絶妙スルーパス!名手の動画でイメージをつかみましょう!【サッカー】

このブログでの「実戦スキル」シリーズ、今回はスルーパスを覚えていきましょう。

このスルーパスに限りませんが、サッカーの技術を身につけたいときには、

その技術、プレーをイメージする、上手い選手の真似をする、盗むことをおすすめします。

ですので、スルーパスの名手たちの動画をたくさん紹介したいと思います。

目次

名手たちのスルーパスを動画でみてみましょう!

出典:https://twitter.com/

スルーパスのコツや練習については、別に紹介しようと思っていますので、

この記事では、スルーパスの動画を見て、スルーパスのイメージをつかんでみてください。

・・・とは言いましても、紹介する動画は、youtube様からお借りするもので、

ジーコやバルデラマなどのプロの選手の中でもレジェンド級の選手たちで、スルーパスの名手たちの動画です。

すぐすぐ真似するのはほぼ無理ですので、あくまでも、参考、「あ~これがスルーパスってやつか」みたいな感じでご覧になってみてください(笑)

しかも、スルーパスの名手であるジーコやバルデラマのスルーパスは、

スルーパスの中でも「伝説級の」「スーパーウルトラ級の」スルーパスです!

こんな必殺のスルーパスを動画で楽しみながら、スルーパスというプレーをイメージしてみてください。

それでは、名手たちのスルーパスを。

ジーコのスルーパス

※動画の時間が長いので、スルーパスのシーンをピンポイントで紹介させていただきますm(__)m

↓こちらの動画にジーコの絶妙スルーパスがあります。

3:03、3:20、3:47がジーコの伝説的なスルーパスです。

また、10:27はジーコではありませんが、ダイレクトのスルーパス(の範疇と言って良いでしょう)です。

↑特に、3:20のスルーパスは伝説級のスルーパスです。

アルゼンチンのDFラインを、あんな柔らかいパス1本で、完璧に粉砕してしまいました!

もうひとつジーコのスルーパスを!

こちらも覚えておられる方も多いと思いますが、伝説の試合と言っても良い1986W杯フランス戦での、思わず「う!」と声が出てしまうスーパースルーパスです。

1:40~1:52のシーン、ブランコのボールカットからご覧になってください。

↑フランスのDFラインが揃わない間隙をついて、「ここが見えてるのか!!」というスペースへ、

アウトサイドで糸を引くような絶妙のパス!!

スーパースルーパスだと思います、こんなスルーパスを出せる選手になりたいですよねぇ。

ちなみに、この試合のフランスの大黒柱プラティニも完璧なスルーパスを出しています。

↓こちらの映像はブラジルvsフランスのフルの試合ですが、2:08:00のシーンがプラティニの必殺スルーパスです。

France – Brésil (1/4 de finale de la Coupe du Monde 1986)

1980年代に活躍したジーコはスルーパスの名手でした。

動画で紹介しましたプラティニもスルーパスの名手でした。

ジーコやプラティニのスルーパスは芸術的です。

サッカーで特にスルーパスは芸術的と表現されることが多いんですが、

1本の柔らかいパスでビッグチャンスを作り出すスルーパスは、本当にきれいですよね。

 

ちなみに!これらの動画で紹介しましたジーコのスルーパスは全てボールを保持した状態からのスルーパスで、

プラティニのスルーパスはダイレクトのスルーパスです。

ボールを保持した状態からスルーパスなのか、ダイレクトでのスルーパスなのか、

これは今後紹介するつもりでいますけど、「スルーパスのコツ」になります。

スルーパスを習得したい方は、ダイレクトなのかどうかについてもイメージして、この記事での動画を観察してみてください。

ルイ・コスタのスルーパス

マエストロ(匠)と呼ばれたルイ・コスタもスルーパスの名手です。

3:20、3:40、4:23、4:30、4:45はスルーパスの範疇です。

が!6:29はルイ・コスタが魅せた至高のスルーパスだと思います。

スルーパスは、相手選手の間、隙間を抜けていくパスでもあります。

↑このルイ・コスタ至高のスルーパスは、相手4人の間を、相手の2ラインを突破しているスルーパスです!

こんなスルーパスは滅多にみれませんよ。

イニエスタのスルーパス

次の動画は時間の指定はしません(笑) ほとんどがスルーパスです。

近年のサッカー界のマジシャン!やってることが手品です(笑)

名手イニエスタのスルーパスをご堪能ください。

あ!ひとつだけうんちくをm(__)m

スルーパスを出す前にボールを保持すると、対峙する相手を動かすことができます(自分に向かって来させるのです)。

相手が動くということは、「スペースができる」ということです。

パスの出しどころを作るために、相手を自分にひきつける、そして空いたスペースが見えるとしたら!

もう、スルーパスの名人になれます(笑)

バルデラマのスルーパス

世界のサッカー界でスルーパスと言えば誰なのか? 私はバルデラマです(笑)

っていうか、バルデラマはインステップ蹴れないんじゃないか?ってくらいインサイドでしかサッカーをしません(笑)

こちらの動画には珍しいベルデラマのヘディングシーンもありますけど。

【英雄バルデラマ】コロンビアがW杯で優勝したら丸刈りに!おしゃれなテクニック&ゴール集

あまり走りもせず、自分に来たボールをひょこひょこ扱いながら、サッカーをします。

↑の映像の中にもスルーパスがありますけど、

私がW杯で見たスルーパスの中で、最も凄いと感じたスルーパスを出したのがバルデラマです。

1990年W杯イタリア大会、西ドイツvsコロンビア。

西ドイツはこのW杯で優勝しますから、とても強くて、終始コロンビアが押される展開に。

しかし、コロンビアも持ち前の細かいショートパスを繋ぐというサッカーで西ドイツに対抗。

引き分けかと思われた試合終了間際に西ドイツがフェラー→リトバルスキーと繋ぎ先制。

コロンビア力尽きたかと思われた92分、バルデラマのスルーパス一閃!!

リンコンのゴールも決まり、劇的な引き分けに持ち込む・・・あ、長くなってしまいました。

このシーン、西ドイツのDFの人数は揃っているんですけど、ボールの奪い合い、デュエルの応酬でDFラインにほころびが生じます。

そのほころんだDFラインのここしかない!ってスペースに、絶妙のタイミングでスルーパスが出ます。

私が思う、これぞスーパースルーパス!ちょっとみてみてください。

どんな試合展開、劣勢であっても、1発のスルーパスで試合をものにできる典型的なプレーです。

バルデラマのキック自体はなんの変哲もない、場合によってはちょっとミスってるんじゃないかと思われるインサイドキックです(笑)

しかし、流動的なサッカーの試合の中で、

  • スペースが見えているか?
  • タイミングは?(←感覚ですよ)

がビタっと合えば、こんな神スルーパスが出せるんですね。

スルーパスができるようになれば、試合のシーンによっては一撃必殺のプレーができるようになります。

 

以上、スルーパスの名手4選手の動画を紹介してみました。

スルーパスはパスの一種ですから、サッカー選手であれば誰でも出すことができます。

相手の裏のスペースに、相手選手の隙間をとおせばいいだけですので、難しいプレーではありません。

ただし、サッカーの試合では、相手はパスを阻止しようとプレーするのですから、簡単には成功しません。

成功例をイメージして、練習を繰り返し、コツを掴んで、スルーパスを習得したいですよね。

紹介したジーコ、ルイ・コスタ、イニエスタ、バルデラマはプロのサッカー選手たちの中でも、特にスルーパスを使いこなす名手です。

この名手たちの映像、動画などを繰り返し観て、スルーパスのイメージをもってみてください。

日本人選手のスルーパス

もちろん、日本のサッカー選手の中にもスルーパスの名手はいます。

日本人選手のスルーパスをまとめてみてみましょう。

まずは中田英寿から。

たくさんスルーパスがまとめられていますけど、

1:43~1:50は、シドニーオリンピック南アフリカ戦のスーパースルーパスです!

個人的な考えなんですけど、

私はスルーパスに強烈なこだわりがありまして、

DFラインの裏っかわに通せば、確かにそのパスはスルーパスと言える(スルーパスの範疇)んですけど、

私の考える本物のスルーパスは、「そのパス1本で得点が決定づけられる」「キラーではない柔らかい」ことが重要なんです(笑)

ですから、中田ヒデのパスはジーコ、プラティニ、バルデラマとは違う種類だったんです(←私の中ではですよ)。

でも、このシドニー五輪の南アフリカ戦で高原に通した中田ヒデのスルーパスは、芸術です。

中田ヒデ最高のスルーパスだと思っています、しびれるスルーパスですね!

 

↓稀代のFKの名手、中村俊輔ですが、スルーパスの名手でもあります。

↑スルーパスのシーンが多くはありませんけど、いつもスルーパスを出しています。

俊輔もまぎれもなくスルーパスの名手ですね。

 

小野伸二もスルーパスの名手と言って良いでしょう。

オランダでプレーしていたときには「エンジェルパス」と表現されましたからね。

2:10~2:18、難易度は高くありませんが、絶妙!というスルーパスです。

昔、NHKが小野伸二の特集をやったことがありまして、

その特集の中で、スルーパスのヒントとなることを、小野伸二が言っています。

3:00以降です。

小野伸二 31歳の現在地 スルーパス分析など

 

最後に動画をもうひとつだけ。

2011女子W杯の決勝、なでしこvsアメリカ戦で、大野忍がお手本のようなスルーパスを出しています。

アメリカの4人のDFラインを大野&安藤梢の2人で突破します。

大野は相手DFに向かってドリブルを仕掛けつつ、相手DFを自分にひきつけてスルーパス!

強さとパスのコースが若干ずれたので得点にはなりませんでしたが、スルーパスのお手本となるシーンですので、ぜひ確認してみてください。

1:25のシーンです。

Emotional Japan stun USA in World Cup final

 

以上、日本人選手のスルーパスの名手、中田英寿、中村俊輔、小野伸二を、

またなでしこのスルーパスを紹介しました。

他にも中村健剛であったり、柴崎岳であったり、スルーパスの上手い選手はいますね。

2018W杯、ベルギー戦、先制点をとった原口に柴崎がワールドクラスのスルーパスを通しました。

スルーパスを習得したい選手は、たくさんの映像、動画をみることをおすすめします。

スーパースルーパスをイメージできますからね。

まとめ

以上、今回は、スルーパスの名手たちの動画を観て、スルーパスをイメージしましょうというテーマで、たくさんの動画を紹介してみました。

記事の中でもちょっと書きましたけど、スルーパス自体はただのパスです(笑)

このスルーパスを試合で効果的に使いたい、一撃必殺のスルーパスを出したい、のなら、

  • 溜めるのか?
  • ダイレクトか?
  • スペースが見えているか?
  • タイミングは?

このあたりがキーワードとなります。

次の機会にスルーパスのコツや練習方法などを紹介したいと思います。

まず!スルーパスってどんな感じなのか、イメージをつかんでおきましょう。

 

今回の記事が読んでくださったみなさんのサッカーの楽しみにお役に立てればうれしく思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。