サッカーが楽しくなる「ポジションの性格診断」

サッカーをやるのに性格が関係するのか?

多分するでしょうね(笑)

それぞれの性格が、いろいろな行動、活動に影響するのはごく自然なことではないでしょうか。

サッカーも同じことで、サッカーの練習、試合、集団活動の場面で、良い悪い関係なく、個人個人の性格が影響するものと思っています。

今回は、サッカーのポジションについての性格診断をやってみたいと思います。

くれぐれも個人的経験に基づく考え方なので、サッカーの読み物として楽しんでいただければと思います。

 

 

目次

性格っていろいろあるよね

あなたが、自分の子供が、チームのメンバーが、それぞれどんな性格なのかっていうのは、

自己評価でも、他者評価でも、「100%合ってる!」ってことはないんじゃないでしょうか(笑)

明るい-暗い、短期-気長、こつこつ型-飽きっぽいなどなど、

当てはまると思う部分もあれば、当てはまらない部分もあったりして、

思っているよりも、個人の性格って、1つの性質に絞れなかったり、断定できないと思いません?

ただ、「当てはまる」「そういう傾向が強い」という自覚、認識はできるのではないでしょうか?

個人的な考えですけど、性格っていうのは、けっこうあやふやなもので、

「絶対にこんな性格だ!」

↑という断定はできないものと思っています(笑)

 

サッカーが上手くなるためには、

練習を繰り返し、技術を身につけ、チームのメンバーと一緒に、試合で勝つ若しくは良い試合をするという一連の活動を繰り返し行うことが必要です。

こんな取り組みや活動の場面を考えた時には、

努力家、根気強い、こつこつ型、冷静沈着、協調性がある、負けず嫌い、くよくよしない

・・・などの性格がサッカーに適していて、

長続きしない、悲観的だ、怒りっぽい、そそっかしい、わがまま、おとなしい、なまけもの

・・・などの性格がサッカーに向いていないような気がしますよね。

 

まぁこのような「向き不向き」はあるでしょうけど、それはサッカーに限ったことではありませんよね。

「そそっかしいから」「わがまま」だからサッカーが上手くならないってことはありませんよ。

こつこつ努力していく人は必ず上手くなりますし、

悲観的な人は大雑把な人に比べてたくさんのことを考えますから、それが自分のサッカーへの考え方に影響すると思います。

 

上達のスピードに差があるかもしれませんが、性格を含む個人個人の特性は違いますから、

自分の特性、性格の傾向を自覚して、努力をしていくことが上達の王道です

 

 

サッカーのポジションの性格診断

このいろいろな性格とサッカーのポジションの特性を比較したときに、そのポジションに適した性格があり、また、その逆もある場合があります。

最初に書きましたが、あくまでも個人的な経験による考えですが、サッカーの4つのポジションの性格診断をしてみます。

 

GKは独立心の強い人が向いている

GKに向いている性格は「独立心」「自立心」が強いということです。

ほかの人に依存しないで、一人で平気だし、一人でなんでもやっちゃうよ的な性格です。

GKというポジションはフィールドプレーヤーとは違い、

11人のメンバーの中で唯一「手を使う」ことが許されている特殊なポジションです。

試合ではシュート、パス、ドリブル、また、チームのメンバーとのコンビネーションなど、フィールドプレーヤーが実施するプレーはほとんどせず、

自陣のゴールを死守するというプレーがほとんどです。

普段の練習もフィールドプレーヤーとは別メニューで、自主練も独自のトレーニングとなります。

 

もうお分かりだと思いますが、サッカー競技の中でGKだけは特殊なプレーヤーでなので、

練習でも試合でも「1人」である時間が多く、

DFやMFなど複数の選手がいるポジションと違い比較されることもない、

GKという役割を1人で担うことになる孤独なポジションのです。

このことから、GKは他に依存しない強い独立心をもっているという性格が向いていると言えます。

 

DFはルールを守る人が向いている

SB、CBのDFはルールを守る、規律を重んじる性格の人が向いています。

サッカーの試合でDFの役割は主に守備となりますが、

この守備は、自分の担当するエリアを守ることを基本にしますが、

サッカーのレベルが上がれば上がるほど、他のDFとの連係プレー、コンビネーションプレーが必要になります。

試合の相手が強くなればなるほど、個人の力で守ることが難しくなるので、連係、協力、コンビネーションが必要になるのです。

 

もちろん、MFやFWだって連係やコンビネーションは必要ですが、

DFというポジションは(以前の記事<<サッカーがよくわかる「ポジションと役割」について解説します>>で解説しましたが)、

守備の目標を達成できなかった場合(相手にディフェンスラインを突破されたら)得点を奪われる危機的な状況に陥ってしまいます。

ラインを上げなければならない場面でDFの一人でもそれを怠ったら簡単に突破されてしまいますし、

自陣深いエリアで相手をドリブルでかわそうというチャレンジ(←サッカーのセオリーでいうとタブー)をして、相手にボールを奪われてしまい、相手にチャンスを与えてしまうとか。

 

DFの守備の連係、コンビネーションは、FWやMFの攻撃的な連係、コンビネーションとは重要性が異なるのです。

ですから、より安全な、より効果的な、3~4人程度の集団で守る連係プレーが求められます。

この連係プレーを左右するのがルールを守る、規律を重んじるという性格です。

 

フォーメーションによりますが、守備の連係ということで考えれば、守備的なMFも含まれることもありますので、

MFの一部にも(特に守備の場面)ルールを守る、規律性を重んじるという性格が向いているということになるでしょう。

 

逆に、ルールを守らない、規律性がない人はDFには向いていないと言えます(←ちょっと強めに笑)。

GKに独立心の強い人が向いていれば、逆に、依存心の強い人はGKに向いていないという理屈も成り立つかもしれませんが(←絶対に!というニュアンスではありませんけど)、

ことDFについては、ルールを守らない、規律性が乏しいという性格の人が、DFに向いていないということは、もの凄くあてはまる傾向にあります(笑)

それほど、守備の連係プレーはルールや決め事が重要ということです。

 

自慢させていただきますが、私は「おまえには絶対にDFはさせられない」と言われ続けてきました(照)

 

 

MFは即決できる性格が向いている

MFは、攻撃的であろうが守備的であろうがサイドであろうが、即決できる、決断力があるという性格の人が向いています。

MFというポジションは、守備を担当するDF、攻撃の最前線を担うFWと比較すると、攻撃と守備を半々くらいで担当することになります。

FWのように攻撃で得点をする、DFのように守備で体を張って守るというサッカーにおける最終的なプレーではなく、

攻撃のためのお膳立て、守備を軽減するための効果的なプレーが多くなるんですね。

ですから、MFは試合の中で味方の位置、相手の位置、ピッチ上の位置などのたくさんの状況や情報を確認し、自分のチームが優位になるようなプレーが必要になります。

それには、たくさんの状況や情報からどのプレーを選択するのか、

どういう局面を作り出すのかという判断・決断を速く、次から次にしなければならないのです。

 

その判断や決断が正しかったかどうかは二の次です。

正しかったかどうかは監督やコーチに評価させといてください(←このことで怒るような指導者であればチームを変えることをお勧めします(笑)

サッカーはプレーが連続し、局面がどんどん変わっていきます。

選手はその状況の中で判断、決断するわけですから、合ってることもあれば間違っていることもあるんです。

間違ってたら次のこと、間違いによって発生した新たな局面、状況をみんなで補うことをすれば良いだけです。

大事なのは、もたもたしているのではなく、「即決」すること、速く「判断」することです。

 

再度確認しておきますが、MFは攻撃も守備も担当していて、良い攻撃の形や良い守備の形を創り出すということが最も重要な役割です。

ですから、良いか悪いかは別として「速く決める」ことが必要なのです。

以上のことから「即決できる」「決断力がある」という性格がMFに向いていると言えます。

 

FWはなによりも積極性

CF、ST、WGなどのFWは何よりも積極性が求められ、積極的な性格の人が向いています。

FWというポジションは攻撃を担当し、得点すること、得点に結びつく決定的なプレーが役割となります。

しかし、サッカーの試合というのは相手があって成り立っていて、

FWが点を取ろうと思っても、相手のGK、DFが守っているので、その守備を突破しなければならないわけです。

 

・・・みなさんは、サッカーの試合で最大で何点の得点をみたことがありますか?(私は最大15点取られたことがあります笑)

3点入ればたくさん入ったほうだと思いません?

この3点を取るのにFWは何度チャレンジするのでしょうか。

 

つまり、相手は点を取られないための活動をしているところを、その守備活動を突破して、活動を上回らなければ得点はできないわけです。

相手が邪魔をするとわかっているところに何度も何度もチャレンジしていき、そのうちの何回かが上手くいって得点となる・・・という性質の活動をFWはしているんです。

 

チャレンジをしなければ得点は生まれません。

ですから、WGは相手のSBをドリブルで突破するために勝負を挑み、

STは動き回り相手のDFのマークを外すチャレンジを、

CFは相手のDFと競りながらシュートを放つという試みを繰り返すのです。

 

相手DFからみるとマッチアップする相手がどんなFWが嫌か。

「ガンガンくるタイプ」「次何してくるかわからないタイプ」などがあげられると思いますが、

その根本は積極性、積極的な性格があると言えます。

消極的なFWはあまり怖くないですよ。

このように、FWを中心とした攻撃的な選手は積極的な性格が向いています

 

 

まとめ

サッカーのポジションと性格診断ということで、ポジションに向いている性格という内容で解説させていただきました。

しつこいかもしれませんが、学術的な根拠は全くありませんで、私個人の経験に基づくものです(笑)。

また、どのポジションもこんな性格でなければならないということでもありません。

どのポジションも独立心、規律性、判断力、積極性は必要で、

ほかの性格でも冷静さ、賢さ、誠実さなども不要というわけではありません。

今回紹介しましたのは各ポジションの役割に向いている性格、性質の傾向という意味でのことです。

  • GK:独立心、自立心が強い
  • DF:ルールを守る、規律を重んじる
  • MF:即決できる、決断力がある
  • FW:積極性、積極的がある

という性格が、各ポジションの役割に向いているということです。

自分の性格や特徴、子供さんやチームメンバーの性格などを考えながら、サッカーが楽しくなることの参考になればと思います。

ポジションについて、過去記事の<<サッカーがよくわかる「ポジションと役割」を解説します>>も参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。