目のバロンドール受賞、もちろんサッカー史上初。
2018年、ロシアワールドカップに出場、決勝トーナメント1回戦で優勝したフランスに3-4で敗れ、ベスト16止まり。代表からの引退を表明。
(2019.12.3追記)
2019年、6度目のバロンドール受賞、もう「メッシ賞」に名称変更したほうが良いのでは?(笑)
欧州各国リーグで最多得点者を表すヨーロッパ・ゴールデンシューズという賞がありますが、この賞も史上最多の5度(2009、2011、2012、2016、2017)受賞。
ざっとこんな感じでしょうか。
細かいのを書き出したらキリがなくなりますので、これくらいに(笑)
バロンドールなんて1度受賞できれば、歴史に名を残す選手になりますけど、メッシの場合は6回ですよ。
バロンドールの複数受賞している選手をまとめてみますと、
- 6回:メッシ
- 5回:Cロナ
- 3回:クライフ、プラティニ、ファン・バステン
- 2回:ディ・ステファノ、ベッケンバウワー、キーガン、ルムメニゲ、ロナウド
Rバッジョやジダンなどは1回ですよ!メッシは6回!!5回がCロナ。
これだけでもメッシやCロナの凄さや、この頃の世界のサッカー界が、メッシやCロナの時代であるということがわかりますね。
メッシの凄さ
メッシがどれだけ凄いのかをどう表現すれば良いんでしょうか・・。
とりあえず、映像をお借りしますので、観たことのない方がおられましたら、ご覧ください。
→Lionel Messi ● Best Solo Goals | HD
メッシは何もかもが凄いんですけど、まず、なによりもその得点力です。
リーガ・エスパニョーラの1部リーグ(プリメーラ・ディビジョン)で得点王を7回。
1シーズンの最多得点である50得点(37試合)の記録を持っています。
ちなみにシーズン最多記録3位の46得点(32試合)の記録も持っています。
UEFAチャンピオンズリーグでの通算得点は115点(←2020シーズン終了時点)で、Cロナに次ぐ歴代2位。
アルゼンチン代表での得点は70で歴代1位。
クラブでの得点は630点を超え、アルゼンチン代表では70点取っているわけですから、通算で700得点を超えています。
ライバルとして比較されているクリスチャーノ・ロナウド(Cロナ)も凄まじい得点能力ですが、メッシも負けず劣らずです。
2人の凄さを表していると思います。
プレースタイルは、独自のボディバランス、瞬発力、俊敏性を生かして、
トップスピードのままの精密なボールコントロール(ドリブル、パス、シュート)で、
このプレースタイルが得点力を裏付けしているわけですね。
敢えて、弱点を探すとすれば、空中戦が弱いことと、運動量が少ないことなんですけど、
メッシの武器である攻撃力と比較すれば、それくらいの弱点はあってないようなもの、
というほどの攻撃力の凄さがあるわけですよね。
メッシの凄さを表すのに、稼ぎもあります。
メッシの年俸は約135億円といわれており、サッカー選手としては世界1です。
バルセロナとは2021年まで契約しており、ボーナスなどの雑収入を含めると、
2021年までに約583億円の収入があることになります。
また、メッシは2017年までに約670億円の収入を得ており、
2021年までの生涯総収入は1200億円を超えることになりそうです。ひえ~。
2018年度版フォーブスのスポーツ長者番付では、世界中のスポーツ選手の中でメッシが2位。
1位はボクシングのメイウェザー、3位はCロナ。
2017年のジャパンフォーブスの記事によると、スポーツ選手の生涯収入で、メッシは16位。
1位はマイケル・ジョーダンで、サッカー選手に絞れば1位はベッカム、2位はCロナ、3位がメッシ。
金額が凄すぎて、どれだけ凄いのか想像もできませんけど、その稼ぎからメッシの凄さがわかると思います。
異次元のプレーを魅せてくれるそのサッカーの技術、凄まじい得点力、稼ぎの凄さなどから、改めてメッシの凄さがわかりますね。
評価など
メッシに対する様々な人からの評価をみてみましょう。
フットボールの観点から言えばメッシは野獣だ。技術がありボール扱いが上手いだけではなく、スピードとリズムの変化を備えている。小さな体はメッシにとってはアドバンテージ。上手にボールを隠すことができる(クライフ)
メッシは唯一の存在だ。個人的にはマラドーナよりも上だと思う(フランチェスコリ)
メッシは世界最高の選手だ。ワールドカップに勝てば、彼は史上最高の選手になるだろう(ファン・バステン)
メッシは違いを生み出せる存在でどんな状況でも試合を決定づける力を持っている。しかしどうして彼はバルセロナと同様のパフォーマンスをアルゼンチン代表でも見せることができないんだ?それは組織の問題。どんな優れた選手でもチームメイトのプレーに左右されるということ(カカ)
メッシは信じられない選手だ。人々を楽しませる素晴らしい才能を持っている一方で、控えめでプロフェッショナルであり、ファンタスティックでもあるが、ひとつだけ欠点がある。それはバイエルンでプレーしていないことだ(ゲルト・ミュラー)
メッシはもはや神話の領域で、サッカーという競技を超えて語られなければならない(ストイチコフ)
メッシは世界最高の選手だ。私が見る限りメッシはマラドーナを超えたかもしれない(マルディーニ)
メッシを止められるディフェンスなど存在しない。彼ほどの飛びぬけた才能の前には戦術も監督も関係ない(グアルディオラ)
メッシがフィジカル的に100%であれば、止めることは不可能と言わざるを得ない。戦術も守備組織も監督という存在も意味をなさない(アンチェロッティ)
多くの名選手たちから称賛されていることからもメッシの凄さがわかると思います。
メッシに対する多くのレジェンドたちの評価の中で、
個人的に、メッシの凄さを表しているのが、
グアルディオラとアンチェロッティの評価で、
戦術や監督が必要ない
という点ではないかと思います。
メッシの監督であれば、メッシが一人でなんとかしてくれるので、メッシに任せておけば良い、
メッシと対戦する監督は、メッシを止めようといろいろな戦術、作戦を繰り出すのですが、止めることができない、
つまり、戦術や監督が必要ないほどの選手がメッシであるということでしょうね。
多くの大会で活躍し、バルセロナでの実績は他の追随をゆるしません。
ただ、メッシはアルゼンチン代表でW杯を勝てなかったこと、バルセロナ以外でプレーしなかったことが、少し評価を下げているのかもしれません。
それでもメッシは、ペレやマラドーナなどのレジェンドと比較されるくらいの凄さがあるわけです。
まとめ
以上、今回は、メッシの凄さについて再確認してみました。
プレーや技術は今さら言うことはないでしょう。その特徴は、欠点を感じさせないくらいの凄まじい攻撃力をもっていることです。
おそらく、メッシがサッカーをやめた後に、メッシ2世、メッシの後継者と言われるなど、後世に語り継がれる選手だと思います。
今回の記事が読んでくださった皆さんのサッカーのお役に立てればうれしく思います。
よかったら過去記事の<<今さら本田圭佑のプレースタイルを振り返ってみる【サッカー】>>もご一読いただければと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。