サッカーで、ウイングやサイドハーフなどのサイドアタッカーの武器であるクロスは、
チームの攻撃には欠かせない技術、プレーのひとつですよね。
クロスがびたっと合ってからの得点はきれいで、気持ちいいですよ。
そこで今回は、クロスの名手たちのプレーを参考に、クロスの凄さ、威力を確認しましょう。
目次
クロスとは
サッカー用語でクロスとは「クロスボール」を略した言葉で、
ピッチのサイドからゴール前に送られるパスのことで、センタリングとも言います。
クロスには、選手の頭を越えるようなハイクロスやグラウンダーでのクロス、
また、サイド深くに進出してマイナス気味に入ってくるクロス、
サイドの浅いところから早めに入れるアーリークロスなど、バリエーションがあります。
これらのクロスの目的は、得点に直結するラストパスというケースがほとんどですね。
サッカーの攻撃の場面では得点のチャンスを生み出すプレーで、
守備側から考えれば危険な場面を作られてしまうプレーということになります。
攻撃のために効果的なクロスを、守備のときにはクロスを防ぐという考えが必要になるでしょうね。
クロスの名手
クロスの名手たちを紹介します・・・、有名すぎて、あえて紹介するまでもないかもしれませんけど、紹介させてください!!
酒井宏樹
千葉県出身。柏レイソルでJリーグデビュー。
その後ハノーバー(ドイツ)で4シーズン、現在はフランスの名門マルセイユでレギュラーとして活躍。
2018のロシアワールドカップでも日本代表の右SBとして4試合フル出場。
日本が世界に誇る大型サイドバックですね。
身長185cmという恵まれた体格で外国人選手にも当たり負けしない。
酒井宏の代名詞は「高速クロス」と呼ばれる独特のキックから繰り出されるライナー性のクロスボール。
鋭いクロスを蹴りたいサイドアタッカーは参考になりますよ。
高速クロス、ライナー性のクロスは相手DFが守りにくいですから、試合では有効な攻撃ができますよ。
長友佑都
愛媛県出身。FC東京でJリーグデビュー。
その後チェゼーナ(イタリア)、インテル、ガラタサライ(トルコ)で合わせて9シーズンを海外クラブで活躍。
日本代表としても活躍し、3大会連続で選出されています。
長友も日本が世界に誇る左SB、170cmというサイズですが豊富な運動量とスピードが特徴。
右利きですけど左足のクロスも正確です。
上背のない選手でSBの人は長友のプレーを参考にされると良いと思いますよ。
クロスをはじめサイド攻撃のバリエーションが多い選手でもあります。
クロスはもちろんですけど、カットインやペナルティエリアに進出していくサイド攻撃は相手DFは困ります。
長友と酒井宏のマッチアップがみたいのは僕だけでしょうか(笑)。
カフー
ブラジル国籍。ブラジルの名門サンパウロFC入団。
その後イタリアに渡りASローマやACミランで活躍。
ブラジル代表キャップは142回でブラジル歴代1位。
1994年、1998年、2002年、2006年の4回のワールドカップに出場し優勝2回、準優勝1回。
2002日韓ワールドカップではキャプテンとしてブラジルを率いてワールドカップを掲げましたね。
「右サイドの支配者」と異名で呼ばれた右SB。
ブラジルのSBは、伝統的に守備よりも攻撃力を求められる傾向にあり、カフーもサイド攻撃を得意とする選手でした。
右SBとすればブラジル史上NO.1の選手と言って良いでしょう。
もちろんクロスの正確性、バリエーションは多彩です。支配者という異名が相応しいプレーぶりです。
ロベルト・カルロス
ブラジル国籍。ブラジルの名門パルメイラスでプロデビュー。
インテル、レアル・マドリードなどで活躍した世界最強の超攻撃的左SB。
「悪魔の左足」と称された強烈なフリーキックなどのキック力が最も印象に残っていると思いますけど、
短距離、長距離の走力はずば抜けており「究極のアスリート」とも呼ばれます。
そのフィジカルから繰り出されるキックはパワーだけでなく、正確性もあり、クロスもロベ・カルならではのプレーです。
バックスピンのかかった綺麗な弾道のクロスは必見ですね。
・・・すみません、ロベ・カルのクロスの映像がみつかりません、シュートばっかりです(笑)
この記事では、クロスのお手本をご覧になってほしかったんですがm(__)m
でも、ロベ・カルの悪魔の左足を堪能してみてください。
デイビッド・ベッカム
イギリス国籍。
マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどで活躍した世界最高のクロッサー。
加えて史上最高のクロッサーと言っていも良いと思います。
クロスと言えばベッカム、ベッカムと言えばクロス、ちょっとクロス以外にはない(と言ってはいけないでしょうか(笑))っていうほどの、名手中の名手ですね。
ベッカムのクロスはお金を払ってでもみるべきだと思います。
通常のクロスはもちろんですけど、アーリークロスの精度やクロスボールの種類はケースによって調整してありとても繊細です。
ベッカムの蹴り方は真似できないと思いますけど、クロスを入れる位置、タイミングは参考になると思います。
まとめ
以上、今回は名手たちのクロスを参考にしようというテーマで、クロスボールの名手たちを紹介しました。
日本人選手から酒井宏樹、長友佑都、
海外選手としてカフー、ロベルト・カルロス、そしてクロスのレジェンド、デイビッド・ベッカム。
みんなサイドの選手ですので、やはりクロスはそれぞれの特徴があり、それぞれの武器になっているんですね。
もちろん、この他にも、三浦知良、都並聡史、ダニエウ・アウベス、ライアン・ギグス、ルイス・フィーゴなどサイドアタッカーの選手たちはことごとくクロスを武器にしています。
・・・映像が見当たりませんで、紹介できませんでした。
映像を見つけられた選手たちになってしまった部分はあります、ごめんなさい。
そして、今回も映像をお借りました、ありがとうございます。
これらのクロスを、クロスの名手たちを参考にして、
サイドアタッカーを目指す選手は、自分の得意のクロスボールを習得してみたらいかがでしょう。
今回の記事がみなさんのサッカーに役に立てればと思います。
過去記事の<<クロスのコツは2つ、その習得のための練習【サッカー】>>もご一読ください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。