今更言わなくても良いかもしれませんけど、サッカーでキーパーは重要なポジションです。
良いキーパーのいるチームは安定した良いチームが多いです。
キーパーは普段のチーム練習でどんな練習をすれば良いのでしょう。
今回は、キーパーにお勧めの練習メニューを紹介します。
目次
キーパーに必要な技術
過去記事でキーパーに必要なプレーとそのプレー、技術の上達のためのコツを紹介しました。
キーパーの練習メニューを考えるにあたって、必要なプレーとコツを再確認していただきたいです。
必要なプレー/上達のためのコツ
- キャッチング/「胸でとる」「体の中心でとる」
- セービング/「自分より前で触る」
- パントキック/「コントロールしやすいキック」
- 通常のキック/「高いボールを蹴る」
これらが必要なプレーであり、上達のためのコツです。
必要なプレーは試合で使うことが多いプレーということを前提にしていますので、
コツも含めあくまでキーパーの「基本」と考えてください。
この基本的なプレーがある程度の実施、発揮ができるようになったら、
ポジショニングの取り方、ディフレクティングのやり方、
体から離れたボールのキャッチの仕方などキーパーの高度な専門技術を習得すると考えると良いと思います。
キーパーの日々の練習メニューでは、これらの必要プレーの習得、精度の向上のための練習になります。
優先順位はキーパー個人個人の考え、チームや監督の考えで異なることになると思いますけど、
この4つのプレーは試合では頻繁に使う技術ですので、バランスよく練習することが大事で、メニューを設定するようお勧めします。
例えば、試合ではプレースキックやクリアなどのフィールドプレーヤーと同じ通常のキック、パスを、思っている以上にキーパーは使いますので
、チームのシュート練習等のキックの練習のときにキーパーも加わるとか。
普段の練習でこのキックを鍛える必要があり、キーパーの通常のキックの練習ができるメニューを設定しなくてはならないですね。
チーム練習の中でキーパー専用でメニューの設定は難しいので(キーパーの多くは別メニューになったりします)、
全体練習の中でキーパーの必要技術「も」習得できる練習メニューの設定が必要になると思います。
でも、キーパーが必要なプレーはなにか、そのために必要なことはなにかということがしっかりとわかっていれば、
専用のメニューでなくても、技術を鍛えることができると思いますよ。
必要なことを意識して、練習することをお勧めします。
練習とメニュー
それではお勧めの練習とメニューを紹介します。
映像をお借りできるメニューは映像で紹介しますので、参考にされてください。
映像を投稿されている皆様、映像をお借ります。
↑こちらはキャッチングの練習メニューになります。
映像の初めから1:30あたりまでがキャッチングの参考になりますね。
オーバーハンド、アンダーハンドのキャッチング、また、ハイボール、グラウンダーのボール、バウンドしているボールなど
キャッチの仕方やいろんな種類のボールのキャッチングを練習しているのがわかると思います。
キャッチングを鍛えるにはとても良いメニューだと思います。
この映像をみながら確認してもらいたいのは、どのキーパーも「体の中心部分」でボールをキャッチしようとしていることです。
もちろん、横っ飛びでキャッチする場面もありますが、これも体の中心をボールに近づけようとしているとイメージしてください。
試合ではボールをキャッチするのか弾くのかの判断を瞬時にしなければなりませんので、
キャッチできる範疇をキーパー自身が感覚をつかむことが大事です。
このメニューはかなり参考になると思いますので、取り入れてみたらいかがでしょう。
この映像から捕捉を2つ。ゴールエリアの中に黄色と青色のラインが引いてありますね。
これはキーパーがどの位置にいるかということがわかるようになっています。
ゴールを守るにあたっては、キーパーのポジショニングはものすごく大事ですので、
このようにラインを引いて練習することはとても効果的だと思います。
横ラインだけでなく、ゴールの中央、左右のゴールポストに合わせて縦のラインを引くことも併せて参考にされてはいかがでしょう。
もうひとつ、キーパーがたくさんいるようなチームではこのようにキーパー専用の練習メニューが設定できそうですが、
人数が少ないチームではこのような練習ができないかもしれません。
そんな場合は個人練習や他の練習メニュー(例えばシュート練習に併せてキャッチングの練習をする)で実施する等の工夫が必要になると思います。
自分のチーム状況に合わせてアレンジすると良いですね。
いずれにせよ、このキャッチングの練習はお勧めします。
↑こちらセービングの練習メニューです。
映像にあるような良い道具があれば練習の効率が上がりそうですね。
予算のあるところは購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
セービングは自分の体よりも前でボールに触ることがコツですけど、
触るのは手だけではなく、足でも触る場面があります。
この映像の中にもグラウンダーのボールに対して足でセービングする練習があります。
とても良い練習だと思いますね。
また、横っ飛びしてボールを手で弾いているところもあります。
キャッチしている場面もありますけど、とれると判断したらキャッチすれば良いとして、
ボールを弾いている場面でキーパーが自分よりも前方でボールに触ろうとしていることがわかると思います。
このようにセービングの練習では自分の前方でボールに触る、
また、ボールに触るのに手、足がスムーズに動かせるように、普段から練習で鍛えておくと良いと思います。
キャッチングの映像と同じく、この映像も強豪校の映像ですから、
この映像を参考に自分のチーム状況に合わせてメニューをアレンジすることをお勧めします。
↑こちらはパントキックの練習に参考にされてください。
パントキックは3種類あります。この映像のような通常型?とサイドボレー、ドロップの3種類です。
初心者のキーパーはサイドボレー、ドロップは難しいと思いますので、まずはこの映像の通常型?を練習しましょう。
最終的には、狙った選手や場所にコントロールできるパントキックを習得したいところですが、
それまでは、遠くに高いボールを蹴ることができるよう心掛けてください。
映像で詳しく解説してありますので、この映像のとおりに練習すれば、このパントキックは習得できると思います。
どちらかというと自主練、個人練習でのメニューになると思います。
チームの練習前後に練習できると思います。
このパントキックをマスターすれば、小、中、高校でも十分にプレーできます。
レベルの高い、強いチームでキーパーをやりたいのであれば、↓この人たちを目指してください。
まぁプロの人たちですから、このくらいのパントキックになりますね。
まとめ
今回は、キーパーに必要なお勧めの練習メニューを紹介しました。
もちろん、紹介しました映像の練習をそのままやるのではなく、自分のチームに合わせてアレンジしてください。
また、キーパーの通常のキック、クリアの練習については、今回は紹介しませんでしたが、
通常のフィールドプレーヤーが行うキックの練習をキーパーも一緒に行うことでキックを鍛えることをお勧めします。
紹介した映像は、かなり参考になるものでしたので、今回の紹介が皆さんのサッカー、キーパーの上達に参考になることを願います。
過去記事の<<ゴールキーパー上達のための4つのコツ【サッカー】>>もご参照ください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。